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ネガポジ変換

ホルモンバランスの崩れから
顔に出て来るニキビや吹き出物。

当然ながら、顔にあって欲しくない。

つぶしてしまうと、痕が残ったり
して最悪だ。

思春期のシンボルとも言えるが、
ないに越したことはないだろう。

そんなニキビを、デコレーションして
楽しんでしまえ!
とでも言いたげな面白い商品が、
アメリカのZ世代に話題だという。

Generation Z(Z世代)とは、
ミレニアル世代(Y世代)の次に
来る世代。
1990年代後半~2000年代前半生まれ
を指す。
X、Y、Zと来てしまったから、
Zの次はどう名付けるのだろう・・・?
という疑問が湧くが、そこは本題では
ないので脇に置く。

丁度10代後半~20代前半なので、
ニキビ真っ盛り。
肌のターンオーバーを考えると、
一つ一つのニキビに対処するよりも、
肌全体に対策を施すべき。
この辺のことは、ニキビケアNo.1の
プロアクティブでも常に強調されている
ポイントである。

しかし、大きなニキビが出来たりした
ときなど、ピンポイントでニキビに
塗るタイプの商品や、貼るタイプの
パッチも根強い人気がある。

このニキビに貼るパッチというのは、
目立たないように肌と同じ色で
商品化されているのが普通だ。

そこへ現れたのが、今回のパッチ。

アメリカのStarfaceというブランドが
発売した、星形のカラフルなパッチが、
Z世代に大人気だとのこと。

TABI-LABOで紹介されていたのを
見つけたのだが、日本人だとなかなか
発想できないアイデアだと感じる。

どうせ遊ぶのなら、とことん
遊んでしまえ!という感じの
コミュニケーションが面白い。

いかにもスターウォーズを
パクったブランド紹介。

スマイリーの目が星形になっている
アイコンやパッケージをとことん
使い倒した、インスタのアカウント。

ニキビが出来ていたら、まずは
隠したい!と思うのが人情。

それをポジティブ変換しているのが、
このパッチの優れたところ。

ネガティブをポジティブに変換して
しまうというのは、ある種の
「開き直り」である。

商品を出す側が、開き直って
とことん楽しんでしまうと、
その楽しんでいる雰囲気が
消費者の側にも伝染する。
共感する人がゾロゾロ出て来て、
ファンになってくれることすら
期待できる。

トップに貼り付けた写真は、先日
羽田空港で撮ったものだが、
空港だからと「ソラドンキ」なる
屋号を使っている。
これなども、完全に遊んでいるとしか
思えないが、決してイヤな感じはない。
むしろ、微笑ましさを感じる。

どうせやるなら、中途半端なことは
せず、突き抜ける位の熱量でやろう、
とことん楽しんでやろう、
そう語り掛けられたように感じる
事例であった。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。