中野りうし

ぴらにやカフェ店主。 お菓子を焼いたり、コーヒーを焼いたりして暮らしてます。 神戸市…

中野りうし

ぴらにやカフェ店主。 お菓子を焼いたり、コーヒーを焼いたりして暮らしてます。 神戸市中央区筒井町3-2-13 春日野道商店街4番街  open12:00-20:00close 月曜休  阪急電車・阪神電車「春日野道」下車スグ  シュークリームと自家焙煎珈琲、焼き菓子のお店

最近の記事

5月の憂鬱と6月のこれから、そして新事業のはなし

 5月に入ってから、売上比率がいままで見たことない感じになった。  テイクアウトが増大しすぎて、持ち帰り専門店みたいな感じに。  喫茶売上は激減し、この先、これが戻るのかどうか不確定で、さらに5月前半は世間的な小麦粉不足でお菓子が作れなくなる日があり、4月とくらべるとまさにジェットコースターのようなアップダウンとなった。  小麦粉不足・・・。  ステイホームの影響で、家でお菓子を作る方が増え、それに目を付けた転売屋が小麦粉を買い占め、世の中から小麦粉が消える事態に。

    • コロナウイルスで売上が上がったカフェ

       全国の飲食店が泣いてる、というかもはや阿鼻叫喚な状況なわけで、ご多分に漏れず、当ぴらにやカフェも売上は・・・  上がった。(マジか・・・)  3月よりもどう考えても4月伸びてる。  4月ももうすぐ終わるけど、現時点で3月の売上はとうに越えてる。  なぜか???  さまざまな要因・要素が重なって、そうなったのだろうけど、ひとつひとつ分析をしていきましょうか。 ①テイクアウトと宅配(uber eats)がめちゃ伸びた。  まず、テイクアウト。  これに関しては、

      • サディスティックいけばな

         「ののはな通信、ここで少し読んでから、買いに行きました」  と、お客さんから言われて、わぁ、となった。  ののはな通信、どんな話だっけ?  頭の中では、女生徒のはなし、太宰治の「女生徒」と混線してしまっていて、何か昔からボクの脳味噌は不便、いろんな作品が混ざってしまうことがあって、しばらくもごもごしてしまった。  そのお客さんが帰ったあとに、本を取り出した瞬間に、「ああ!」と思い出した。  可愛らしいタイトル、可愛らしい装丁、のわりにはなかなかえげつない小説。

        • サステナブル

           数か月前からだけど、uber eatsの注文で「使い捨てアイテムを使用する/しない」という文言が表示されるようになった。  環境に配慮してますよー、地球にやさしいですよー、というのが流行り、いや、流行りという書き方は違う気がするけど、レジ袋を削減するための有料化やプラスチックストローをなくしていこうという最近の流れで、基本は使い捨て容器や食器のオンパレードなuber eatsも何かしないといけないな、とでも考えたのか。  しかしまあ、お店側にとっては急に始まった選択制度

        5月の憂鬱と6月のこれから、そして新事業のはなし

          ぴらにやカフェ10周年

           ミニマムな生活を10年ほどしてしまった。 「ミニマムな生活」という表現も10年という年数も正確か?といわれたら、自信がないし、ぜんぜん違うような気もするけど、ぴらにやカフェがオープンして、今日で丸10年経ったのは間違いない。  コーヒー豆を焼いたり、お菓子を焼いたりして、それを売り、幾ばくかの生活費を得て暮らす。そういうサイクルがとても好きで、今でも大好きだ。  できることなら、このサイクルが永遠に続けばいいなあ。    紆余曲折、10年間でいろいろあったけど、お

          ぴらにやカフェ10周年

          2009.11.3→→→→→→→→→→

           2009年11月3日。  ぴらにやカフェがオープンした日。  カウンター4席とテーブル席2つの小さなお店だった。  一番最初のお客さんは、友達でも知り合いでもなく、迷い込んで入ったかのような中年男性だった。  ホットコーヒーの注文で、おそろしく緊張した震える手つきで豆を削り、お湯を注いだのを覚えている。  こちらの緊張が伝わったのか、中年男性のお客さんはものの5分ほどで逃げるように退店した。コーヒーカップの底を見に行くのが怖かった。 「今日オープンなんです」「あ

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