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40歳で失恋して瀕死の重傷の話

失恋をした。

2022年10月。私はかなり衝撃的な失恋をした。いや、失恋とはすべて衝撃的なのかもしれないが。

これを書いている日からわずか数日前に起きた出来事だ。

Xデー前夜。

彼とは週末会う予定になっていて、前日夜に私から「出張おつかれさま^^  明日はうちでごはん食べるのでどうかな?」とLINEをした。
彼は2日ほど国内出張に行っていたのと、最近忙しそうにしていたので(彼は自分で忙しいとあまり言わないが、様子から)、どこかに出かけるのではなく家でゆっくりごはんでもたべて過ごしてもらおう!それがいい!彼も喜んでくれるはず!と思って、珍しく私から週末どうするLINEを送ったのだった。どんなメニューの晩御飯にしようかわくわくしながら考えて、予定では・チキン南蛮・スープ・サラダ・果物・の予定でレシピを調べていた私は、楽しい明日がくることを疑っていなかった。さらに、家で楽しめるようにという気持ちと、交際6か月目に入るからもっとコミュニケーションが必要だと考えて、トークテーマのアプリもダウンロードしていた。いつも連れて行ってもらうばかりのデートなので、珍しく私が楽しませよう!と考えたデートをしたかった。こんな時に限って。

そう。彼とはだいたい毎週末会っていたけれど、予定の調整の連絡は彼からの連絡を待つことが多かった。私の数倍多忙なことと、連絡はとてもマメな人だったので、「こちらからどうする?」とか「なにしてるの?」というLINEを送るのは極力控えていたのだった。また、デートの時に次の予定を聞くと「たぶん」「また連絡する」という回答が多く、週末近くにならないと予定が定まらない人でもあった。彼の連絡を待たずにLINEをした夜は、仕事が終わるまで連絡が返ってこないこともあったし、それでいてそんなことを不安に思わせないような誠実な人でもあった。

Xデー前夜。珍しく私から提案のLINEをしたあとは、彼が出張から帰ってくる日なので遅くなるだろうと想像し、返事を待たずに寝た。

そして悲劇が起きる。

とんでもない悲劇に気が付くのは明け方2時頃だ。ふと目が覚めてスマホを手に取ると、LINEがきていた。彼からだ。

悪い予感も何もなくあけると。あった。最後のお知らせだった。
「もう会わない方が良いと思っている」。

まさに青天の霹靂。
人はあまりに衝撃的なことが起きると、「無」になるのか。しばらくは涙が出ることもなく、ただベッドの中でぐるぐると「何がいけなかったか」「もうだめなのか」「なぜ」「先週あんな話をしてくれていたのに」・・・考え続けるしかなかった。

それから、今。

それから短期間で色々なフェーズを経て七転八倒しながらなんとか今日も生きている。4日も食事がとれないほど憔悴した失恋はもしかすると初めてかもしれない。40歳で初めての体験ってまだまだあるんだな。

数日たって思うことは、もしかするとこれは自分の生き方や人生を変えるきっかけになるかもしれないタイミングではないのか、ということだ。自然発生的にそう思ったのではない。なぜ自分がパートナーシップを築けないのか、なにがいけなかったのか、彼との未来は本当にもうないのか、をしこたまググり、ようつべ先生に尋ね、友人に話し、信頼性があるのかないのかわからない恋愛・結婚メルマガに登録して、とにかく普段の自分では考えられないような活発な暴れ方をする中で、ふと思ったのだ。

未来はわからないけれど、そんな記録を残しておこうと、こうしてnoteを開けることができた。本日からしばらく、40歳女の失恋について書く。

現在はお粥で絶食からの回復を試みている途中なので、ご安心ください。



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