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次の打ち手をどうするか

「お客様はきっとAと反応するはず」
「お店ではBの方が見栄えが良いはず」
「視聴者はCの方を気に入るだろう」

これらは、いわゆる「仮説」である。
「仮説」すなわち「仮の説明」なので、
何らかの方法で「仮」ではなく「本物」
であることを「検証」「立証」
する
必要に迫られる。

従来のマスマーケティングでは、
この仮説検証をするために、
例えば一つの県、地域などを選び、
テストマーケティングと称して
本格的な販売活動をやっていた。
もちろん今もやっているところは
あるだろう。

しかし、これではいかんせん、
時間もお金も膨大にかかる。
「マス(大衆)」マーケティング
なので、テスト規模も大きく実施、
潜在力があると判断したら広告等の
投資もふんだんに突っ込んで、
大ヒットを狙うという形だ。

ある意味これは、昭和の高度成長期に
合ったやり方だったのだろう。
今や、この方式でやるところは恐らく
少数派。
インターネットで、小規模に試して
みて、潜在力を見るというのがかなり
一般的になっている。

経営というのは、投資と一緒。
元手(お金)を突っ込んで、
どの位の見返り、リターンを得る
ことができるか。

だから、無理に元手をかき集めて、
分不相応な投資に走れば、
余程運よく当てない限り、
浪費に終わってしまいかねない。

それでも、以前は元手をかき集めない
限り、ステージに上がることが難しい
状況だった。
それが、デジタルの登場とその進化で、
ガラリと状況が変わった
わけだ。
小規模でも、十分試せる。
ダメそうなら、サッサと次に移行して
新しいチャレンジを続ける。

大企業でも、デジタルの力を用いて、
小さく始める、早く始めるのが
当たり前になった時代。
小規模事業者や、起業の場面においては
なおのこと、小さく、早くが求められる。

それでも、腰が重かった。
今も十分重い。
日本では、一度失敗すると簡単には
立ち直れない。
失敗にあまり寛容でない社会だ、
ということはよく聞く話。

思うに、起業するには、
「これなら儲かるのでは?」
という豊富なアイデア(仮説)と、
そのうちの有望なものを具現化する
ために費やすカネと時間
そしてそのカネと時間を実際に
突っ込む勇気が必要だ。

サラリーマンをやりながらの起業
には、たとえ豊富なアイデアがあった
としても、カネと時間というハードルと、
安定を捨ててリスクを取りに行く勇気
というハードルが立ちはだかる。

自分の場合、3年前に、
あまり豊富ではないながらアイデアを
形にしようと思い立ち、
子どもたちが大きくなってきて多少
余裕が生まれた時間を投資し、
勇気と言う程大げさではないが
それなりにテンションを上げて、
プチ起業に至った。

未だに副業だし、
売上も人に言えるような金額ではなく、
大したことのない規模である。
それでも、つい先日決算処理を終えた
第三期は初の黒字。

さぁ、ここからどうやって行こうか。
年末年始に取れるまとまった時間を
無駄にすることなく、
今後の方針、打ち手を考え抜く
ことにしたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。