週刊少年松山洋_タイトル_修正

ゲーム業界の飲み会あるある

ゲーム業界で働く人たちは飲み会が大好きです。(この場合の人とは開発現場のクリエイターではなくプロデューサーやディレクターといったプロジェクトの責任者や代表のことを指します)

なんかちょっとしたきっかけですぐ飲み会を開きます。

“○○○○の親会社が倒産したらしいよ、よし飲み会を開いて詳しく話聞こうぜ”

“○○さん、○○○○○○○を退職して○○○○に行ったらしいぜ、よし飲み会を開いて詳しく話聞こうぜ”

“こないだ発表された『○○○○○○』って開発期間が○年らしいよ、よし飲み会を開いて話を聞こうぜ”

“『○○○○○○○○○』の最新作の生産本数が○○万本らしいよ、よし飲み会を開いて詳しく話聞こうぜ”

こんな具合にゲーム業界のちょっとしたトピックをきっかけに誰かが号令をかけて“集まって話聞こうぜ”という流れになります。

専用のLINEグループまで作られています。

そこで“○月○日に飲み会やるから来れる人ー”って流れてきます。

でだいたい15人から20人くらいのゲーム業界関係者が集まって飲み会が開催されます。

もちろんみんな会社はバラバラで役職も立場も職種も違うメンバーです。

プロデューサーもいればディレクターもいるし、マーケティングやPR、アーティストやキャラクターデザイナー、社長だっています(まぁ私もそうですが)。

特に先日開催された東京ゲームショウのような“その日にゲーム業界関係者が一堂に幕張に集まる”ということがわかっているタイミングでは100%飲み会が実施されます。(特にトピックが無くても)

言いだしっぺ(幹事)は毎回バラバラです。

会場はだいたい居酒屋ですが、基本ルールとしては“個室”を取ること。(みんな声が大きい=情報漏洩対策)

あとは写真を撮る時は声をかけること。(SNSに顔が出ることがNGである人も多い)

ゲーム業界には機密保持契約書というのがあってみんなそれぞれが所属する会社の中で“業務上知りえた情報を他社には洩らしません”という契約を結んでいます。

また企業間でもそれを結んでいることが多いです。(その企業同士で実際に仕事をしなかったとしてもまず最初に機密保持契約書を結ぶのでそれは継続して生きています)

もちろん飲み会に集まるメンバーが所属している企業同士が全て機密保持契約を結んでいるわけではありませんが、業界の暗黙の了解として“その場で知った情報を他者には洩らさない”という心のルールがあってみんなそれを守ります。

そんなゲーム業界飲み会ですが、私が感じている【あるある】を以下に列挙してみました。

ゲーム業界飲み会あるある 東京ゲームショウ

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