ヒーローは実在していた


6月29日、友人にお誘いいただいて京セラドームでソフトバンクホークスVS西武ライオンズの試合を観た。わたしは阪神ファンだがパ・リーグではホークスを応援している。と言っても阪神と比べると(そもそも阪神もド新規なのに)かなり知識量が乏しい。よくスタメンに居るメンバーは顔と名前が大体一致しているものの、出場機会が少ない選手は知らない人も多いしファームの選手に至っては数人しか把握できていない。ライト層のファンと自覚している。

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そもそもホークスを好きになったきっかけもよく覚えていない。恐らく一昨年の日本シリーズを観てから気になりだした、という感じだとは思う。個人的にホークスでいちばん好きな選手は甲斐拓也だが、柳田は別格で大好きだ。豪快なフルスイング、なんでそれが入るねん!と思ってしまうような意味不明なホームラン、肩も強いし足も速い、超一流選手なのに言動を見ているとどこか庶民的な雰囲気すらあって、しかも顔までかっこいい!プロ野球ファンで柳田好きじゃない人なんているの?いないよね??どこを切り取っても万人に愛される要素しかない存在だと思う

29日の試合前は普通に働いた後に京セラドームに向かった。わたし今日ギータを生で見れる…?!と改めて考えてしまった瞬間からそわそわ。えっ柳田って実在してるんかな、柳田ほんまに大阪来るん?!とドキドキが止まらなかった。普段から当たり前にパ・リーグの試合を観に行ってる人には呆れられてしまうと思うが、わたしにとって柳田はそれくらい異次元の存在だった。いつも画面越しで見ているとっておきのヒーロー!

友人と合流する前にスポナビを開いて当日のスタメンをチェックした。3番センター柳田。うわ、ほんまにギータが大阪に来てる。いまから本物のギータを見れる!と思うと猛烈に興奮した。これは成人女性が「いまから大好きなアイドルのコンサートでドキドキする!」という感情とは全然質が違って、小学生男子が飛行機やウルトラマンにテンションぶち上がる感覚にかなり近い。小学生男子だった経験はないけど断言できる

試合がはじまって本物の柳田を見た瞬間に「実在してた!!!いまわたしはギータと同じ空気を吸ってる!!!!」と本気で思った。いままでにも憧れのアーティストのコンサートを観に行ったり生で有名人を見たりする経験は何度もあったけど、「同じ空気を吸った」というジャンルで感動興奮を味わったのは人生はじめてかもしれない。試合は負けてしまったけど柳田のホームランすれすれの二塁打やスタンド上段に飛び込むとんでもない特大ファールを生で見れただけでも充分すぎるほどに楽しかった。成人女性の精神状態ですら小学生に引き戻してくれるプロ野球ってやっぱりいいな。純粋に憧れる、夢中になる、という感覚を改めて思い出せた1日でした

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