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soarの説明会に行って来た

3月8日国際女性デーというマイノリティ社会的弱者とされる立場を考える日に
soarという団体の活動説明会に参加してきました。
soarは障害のある人とそれを支援している人たちを情報でつなぐメディアです。

この説明会に参加したのはsoarのサポートになるかどうか悩んでいたから。
soarは広告収入で運営しているのではなく一般の方からの月額サポートで運営していて、そのサポーターになるかどうかの後押しをもらうために説明会へ足を運びました。

工藤さんの説明はsoarの経営理念を明確に示しながら、
マイノリティの現状をしっかりと数字を打ち出して自分たちがどうありたいかがわかりやすく説明されていました。

私が1番いいなと思ったのは障害者を支援する人たちをどうやってサポートするかを考えられたこと。
その考えるきっかけをくれる、必要な情報をくれる、考える人たちと繋がれる
そういう場所がsoarなのかなーって感じれたこと。
自分が障害者で家族だったりパートナーだったり職場だったりとにかく周りに対して、自分自身で情報を開示してやり方を示していつも謝りながら支援を求めるのが現状で、当たり前なんだけど正直しんどいなって思う時も多い。
なんでわかってくれないんだろう、ってわかるはずもない人たちにイライラして嫌になったりもするし。

でも、そういう時に、こういうメディアでがこうやってサポートしてる人たちが紹介されてて、世の中にはこういう多様性があって、こうやってしてもらえると私も助かります、と言えたらすごくいいなぁー。
それって、自分の周りにいる人も幸せにできるメディアなのでは。
と思ってサポーターになることを決めました。

月額1000円からサポーターになることができます。
どうか多くの人に正しく情報が届く場所ができますように。


あと、いくつか感じたことも書いておきます。

・今の社会ではうつ病の方よりもLGTBの方が多いということには驚いた。
きっと身近にもいる、そういう人が誰かに話をしたい聞いてほしいと思った時に
一緒に考えさせてほしい、その現実を理解したいです、受け入れたいですという姿勢をあらかじめ示しておくことは大事かなと思った。
これは後のディスカッションの時にもsoarの記事をリツイート、シェアしたことによって昔の知り合いから連絡が来たという話を聞いてさらに思った。
誰もわかってくれないという孤独は時に人を追い込む。
この人なら話を聞いてくれるかもしれない、というだけで心が軽くなる人もいるかもしれない。

・ひどくなる前にもっとできることはなかったのか。
・働ける場所を知りたい。
・どう助けたらいいのか分からない。
・支援が必要だけどどんな支援があるのか分からない
・支援しているけど現場で手一杯で情報発信ができない
これら全て情報の枯渇なんだけど、こんなにインターネット社会に情報の枯渇ってどういうことって思われるかもしれないけど、病名検索で出てくるのは専門的でわかりにくいサイトだったり、ごく個人の闘病生活の日記だったり。
あまりどうしたらいいのかという情報は得られない。
苦しくて、辛くて、しんどい気持ちの共有はできても希望がないことが多い。
あと、間違った知識もあふれていてどれが正しいのか分かりにくい。
しかも、その支援を必要としている人、支援をしている人たちをつなぐネットワークがない、そこ全部やりますよというsoarの想いが、そうそう、そういうの欲しかったんだって思った。
希望や可能性を示してくれて、人と人をつなぐ明るい場所があることの大切さ。

・べてるの家で行われている幻覚幻聴大会
自分の症状を受け入れさせてくれる優しい取り組みだなって思った
痛みや体の不調ってどうしても消えてくれない困るものだけど
それが消えるのなら障害者なんてやってなくて
だから症状を受け入れることの大切さと難しさをこうやって笑って楽しんでる人たちがいるのは素敵だな。

・間違いを許容できる社会
・安心して絶望できる世界
もっと笑ってそれもいいよね。
そういうのもアリだよねって言える世界にしたいね。

・多様な場所を紹介することでそれを真似してくれる人がいたらいいな
これってメディアの一番大事な役割だなーって思った。

・soar読者 東京45% その他55%
多様性についてはやっぱり地方格差がものすごく大きいなーって数字見て愕然とした。でも教育や企業への説明会もしているしいろんなセクターへ発信して広めてゆくの頑張ってほしい。
あと、もっと地方を活用したイベントがあったも面白そうだなぁ。

・障害者とふれあう
実際の障害者と触れ合うことがかわいそう、とか大変そうというイメージを変えてもらう。
これは全然自信なくて私と関わった人たちは障害者に対してどういうイメージをもったんだろうっていうのはすごく気になった。

あと、最後に視覚障害や色盲の方にも優しいサイトリニューアルを目指してクラファンやっています。どんな人も取りこぼさないぞっていう心意気がこのクラファンだと思うのでこちらも是非。

ただのsoarの紹介みたいになってしまったけど。
自分の中で大きな出来事だったので。
怪しくない宗教じゃないその上明るくて居心地のいい、障害者にとってその支援をする人にとってそういう場所がどれだけ大切かを再確認できました。

こんなに多様性への関心があり受け皿がある人たちの中でも、
自分が障害者だと名乗るということがとてつもない恐怖だった。
自分の中の恐怖や不安を受け入れていくことや、この感情が同じ気持ちを抱えている誰かにとって大切なものかもしれないな。
そんな自分のあり方についてもたくさん考えたいい1日でした。

よろしければサポートお願いします、そのお金で本を読みまくります。