2024年 セレッソ大阪公式戦の成績
2024年シーズンが終了しましたので今年も公式戦の成績を振り返っていきます。
去年のはこちら。
公式戦の成績
全成績
J1リーグ、YBCルヴァンカップ、天皇杯、EUROJAPANカップ(公式戦?)で公式戦45試合、16勝14分15敗とギリギリ勝ち越し。ただ勝率は0.356と引き分けが多くて昨年の0.418より大幅ダウン、勝ち点ベースでは62と昨年の60より微増ですが試合数が2試合増えてますからね。その分1試合平均勝ち点は1.39から1.38と微減しています。
今年は公式戦9試合負け無し(6勝3分)から始まりましたがその後3連敗を含む6試合勝ち無し(2分4敗)。その後7試合負け無し(4勝3分)もあったかと思えば4連敗を含む10試合勝ち無し(3分7敗)と、ジェットコースターのような成績となってしまいました。
連敗の数は2連敗が2回、3連敗と4連敗が1回ずつ。
連勝は2連勝が4回、3連勝が2回となっています。
中日数別成績
今年はカップ戦の数が減った割には中2日・中3日の数が昨年の15試合から21試合に増加。そのくせ中10日以上の中断期間は昨年の5試合から6試合に微増。カップ戦を早期敗退するのが悪いんですけど、シーズン終盤の中断期間が何とかならんのかと。
成績としては昨年に引き続き連戦の方が好成績。中断明けは全然勝てずも昨年同様。
これは相手チームにセレッソ対策への時間が十分にあると…ということでしょうか?
J1リーグ戦の成績
順位の推移
優勝を目指した今シーズン、最高位は1位で計2節、最低は14位、ボトムハーフは14位と11位が1節の計2節だけで平均順位は6.26→6.47位(訂正)と、リーグ自体が混戦だったからと言うのもありますが順位的には中の上をキープしたシーズンでした。
残留争いの影にびくついた時期もありましたが、巻き込まれるところまでは行かず、かと言って優勝争いからは早々に離脱してしまい例年通りの感じとなってしまいました。
勝敗
2024年シーズンのリーグ戦の成績は13勝13分12敗の勝ち点52、43得点48失点、得失点差-5と昨年より得点が微増の失点が激増と言う結果に。
昨年はドローが4だったのが13に激増したのが勝ち点を伸ばせなかった原因の一つ。
勝ち数も試合数が増えたのに15→13と減ってます。負け数も15→12と減っていますが。
連敗は3連敗1回と4連敗が1回なのがキツかったですね。それに伴って「開幕8試合負け無し」が8試合勝ち無しで帳消しになってしまいました。
前半戦は7勝8分4敗の勝ち点29、26得点21失点、得失点差+5で7位。
昨年勝ち点は同じ(試合数は増えてる)で得失点差+4→+5、と順位6位→7位とほぼ同じ。
後半戦は6勝5分8敗の勝ち点23、17得点27失点も得失点差-10と失点が激増してしまっています。
昨年と比べると勝ち数は同じ(試合数は増えてるのに)、負け数は9→8と微減。得点は16→17と(試合数は増えてるのに)ほぼ同じですが失点数だけが15から27へと激増となってしまっています。
まあ今年は怪我人が多すぎたとか毎熊選手の穴が大きすぎたとか、いろいろ言い訳はありますが…
対戦成績
昨年と比べて「ダブル」を達成したのが2→4と倍増…は良いのですが、1勝1敗のカードが9→3と大幅ダウン、2分は0→2となり、勝敗イーブンが激減しました。
赤い印が前半戦の結果ですが、前半戦のドロー8チームに対し後半戦はなんと未勝利の2分6敗と、ここに後半戦に勝ち点が伸ばせなかった原因がありますね。
得失点
今年のリーグ戦は43得点48失点の得失点差-5。
ホームでは24得点24失点、アウェイで19得点24失点。
今年はアウェイでの成績が振るいませんでしたねぇ…。
今年はリードされてると前掛かりでカウンターからの大量失点…がね、多過ぎでしたね。
得点力向上…は永遠の課題ですが、今年は昨年に比べると無得点試合の数が12→7と得点回数自体は向上していますが、逆に複数得点試合数は13→10に減っています。
結局追加点が取れずに勝ち点を失うことへの改善は上手くいきませんでした。
無失点試合も10→11と微増ですが複数失点試合数が8→13と増加。特に昨年は3失点は2試合のみでしたが今年は3失点以上が4試合となっています。
キックオフ時間別成績
今年はホームゲームが基本15時キックオフになったので15時キックオフの試合の成績は昨年より当然向上していますが、早い時間のキックオフは苦手な傾向になっています。
曜日別成績
ミッドウィークの成績は比較的良い結果です。
ただ「金J」は今年も勝てませんでした…
リーグ戦ホームゲームの成績
今年のホームゲームは8勝6分5敗と勝ち越し。3連勝が2回で連敗は無し。ただ開幕から6試合負け無しではありますけど4試合勝ち無しが2回でもありますし、ホーム最終戦がアレでちょっと印象的には…な感じでしょうか。
あと、ホームで4失点・5失点を見せつけられたのもしんどいですね…
ただホームで無得点で負けたのが1試合なのは何となく意外でした(笑)。
と言うことで…
今シーズン、「優勝」を掲げて闘いましたが、結果的には(今年も)尻すぼみな結果に終わってしまいました。
開幕当初は8試合負け無し、途中首位に躍り出た時期も有りましたが、怪我人続出、主力の海外移籍や国内流出と失速、それでも一時は立て直せたか?と思いましたがまた怪我人続出で、層の薄さとクラブの本気度の違いもあり3年半(リーグ戦的には3.3年)率いた小菊監督が責任を取って退任する結果となりました。
今年の「目玉」はブエノ選手の加入だったと思います。「攻撃」では違いを見せてくれる選手であることは間違いないですが、やはりそこは攻撃的な選手、ファンタジスタ不遇の時代、守備は免除…とはなかなかいかず、J固有の?ハイテンポなゲームにも対応して守備の切り替え・プレスバックまでいきなり求めるのは酷な話…だったでしょうか?
そして現役日本代表の毎熊選手の海外移籍でその穴を大卒1年目の選手「だけ」に埋めさせるにはちょっと大きな穴だったような気がします。(奥田選手は良い選手ですがいきなり全てを求めるのはね)
開幕当初は「美しい433」とまで言われましたが、結局両SBが怪我で離脱してからはそのシステムも事実上頓挫。バックアップ選手がそもそも薄い(居ない)ことが露呈してまたシステム変更でやりくりするシーズンとなり、上手く行ったり行かなかったりで小菊監督としては一番成績が振るわないシーズンとなってしまいました。
2025シーズンに向けて
現時点では監督が決まっていませんが…
「絶対残留2025!」