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マリトッツォのパロディが秀逸すぎる

オフィスでランチタイムを取ることが
できず、オフィスグリコにあった
チョコクッキーで小腹を満たした。
どうせなら一食抜いてしまえばいいの
だが、誘惑に勝てず・・
スイーツというのは罪つくりである。

今年流行ったスイーツと言えば、
断然「マリトッツォ」が挙げられる
だろう。
日経MJのヒット商品番付と、
日経トレンディのヒット商品ランキング
において、共に高評価。
それ以外にもとにかく露出が多かった。

コンビニ各社や製パン大手から、
街場のパティスリーに至るまで、
作って売る側の競争が一気に加速。
見た目のインパクトもあって、
爆発的なヒットとなったのであった。

そんなマリトッツォを、英語を覚える
ネタとして活用してしまうという、
極めて秀逸なアイデアをカタチにした
こちらをご存知だろうか?

「マリトッツォで学ぶ前置詞」
というコンテンツ。
2ヶ月以上前に、Twitterにおいて
こあたん(@KoalaEnglish180)さん
投稿したイラストが、あっという間に
10万以上の「いいね」を獲得。
今日(12月23日)時点で33.4万もの
「いいね」がついている。

マリトッツォの外側のパンと、
中のクリームとの関係性を、
色々と置き換えることによって、
前置詞の意味を感覚的に分からせる
ことに成功
している。
こういうコンテンツがあると、
意味もスッと頭に入ってきやすい
はずだ。
考えたこあたんさん、
天才ではなかろうか。

外資系に勤め、日常的に英語を使う
立場柄、一応人並み以上には英語を
使いこなしている。
そんな私が、英語を使いこなす上で
非常に役立ったものの一つに、
こちらの本の存在がある。

今見ると、2020年4月の出版になっている
が、私が購入したのはもう20年は前だった
ように記憶している。
恐らく再版したか、大西先生が書き直しを
して新たに出版したのだろう。

この本で、中高大と学んだ英文法の常識
とは異なる「直観」的な学びを得たのは、
非常に貴重な体験だった。
副題にある通り、正に「感覚による再構築」
なのである。

そして、この「感覚」というのが、
正に先の「マリトッツォ」のイラストで
表現されているような感じなのだ。
こあたんさん、きっと大西さんのこの本を
読んでいるに違いない、そう確信する位に
アプローチとしては近しい。

言葉、言語体系を、理屈で学ぶことも
もちろん大切なのだが、文法を習いさえ
すれば英語を話せるのかというと、
そうではない。
それは、日本の英語教育が図らずも
立証するところ。
文法を超えたところ、感覚論で学ぶ方が、
よりすんなり、確実に記憶に残るという
部分も大いにあるはず。

実際、どの国、どの文化圏、どの言語体系
においても、子どもたちは例外なく、
1、2年程ひたすら聴くだけで、やがて
勝手に話し始める
のが事実。
いちいち文法を教えなくとも、感覚で
話せるようになる力を人間は持っている。

マリトッツォのパロディを見て、
つい大西先生の著書と出会った際の
衝撃を思い出した。
『英文法をこわす』と、こあたんさんの
Twitter、いずれもオススメしたい。




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