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危機の「機」は、機会の「機」

ここのところ毎週末にありがたく
聴講している、Jean Lipman-Blumen
女史の講義。
4回シリーズの3回目が本日行われ、
Crisis=危機と、Connective Leadership
についての話を伺った。

最初に聴講した直後のnoteはこちら。

昨日、自分のnote記事がキーワード
検索で1位表示を取っていて驚いた件

と題して、非常にニッチなワードで
note記事を書くと、思いのほか検索
結果が上位に来ること、実際私の
記事が「パブリックナラティブ」や
「Mascne」という言葉で検索すると
1位表示されると書いた。
こちらの「Connective Leadership」
も、まだ日本語で詳しく論じている
人がいないようで、3位に表示されて
いてこれまた驚いた。
さすがに1位と2位は、本家本元の
英語のサイトがヒットしているが、
日本語で紹介しているサイトとして
は1位ということもできる。
すごいぞnote。

さて、今日のお題は、現在実際に
世界が直面しているような危機の
時代にあって、いかにConnective
なLeadershipを発揮して危機を
乗り越えていくか、ということ。
この Connective Leadership、
正式な日本語訳というのは恐らく
ないので、私なりに適切そうな
訳語を当てるとすると、
「つながりリーダーシップ」
「接続的リーダーシップ」
「連結型リーダーシップ」
の3つほどを前回ひねり出したの
だが、それよりも
「巻き込み型リーダーシップ」
「協働型リーダーシップ」
などの方がより適切な感じが
今はしている。

この、巻き込み型スタイルには、
6つの「必須要素(Essentials)」
がある、との紹介がなされた。
全て頭文字をAで統一している
ので、
「6 A-ssentials」
という名前になっている。
少々無理やり感のある「頭文字
合わせ」ではあるが、ダジャレと
一緒で頭に入ってきやすいのが
利点。

彼女が解説してくれたことを
基に説明すると、以下のような
感じだった。
(自分の思い込み含め、誤訳も
あるかもしれない点、ご容赦を)

Authenticity:地に足が付いていること
Accountability:責任感を持つこと
Acumen:常識的、現実に即すこと
Accessibility:アクセスしやすい、オープンであること
Adaptability:柔軟な対応力を持つこと
Action:実際に速やかに行動すること

全くもって正論。
どれもこれも、リーダーシップを
とって結果を出そうとするならば
大切なことばかりだ。

その後、Achieving Stylesという
コンセプトについて復習的に解説を
受け、またCrisis(危機)の定義と
そこから社会が立ち直る諸段階、
そして各段階においてどんな
リーダーシップスタイルが特に
求められるのか、そんな話が展開
された。

最後の方で彼女が強調していた
ことが、特に印象的だったので、
是非紹介したい。

Crisis is too valuable to waste!

つまり、「危機」には価値がある、
ただただやり過ごすには勿体ない、
有効活用すべきだ!というのだ。

「危機」だからと、ちぢこまって、
息をひそめて、過ぎ去るのを待つ
というのはリーダーの取るべき
態度ではない。
「危機」にこそ、それを「機会」と
捉えて積極的に動くべきだという
主張に、勇気づけられる。

「Crisisには漢字でOpportunityの
意味があるんでしょ?」
ということまでおっしゃっていた
のが、実のところこの記事に付けた
タイトルの所以である。
リーダーたる者の気構えとして、
「危機の機は、機会の機」
を胸に刻み込んでおこう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。