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「商品」と「製品」の違い

普段何気なく使っている言葉の
数々。
半ば職業病なのかもしれないが、
その言葉の定義は何だろう?
正確には何を意味するのか?
といったことが気になる性質で
ある。

「商品」と「製品」は何か違いが
あるのか、なんていうのもその
一つといってよい。
意識して使い分けしている人は、
2割もいないのではないか。
もちろん、綿密に調査したわけ
ではないが。

昨晩のセミナーでは、テーマが
「Product」
ということで、まさにこの
「商品」と「製品」の違い
という話から入っていった。

「Product」というのは、
マーケティングの打ち手をヌケ
モレなく検討する際によく使う
フレームワークである「4P」
のうちの1つ。
大抵最初に取り上げることが
多い。

日本語に直すと、
「商品」
だという説明をした。
「製品」
ではない。
違いがどこにあるか、答えの
ところまで少しスペースを
空けておくので、正解を見る
前に是非考えてみて欲しい。

一般論としては、
「製品」というのは「製造」
された「品物」なので、
目に見えるモノである。
これに対して、世の中で取引
される対象には、モノだけで
なくサービスがある。

そして、これら「モノ」と
「サービス」を合わせると、
「商品」となる。
つまり「商品」というのは、
「製品」よりも一回り大きな
概念だ。

「Product」というのは、この
「商品」である、つまりは
「モノ」と「サービス」を
含む概念である。
そして、この「Product」を
提供することを通じて、
お客様にベネフィット(便益)
を提供していくこと。
それがマーケティングの
大切な機能なのだ。

このような、基礎的な概念の
話から説き起こして、より
具体的な「モノ」「サービス」
の実例を紹介をしたり、
「商品」開発の流れや注意点
について話したり。
最後に、「商品コンセプト」に
ついて考えるワークをやって
もらったりといった時間を
過ごしてもらった。
正味2時間半程の時間、昨日で
シリーズ3回目を迎えたのだが、
少しずつ受講者の感想やその場
での反応も見ながら調整をして、
何とか充実した場を維持できて
いるのではないかと思う。

結局は、どんな「モノ」や
「サービス」を扱うにしても、
お客様がそこにどれほどの
「価値」を感じていただけるか
が勝負である。
私が主催するセミナーにおいて
も、当然どれほどの「価値」を
受講者に感じていただけるかが
肝である。

自分の大切な「商品」を、毎回
毎回丹精込めて作り上げていく
ような感覚を持って取り組んで
いるが、ZOOMとはいえやはり
同じ時間、瞬間を共有しながら
のセッションは、緊張感と共に
充実感があふれる。

マーケターとして、「モノ」や
「サービス」を世の中に送り
出す仕事も当然面白いが、
社員にマーケティングの知識や
ノウハウを教えたり、あるいは
外部で講演させてもらったりと
いう仕事がとても楽しくて、
また自分に合っている気が
ずっとしていた。
そんなこともあり、副業で始めた
マーケティングのコンサルと
セミナー。
実戦・実践を続けることで、
自らの「Product」がより多くの
お客様に刺さるようなものへと
進化させ、実際にそれを求めて
いる潜在顧客の皆さんに、一人
でも多く出会えるよう、動いて
いこうと思う。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。