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その数字は、本当に正しく測定できているか?

冷静さを装ったが、結構ショックを
受けた。
自分の体脂肪率の測定値を聞いた
瞬間のことである。

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今日は、年に一度の人間ドック。
朝からクリニックを訪れ、様々な
メニューをこなす。

身長、体重を一度に測れる機械に
乗り、昨年に引き続き183㎝台後半
の数値が出た。
公称183㎝で20年以上過ごしてきたが、
今後は184㎝にしよう。
そんなことを思った次の測定が、
体脂肪率。
どう見ても、これってタニタの市販
のカラダスキャンだよね、という
機器で測定。

手で握る棒が付いている、
正にこれ、このタイプである。

家で、体重と体脂肪率を測り始めて
早や6年が経つ。
毎日、自分の健康状態を見極める
上でとても役に立っている。

当時15%前後をウロウロしていた
私の体脂肪率は、その後4ヶ月の
禁酒期間には10%以下まで激減。

ちなみに、禁酒した理由は、
肝臓の数値が少々悪化したため。
アルコールは、分解されると糖に
なるため、摂り過ぎるとそれが
体に脂肪として蓄積しやすく、
肝臓の数値回復という本来の目的
に加えて「副作用」的に体脂肪率
が落ちたのであった。

禁酒を止めた後も、
・2日続けて飲まない
・1回あたりの酒量も減らす
という取り組みに加え、
・炭水化物を抑え気味にする
・ランニングを週課にする
ことによって、10~11%を継続して
きていた。

結構よく頑張っているという自信
にもつながっていたわけだが、
今日の測定値が、あろうことか
17%。
ここ6年、自宅の体重計では目に
したことのない数値だ。
相手が機械なので、「嘘つけ!」
と突っ込むわけにもいかない。
看護士さんに、再測定をお願いする
のも何だか気恥ずかしく、そのまま
すごすごと控室へ戻った。

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そんな出来事を受け、思ったこと。

KPIを測定する上で、測定者あるいは
測定機器が、「正しく」測定できて
いるか、「正しい」測定値を導き
出せているのか、そこに注意を払う
ことを忘れてはならない。

その数字は本当に正しく測定された
ものなのか、そもそも本当に正しい
ものなのか、疑う姿勢を忘れては
ならないのだということを、今日の
出来事は思い出させてくれた。

数字をパッと提示されると、つい
それを鵜呑みにしてしまったり、
少なくともそれが「アンカー(錨)」
になってしまいがち。
だからこそ、数字の根拠、元ネタ、
正当性に目を光らせ、数字に騙され
ないようにしなければならない。

それにしても、今日の数字は本当に
正しかったのだろうか?
足からだけでなく、手のひらからも
電気信号を流して、その反応を元に
数値をはじき出しているのだから、
我が家にある足からだけの機械に
比べれば、より正確なはず。
しかし、普段の数字とあまりにも
かけ離れすぎていて、疑いたくも
なるというもの。

6年前と比べ、体組成計のお値段も
大分下がっているようだから、
いっそのこと買い替えるべき
タイミングなのかもしれない。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。