ネット環境を持ち歩きたかったあの頃

ネットワークの進化はとても速く、数年でガラリと変わっているものです。現在は比較的高速なネットワークがどこにいても得られますが、こんな状況は10年くらい前には考えられませんでした。いろいろと苦労してネットワークに接続していたものです。

そんなわけで、ヲっさんの昔話です。

画像1

写真は ザウルス ICRUISE (MI-EX1) です。割と最近に買ったつもりでいましたが、購入したのは1999年なのでもう20年以上前なのですね。4インチのVGAディスプレイを搭載しているので、画面だけは今でもそんなに見劣りしないかもしれません。

これで自分のネット環境は外に広がりました。PHSに繋いでPIAFS通信の32kbpsで通信してました。通信量がそれなりにかかる(確か、1分10円+チャージ10円)のであまり凝ったことはできませんでしたが、メールをチェックしたり軽くWebを見るくらいなら問題なかったです。カフェでポチポチやって未来を感じていたものです。

自分よりもう少し上の世代だとISDN公衆電話を使って繋いだりとか、さらに上の世代だとHC-20やPC8201に音響カプラを繋いでいたりとかしていたりとかもあったはず。それぞれの時代にみんないろいろ工夫をしていたわけですね。

しかし、ザウルスはそんなに長くは使わなかったです。携帯電話でメールが使えるようになり、カフェ等にはWi-Fiが整備されるようになり、IntelのCentrinoキャンペーンでノートPCでWi-Fiが普通に使えるようになり、通信コストのかかるPIAFSは自然と使わなくなっていきました。

その後

2009年にはUQ WiMaxのモニター募集に当選してプレオープンから使ってました。どこでも高速通信ができるのは画期的でしたが、自分の行動範囲では圏外になることが多かったです。

2010年には日本通信のb-mobile U300を使うようになりました。

2011年には同じく日本通信のb-mobile fairに乗り換えました。

画期的だったのは2012年に始まった iijmio のモバイル/D ファミリーシェアプランでした。1ヶ月1GByteまで高速通信ができて超えると低速になるという形は、その後MNOキャリアにも逆輸入されてスタンダートになりました。

このiijmioを今でも使っています。もう8年になるのですね。

ずっと契約しっぱなしですが、LTEが使えるようになり、容量も段階的に増えて12GByteになりました。今では普段使いで困ることもほとんど無いです。ノートPCを持ち歩くこともなくなり、スマートフォンとタブレットになりました。

今では誰でもネット環境を持ち歩くのが当たり前となりました。良い時代になったなと、しみじみと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?