最後の雨

黒い空が最後まで
残らず雨降らせたら

なんとなく
あなたをそっと
この手で温めたいよ

明日もし太陽が
昇るのを迷ったなら

いちどだけ
思いだすんだ
手を繋いで歩いた夜の商店街

大人です。とも言えないほど
大人になっても
苦手なのは突然のさよなら
君にありがとう


今日のこのさびしさも
いつかは忘れるんだろう

時計よ　さあ
ぐるぐる廻れ
壊れてもかまわない


どうして今　雨は降るの
どうして僕　泣いてないの


君が座っていたこの場所に
花が咲かなくても
いつかすれ違う知らないひと
君の匂いがする

今日がおわって
明日が来て
季節が変わるように

食べて
笑って
泣いて
眠るように
君とさようなら

作詞：ナガオクミ
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