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もりもりたべてすやすやねむれる。ああ、けんこうってすばらしい。



ランニングしたわけでもないのに、足がやたらと疲れて重い。手にも力が入らない。
おや?と思うけれども、仕事をしているうちに忘れてしまう。問題なく仕事に取り組めてしまう。


『いっそ、泡でも吹いて倒れることができたら。』


なんども頭をよぎる。何度も病院に行きたいと思った。何度も何度も今も思う。
お医者様に、誰にも文句を言われない、休む理由を付けて欲しいって。
でも僕は朝はちゃんと起きて、ぶすっとした顔で身支度を済ませて、仕事場にいって、準備をする。
終業時間が来て、少し残業して、晩ご飯を買い、Amazonプライムビデオを見ながらかきこみ、シャワーを浴びて、眠る。
ちゃんと生きている。ちゃんと普通に生活ができる。できてしまう。

馬鹿な話をしているのは百も承知している。贅沢で、不謹慎で、甘ったれたことを言っているのはわかっている。でも、ちょこっとだけ聞いてほしい。


・・・


時々息苦しくなる。喉の奥に何かを詰め込んだかのように、酸素を求めて浅く呼吸する。だけど、何ともない。
スーッと深呼吸して仕事に戻れば、そんなモノは何処かへ行ってしまう。
頭痛がする。目眩がする。だけど、何ともない。朝を迎えたくなくて抵抗していた昨夜のツケが回っただけ。仕事に取り組むには問題はない。

心はどんどん疲弊しているはずのに、身体はどうしようもなく元気なのだ。心と身体がつながってないみたい。
全部全部、気のせい。
休みたいって思う気持ちが生み出す気のせい。

寝不足になることも、食欲がなくなることもない。7時間はぐっすり眠れるし、夜7時になればお腹が鳴る。
これだけ辛い辛いって、内側は叫んでいるのに
僕の身体はそんな言葉を完全に無視する。飯と睡眠を呑気に欲する。恵まれてるんだろう。胃腸は弱いけど、そこそこ丈夫に育つことができたんだろう。

でも、でもね

顔を背けてしまいたい。
朝目覚めることに怯えてる今、挫けて、砕けてしまいたいって思ってしまうんだよ。電話がかかってくるのがたまらなく嫌なんだよ。仕事ができないことを環境のせいにしないと、それこそ本当に壊れてしまいそうなんだよ。


立ち上がらなくていい理由が欲しい
頑張らなくていい理由が欲しい
消えたいと思っても、消える勇気なんてないから、せめてラクになれる理由が欲しい


人はこれを“甘え”と言うのだろう。
わかってるよ、そんなこと。
『世の中には頑張りたくてもいろんな事情で頑張れない人もいるんだよ!』なんて意見は聞かない。
知らないもん、そんなこと。
僕だって、身体が元気なだけで、何をどう頑張ればいいかわからないぐらい気持ちは折れてるんだよ。何が違うの。


・・・


自分に合った世界なんて、無い。
そんなことは、この2年で嫌と言うほどわかった。
そんなものを既にあるモノとして探す時点で、自分の環境すら、他力本願。
自分が合わせるしかない。
もしくは、自分で作るしかない。そんな世界を。

立ち上がらなくちゃいけない。
でも、何のために立ち上がるか。

心を殺す場所に行くために、立ちたくない。元気な身体を呪うなんて、悲しすぎるから。

自分を守るために
そのために、立ち上がりたい。そうすれば、元気な身体に感謝できると思うから。
せっかく健康なんだもの。
贅沢は言わない。
ただ、心穏やかに過ごして、ちょっとの趣味を楽しんで、大好きな人と一緒に居られればそれでいいんだ。あ、お洒落はしていたい。
それさえあれば、十分満たされると思う。

健康を崩したいだなんて、本当は思いたくない。感謝したい。抱きしめてあげたい。

自分を、救いたい。本当に壊れてしまう前に。

元気な方が、出来ることはたくさんあるはずだから。



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