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インタラクティブ、インタラクション

「顧客間インタラクション」
最初にこの言葉を聞いたときは、
何のことだかサッパリだった。
もう20年以上前の話である。

【Interact】
動詞:相互に作用する、互いに影響し合う

「Interaction」「インタラクション」は
その名詞形。
だから、「相互作用」

「Interactive」「インタラクティブ」は
その形容詞と考えればよい。
だから、「相互作用的な」「互いに影響
し合っている」
という意味。

その後、あれよあれよとネット社会が
ものすごい勢いで成長し、SNSがある
のが当たり前の世界に。
「UGC」(User Generated Contents)
と呼ばれる、素人のユーザー同士が
口コミなどでコンテンツを生成・発信
することを指す用語も、今や一般化
しつつある。

正にこの「UGC」のことを、ひと昔も
ふた昔も前に「予言」していたのだと
気付き、研究者というのはやはり
すごいなぁと感じ入った。
その「顧客間インタラクション」なる
言葉を教えてくれたのは当時のメンター、
その研究をされていたのは、早稲田大学
教授の根来龍之氏
である。

言葉が難しいせいか、メジャーな用語と
なることなく、「UGC」などの後から
生まれた言葉の方がむしろ一般的に
なってしまった感があるものの、
お客様が相互にコミュニケーションを
活発に取り合う時代が来る
、という
点にいち早く気付いていたのは、
流石というほかない。

「インタラクティブ」な場というのは、
参加者にとっては非常に深い学びの
場となる。
お互い持っているものを引き出し合う、
引き出され合う感覚
、というのを
感じたことのある方も多いだろう。

セミナーにせよ、部下との対話にせよ、
鋭いツッコミが入った時に、自分の
頭をフル回転させて答えをひねり出し、
それがビシッとはまった瞬間。
良い回答を得られた相手が、
心底よかったという顔をしてくれる
ときの快感。

こういう「インタラクティブ」性の
メリットを享受するのは、あまりに
大人数だと難しい。

私の主催しているセミナーでも、
やはり参加人数が15人、20人という
規模を超えてくると、一人ひとりと
丁寧に向き合い、インタラクティブな
関係性を構築するのが難しくなって
くる。

その点、5人、10人位までであれば、
お互いの意見をうまく出し合って
もらえるように仕切りながら、
インタラクティブな場を築いていく
ことができる。

先日来ご案内している、主催セミナー
第4期
が、この土曜日から始まる。
色々な事情で出足が非常に遅く(汗)、
参加人数はこれまでの期に比べて
圧倒的に少ない見込み。

しかし、これは参加者にとっては
僥倖である。
インタラクティブな時間が、これまでに
ないレベルで豊富に取れる
からだ。
個別にコンサルティングのサービスを
提供している状態に近い時間が、
かなり多めに取れるということでも
ある。

毎月第3ないし第4土曜日の夜に実施
ということで、ゆっくり、のんびり
したい時間帯だということも、
ひょっとしたらあるのかもしれない。
しかし、「アリとキリギリス」の寓話
ではないが、他人が遊んでいるときに
こそ、自分磨きをせっせと行うのが
正解
だと、私などは思うのである。

参加者同士のインタラクションも、
間違いなく刺激的なものになることを
約束できる。
ギリギリまで受付しているので、
案内を見てピンと来たら、
是非インタラクティブなセッションへ
顔を出してみてほしい。



己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。