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アトリエほっと・しかはま 桑原芳枝さんインタビュー2 仕事観

アトリエほっと・しかはま 施設長 桑原芳枝さんにお話をお聞きしました。
40年間福祉業界の前線で働かれている桑原さん。
製品づくりへの思いに続いて、仕事観をお聞きしました。

福祉業界に入って40年 やっててよかった思うことだらけ

PIPPO:桑原さんが福祉の業界に入って、何年ぐらいなんですか?

桑原さん:40年・・・・

一同:お~~~!

PIPPO:すごい!ベテラン!いくつかの事業所を経験されたんですか?

桑原さん:
はい。いくつか経験しました。入所も経験しましたし、お年寄りも児童も。障がいもいろいろ経験してさせていただいて、今です。今、一番たどり着きたかったところにたどり着いているなと今思っています。

PIPPO:40年間、福祉の業界で働いてこられて、やりがいとかやっててよかったなと思うことはなんですか?

桑原さん:
やっててよかったと思うことだらけです。
苦しいこともいっぱいあります。一番苦しいことは、利用者の方が亡くなったりとかはとても苦しいんですが、その方たちが残してくれたものの大きさをいろんなときに感じます。
利用者の皆さんが、いろんな折にかけてくださる言葉とかすごく今の
私の仕事に役立ったりとか、また、先輩方のいろんな思いを大事にそれを実現したいと思ってきたことも、今の私の肉にも血にもなっていると思います。

みんなが私を育ててくれました

桑原さん:ご本人もそうですが、家族、お父さんやお母さん、ご兄弟の人たちが今の私を育てくれたなと思って。怒られもしたし、お叱りを受けることもあったんですが、それもひとつひとつ、今の私、今の仕事に役立っているなと思って、ありがたいなと思って。
毎日利用者のみなさんといると楽しくって、少々の苦しいことは・・・
事務仕事は大の苦手なんですが(笑)
重たいものがあっても利用者のみなさんといると頑張れると思います。

みんなが世の中を照らす光になれる人たちです。

桑原さん:本当に人が、人らしく、あたりまえに、普通の暮らしができるというところでの、人間磨き・・・人間を磨いてもらったような気がします。
アトリエほっと・しかはまの利用者の皆さんたちは、どんなところにでてもぴかいちで、世の中を照らす光になれる人たちだなって思います。

PIPPO:感動してしまって。言葉がでない・・・

桑原さん:40年やってきたので(笑) 終盤にもかかって・・・

PIPPO:深みがありすぎて、何を次に質問したらいいのか・・・。すみません・・・言葉がでない・・・。
支援しているとかではなくて、利用者の方にいろいろ与えていただいて
それをどんどん還元していく、お返ししていくという感じなんですね。

桑原さん:もちろんお給料を頂いているのでちゃんと支援していかないと
立場的にダメなんですが、それを生業にしていますので、そのための勉強はしなければならないんですが、皆さんからいただいているものもいっぱいあって。それを今、目の前にいる方の支援につなげて、それが循環している。
本当に、ありがたいなと思います。

終わりに…反省

すみません、インタビュアーとしてこのお話はもっと掘り下げて聞くべきお話だったのですが、いつも穏やかな桑原さんがキリっと、力強く話されている様子に圧倒されたのと、カッコいいな!と素直に思ったのと、感動したのとで、気持ちがごちゃごちゃになって言葉につまってしまいました。

桑原さんの「みんなは世の中を照らす光になれる人たちだと思っている」という言葉は、刺さりました。

そして、こんな言葉をかけてくれる方が近くにいるなんて、羨ましい。
私も世の中を照らす光になれるだろうか…世の中とはいかないまでも、身近な人をあったかくできるような湯たんぽになれたらいいなぁと思いました。

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