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リアルで得られる価値

昨晩は、6回シリーズで展開してきた
マーケティングセミナーの最終回。
企画をしたタイミングがたまたまコロナ
と重なってしまい、3月スタートの予定
を1ヶ月遅らせて4月に、そして勢いが
収まらないコロナの状況を踏まえて、
全面的にZOOM開催に切り替えての
半年間だった。
アンケートで、せめて最終回はリアル
会場に足を運びたい!と多くの方が
言ってくださったことに背中を押して
いただき、昨晩のリアルとZOOMの
ハイブリッド開催へとこぎつけたので
あった。

早めに会場に到着し、共催者と、更に
協力を申し出て下さった受講生の方
おひとり、計3名でハイブリッド方式
のセッティング並びにテスト。
概ね想定通りに、リアル会場とZOOM
の両立が実現できた。

協力いただいた方からお借りしたのが
こちらのスピーカーフォン。

これを持参したPCにつなぎ、あとは
会場に備え付けのプロジェクターで
PCの画面を前方のスクリーンに映し
出すだけ。
更に、もう1台のサブPCをZOOMで
つなぎ、メインPCのカメラは私を、
サブPCのカメラは会場を映し出すよう
にすることで、会場の臨場感をZOOM
参加者にも伝えることができた。

半年間、ZOOMの良さは十分に理解し、
リアルの代替として十分に機能する
ことも体感して来た。
それでもなお、昨日リアルで受講者の
皆さんと接し、インタラクティブな
やり取りをしてみて、

「やっぱりリアルっていいなぁ」

としみじみ感じたのであった。

講師としては、聞き手の生の反応が
やはりオンラインとでは異なる。
当たり前のことではあるが、そして
「オンラインでも意外と反応分かる
よね」というここ半年の実感もあり
つつ、それでもなお、リアルでしか
味わえない感覚ってあるよなぁー、
そんな気持ちである。

聞き手同士も、始まる前の名刺交換
から、短い休み時間に前後左右で
交わされる雑談、そして終わった後も
含めて、かなり会話が盛り上がって
いた様子。
全6回のうち、5回を共通のバーチャル
空間で過ごしてある程度「同じ空気を
吸った感」がある同士だったからこそ
の雰囲気だった可能性もあるが、
それにしてもやはりリアルで交流した
からこその盛り上がり感というのは
確実に存在する。

この盛り上がり感を、どのように
言語化したものか・・・
と考えると、それが意外と難しい
ことに気付く。

現時点で少なくとも言えるのは、
著名な「メラビアンの法則」的な
話しである。
Wikipediaから引用させてもらうと、

感情や態度について矛盾した
メッセージが発せられたときの
人の受けとめ方について、
人の行動が他人にどのように
影響を及ぼすかというと、
話の内容などの言語情報が7%、
口調や話の早さなどの聴覚情報が38%、
見た目などの視覚情報が55%の割合
であった。

ここで言うところの
「見た目などの視覚情報」が、
PCのZOOM画面に比べて、リアル
だと格段に解像度が上がる。
それゆえ、自分の話に対する各人の
反応が、より解像度高く自分に
フィードバックされてくるのだ。

話をしていて、相手がしっかりと
聞いてくれているな、という感覚
がつかめると、どんどん調子が
上がっていく。
逆に、ちょっと眠そうにしている
人がいるなとか、ちょっと分かり
にくそうにしているなというのも
すぐにキャッチできるので、その
時は少し冷静になって、そろそろ
休憩を挟んでおこうといった次の
アクションにつなげられる。

つまりは、視覚から直に得られる
情報のリッチさに、ある意味圧倒
されたとでも言おうか。
ZOOMの場合は、所詮は四角い
一画面の中に情報が収まっている
のに対し、リアルはその数倍、
数十倍の情報が視覚や聴覚などを
通してなだれ込んでくるのだな、
その違いを実感したのである。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。