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ChatGPTの有料版を約2週間、使ってみての感想(5/27追記あり)

ChatGPTを使っていますか?わたしも無料版を使っていましたが、混み合う時間帯は使えなかったり、回答が間違っていて調べ直すことが度々ありました。

有料版は1ヶ月に20ドル(約2,700円)。少し高めのサブスクです。無料版でも、ある程度使えるのに、課金する価値が本当にあるのか正直迷いました。わたしは5月9日にTwitterにこのような投稿をあげています。

課金する価値があるのかないのか、まず経験してみないと判断も出来ないと思い、即日課金しました。ライトユーザーであるわたしが実際にChatGPTに課金して使ってみてどうだったかの感想を述べていきます。

2週間使ってみての結論

まず結論です。有料プランにして満足です。しばらくは有料プランを継続すると思います。わたしが有料プランにして良かった理由は、3点です。

1、いつでもすぐに使えて、ストレスがない
2、GPT-4は質問のやりとりが短くなる
3、ビジネスでは精度を求められるので、GPT-4の精度はありがたい

1、いつでもすぐに使えて、ストレスがない

無料版では混み合っている時間に使えないことがありました。無料版の時は、夕方や夜に使えなくなることが多かったです。そうなると時間を無駄にします。

有料版にしたことで、いつでもChatGPTの機能を使うことが出来るようになったため、何度も開き直しをする必要がなくなりました。使えないストレスから解消されたことは地味に大きなメリットです。

2、GPT-4は質問のやりとりが短くなる

無料版は慣れていなかったこともあり、質問の仕方も手探りだったこともありますが、それでも思ったような回答が得られずに、何度も質問し直すことが多かったです。何度か質問の応酬をすることで自分の知りたかった答えに近づく事が出来ました。

有料版でGPT-4にしてから、最初の回答から自分が望んでいるレベルかそれ以上の回答をくれることが増えました。質問のやりとりをする回数も減り、別な質問を投げかける時間を作ることも出来るようになりました

GPT-4は回答スピードがGPT-3.5(有料)に比べて若干遅いですが、それでも十分に実用的に使えるスピードです。おそらく多くの人にとっても問題ないレベルだと思います。

3、ビジネスでは精度を求められるので、GPT-4の精度はありがたい

これはChatGPTだけではないですが、AIの回答は間違っていることがあります。わたしも無料版を使っているときに、出てきた回答が間違っていることが多くて、そのまま使えないことが何度かありました。そうなると、Yahoo!やGoogleなどのインターネットなどで検索し直す必要が度々ありました。

もちろん有料版のGPT-4も100%正しいわけではありません。間違っていることや苦手なこともありますが、2週間使った感想としては、回答の精度も高くてそのままビジネス用途で使用しやすくなったと感じています。仕事で使う場合には、間違った情報を流してしまうと大きな損失に繋がります。最終的には自分で確認してから発信しなければいけませんが、AIの回答精度が高いに越したことはないのです。

実際どんなことに使ったのか

ここからはわたしがどんな用途で使用しているのかを紹介します。

1、協力会社などへのメール文書のたたき台

OneDriveのフォルダを協力会社と共有で使用したい旨の文書作成を依頼しました。具体的には「協力会社にoffice365を持っているか、聞きたいです。One Driveのフォルダを共有したいためです。文章を考えてください」とした回答が以下の通りです。

ChatGPT(GPT-4)の回答

どうでしょうか?一部文言を修正しましたが、ほぼそのまま使える出来です。これを30秒以内で答えてくれます。時短になります。

2、PC設定やソフト使い方の具体的な手順

PCの設定や有名なソフトウェアの使い方で分からないこともChatGPTに質問すると具体的な答えや手順方法を示してくれます。エクセルの関数も具体的にどの関数を入れれば良いのかを教えてくれて便利でした。

ただし、手順説明を素早く教えてくれることは非常に良いことですが、写真による手順解説がないため、文字を読み取るのが難しい人は、Googleなどで検索して写真付きの解説をみる方が良いと思います。

3、自分が作った文書の添削やヒント

自分が作った文書の中で、表現がうまくいっていないと感じている所をChatGPTに添削を依頼すると、上手に違う表現で添削してくれます。これが地味に便利だと感じました。質問では次のような依頼をしました。

次の文を添削してください。
「(内容)」

語尾の言い回しなども合わせてくれるため、添削はとても便利だと感じました。誤字脱字の予防にも効果があります。ぜひ、使ってみてください。

正直これらは無料版でも十分に使える事だと思います。ChatGPTの得意なことを質問すると本来の力を発揮してくれます。

ChatGPTの注意点

わたしがChatGPTを使ってみて、注意が必要だと感じた点があります。

1、直近データがないため、最新の検索は出来ない

2021年までのデータベースなのは無料版でも有料版でも一緒です。2021年までの情報を元に回答されますが、その回答も信憑性に欠ける場合もあります。最新データが必要な場合は、Microsoft BingやYahoo!やGoogleなどのインターネット検索を使った方が良いと思います。

2、GPT-4は3時間で25回という質問回数の制限がある

有料版で使えるGPT-4は精度が高く優秀ですが、3時間で25回という質問回数の制限があります。なので、25回を超える場合は、GPT-3.5を使用して、3時間が経過したらまたGPT-4を使用することになります。

3,ChatGPTには苦手なことがある(計算、文字数指定など)

実際にChatGPTに計算問題の答えが違うことが多かったです。

質問:123,456×56,789=
正解:7,010,942,784

ChatGPTの回答は以下の通り。

GPT-3.5
GPT-4

両者、間違っていました。計算は苦手なようです。

また、添削時に文字数制限を指定した場合でも、平気で文字数オーバーすることが何度かありました。この辺りは現時点ではあまり期待しない方が良いでしょう。

追記(5/27)

プラグインが使えるようになった

GPT-4ではプラグインを搭載できるようになりました。苦手だった計算も「Wolfram」プラグインをインストールして使うことで見事に計算正解してくれました。

MicrosoftのBingが使えるようになった

あと、最新データもMicrosoftのBing検索を使えるようになりました。これにより直近情報も検索して回答してくれるようになりました。ただし回答までに時間はかかります。

GPT-4の回答

GPT-4&Browse with Bingの回答

これは引用元のリンクまであるため、さらに詳しく見たいときにそのページに飛べるのが非常にありがたいです。有料プランがどんどん便利になってきていますね。

まとめ

2週間使用した感想としては、ChatGPTの有料プランに満足しています。優秀なアシスタントを1名借りて、仕事をしてくれている感覚です。仕事やプライベートで普段から頻繁に質問できる人は有料プランにしてもメリットを感じることが出来ると思います。わたしもこの2週間で100回以上質問をしてきましたが、GPT-4の制限である3時間25回という回数には達した事がありません。

あまり利用していない人や高度な回答が必要ない場合は、無料版のままでも問題ないと思います。でも、もしGPT-4を使ってみようかと迷っている人や、有料プランはどうなのかと気になっている人に本記事が参考になれば幸いです。

無料で使えるMicrosoft BingやGoogle Bardも気になりますし、今後Microsoft Copilotが提供される予定です。ChatGPTのこれからの進化にも期待しています。
AIの進化はこれからもわたしたちの生活を便利にしてくれると思いますので、是非活用していきましょう。

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