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中川政七商店に教えてもらった、日本の工芸品の凄み 〜 僕のイチオシ

家事問屋のホットパンに続き、中川政七商店で取り扱っている工芸品の中で僕がデカい太鼓判を押す大好きアイテムを、いくつか紹介させてもらいます。どれもこれも本当に隅々まで考え尽くされている、素晴らしい品ばかり。今日は僕自身が、伝える側にまわります。

ホットパンの記事はこちら

かもしか道具店 ごはんの鍋

炊飯専用に作られた土鍋。サイズは1合、2合、3合とあります。その日食べるご飯を炊くためなので、大きな土鍋である必要がありません。

この鍋で僕らが「米騒動」として提案している方法でご飯を炊くと、素晴らしい炊き上がりになります。熱伝導率が非常によく均等に炊け、米つぶが立ちます。

普段は炊飯器だって全然いいと思うんです。もしこの鍋で、火加減しながらお米を炊く楽しみ、そして炊き上がったお米の味わいを知ってもらえたら、めちゃくちゃ嬉しいです。

土鍋なので、火加減次第でおこげがきれいにできます。おこげ好きな方にはたまりません。

かもしか道具店 なっとうバチ

納豆専用の小鉢です。この納豆専用っていうのがポイントです。

僕の実家では、食卓に納豆が出るときは、薬味や海苔と混ざった状態で小鉢に入ってました。当時はそういう家庭が多かった気がします。でも、今はパックのまま出す家が多いのかな。それで食べる直前に混ぜる。

でも、納豆ってパックそのままだと実は混ぜにくいんですよね。小鉢で混ぜたほうがこぼれにくいし、しっかり混ざる。さらには、事前にまぜて少し時間が経つと粘り気が増し、薬味や醤油との一体感がうまれ、よりまろやかにおいしく食べられます。

この納豆バチ、よく考えられているなと思う。まず、持ち手があるからしっかり混ざる。フチに工夫があって、こぼれない。「ふつう」サイズには2パックまで、「こぶり」は1パック用です。そのまま食卓に出したときの佇まいも、とても素敵です。

米騒動+納豆、最高す。

かもしか道具店 だいこんのおろし器

陶器のだいこんおろし器です。おろす時に出る熱が大根に伝わりづらいため、味が変化しにくい。

おろす部分は荒すぎず、細すぎず、まさにベスト。ふわっとシャキッと仕上がります。突起で怪我する心配もないし、サッと洗い流せるので衛生的。受け皿も陶器なので、そのまま食卓へ出せるのもよく考えられてる。

かもしか道具店 レモンの絞り器

陶器で出来たレモン絞り器。佇まいの良さだけではなく、とても機能的に作られています。

上下の二層構造になっていて、絞ったレモンの種は上に残り、汁だけが下のカップに落ちるようになってます。普通のスクイーザーだと種を取り除く必要がありますよね。本当に考え尽くされているし、これも佇まいがよくて、そのままお客様のテーブルにも出せるデザインも秀逸です。

RIN&COの漆食器

漆のプロフェッショナル・漆琳堂(福井県)が展開するブランド食器、RIN&CO。発色が鮮やかで、日常使いのしやすい、新しい「ハイブリット漆」の食器たちです。

漆ってとても上質で、歴史のある素材なのに、どうしても和食やハレの日のイメージが強くて、日常使いしている家庭は少ないのではないでしょうか?このRIN&COの漆食器は食洗機が使える新世代のハイブリット漆で、しかもカラーバリエーションと形が豊富です。

漆ならではの口当たりの良さと、軽くて取り扱いやすいので、大きな可能性を秘めていると僕は強く感じてます。

RIN&COで特にお気に入りはこの真塗。こんなマットな質感を漆で出せるのか、と思いませんか。

ちなみに奈良「㐂つね」では、漆琳堂の漆食器を採用しています。

https://shitsurindo.com/products

ヤマチク 「おかえりの菜箸」

最後に、これがなくては僕ら仕事にならない「ヤマチクの箸」をご紹介します。ヤマチクさんにお願いして作っていただいたパスタ箸は、僕らのパスタ料理には欠かせません。トングだとパスタに傷をつけてしまうため、必ず箸を使うようにしています。

ヤマチクさんの竹でできた箸は、軽くて料理に使っても疲れないのがポイント。そんなヤマチクさんから今回、長さ・太さの異なる3種類の箸セットが発売されるそうです。こちらは展示会で初お目見えするとのことです。

使い方は、自由です。普通にご飯を食べてもいいし、長いものは菜箸にしても、佇まいが良いので食卓の取り分け箸として使ってもいいと思います。

とにかく竹の箸の素晴らしさを多くの皆さんに知っていただきたい、本当に疲れないので、ぜひ試してみてほしいですね。

パスタ箸


盛付箸

お客様の前に出すもの、お客様の料理を作るもの、お客様の目にふれるもの。すべてに気を配ってきた結果、多くの素晴らしい工芸品に出会うことができました。

今回それらをご紹介でき、とても嬉しく思っています。良いものが評判になり、人から人へと伝わっていく。そのお手伝いを、これからもしていきたいと考えています。

<トークイベント開催決定>
6月23日(水)15時30分から、合同展示会大日本市の会場にて、トークイベントを実施します。
今回2記事にわたりご紹介したカタリベとして使用したアイテムを実際に使用しながら、モノの良さを語ります。
席に限りがありますのでぜひご予約の上、ご参加ください!


この記事は、中川政七商店が運営する「大日本市」の企画で、
暮らしの道具を実際に使用し、プロのカタリベとして感想を記事にしています。

バイヤー向け展示会「大日本市」のサイトはこちら



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