マガジンのカバー画像

食レポ

30
訪れたレストランにおいて、心動いたことなどを、思うままに書き連ねた記事たち。
運営しているクリエイター

記事一覧

山頭火の海外ビジネスが好調

山頭火の海外ビジネスが好調

確かあれは私が大学生の頃だったので、
もう30年も前の話です。
恵比寿駅東口から徒歩5分弱の場所に、
旭川発祥のラーメン店、山頭火が
お店を出しました。

当時からラーメンが好きで、
美味しいと言われるところに
出かけて行っては、
手帳に自分なりのスコアを付けて
いた記憶があります。

あの頃は、ラーメン店もピンキリで、
食べログのようなサービスもまだ
なかったため、雑誌であったり、
口コミが主な

もっとみる
革新家に行って来た

革新家に行って来た

東京駅の食が、最近非常に充実している。
グランスタの中に様々なレストランが
あるのはもちろんのこと、
お持ち帰りも含めて、様々な食を提供する
お店がぎゅっと詰まっているのだ。

グランスタは、駅の中、
あるいはより駅に近いところで、
集中的に店舗を展開しており、
非常にたくさんのお店がひしめき
あっている。

グランスタができる前から存在した
東京ラーメンストリートには、
常に実力の高いラーメン店

もっとみる
亀戸 升本のお弁当を食べてみた

亀戸 升本のお弁当を食べてみた

以前に、友人である竹下大学さんの
『日本の品種はすごい』
という本を紹介したことがある。

品種改良などを通じて、新しい
植物を作り出す「ブリーダー」と
いう職種があって、竹下さんは
新卒で入社したキリンでその職種に
就かれていた方。

この本では、副題に
「うまい植物をめぐる物語」
とある通り、おいしさを向上させる
ために品種改良を行ってきた物語を
7つの植物について紹介している。

そのうちの

もっとみる
北九州のソウルフード?!シロヤのパン

北九州のソウルフード?!シロヤのパン

今年に入って、某企業の研修の
お手伝いで、3回ほど北九州の
小倉へと足を運んでいた。

残念ながら、毎回日帰りだったので、
小倉周辺の観光すらする時間なく、
せいぜい福岡空港で博多うどんを
食べたのと、「博多通りもん」を
土産に買って帰るのが関の山。

先週金曜日がその3回目。
ここに来て初めて、小倉らしい
食べ物をお土産に持ち帰ることが
できた。
それが、「シロヤ」のパン。

何ともノスタルジッ

もっとみる
デトックスウォーターの効果のほどは

デトックスウォーターの効果のほどは

数年前から流行っているらしき
デトックスウォーター。
見た目のおしゃれさ、「映え」が
あるからか、インスタグラムに
14万件もの投稿が確認できる。

「デトックス」というからには、
効果を期待してしまうところ。
便秘気味の私にとっては、特に
お通じが改善されるのか否かが
気になる。

普通にGoogle検索にかけてみると、
上位を占めるのはお水の販売に
従事する会社のサイト。
ウォーターサーバー販

もっとみる
合い挽きと牛100%、どちらのハンバーグがお好き?

合い挽きと牛100%、どちらのハンバーグがお好き?

先日、サイゼリヤでハンバーグランチを
いただいた。
ワンコインランチだけあって、
自宅で手間をかけて作るハンバーグに
比べるとさすがに味が劣るように思う。

それでも、この値段でライスとサラダが
付いてくるし、100円足せばドリンクバーに
スープバーまで付いてくるのだから、
こういうときだけ「デフレ万歳」などと
思ってしまう。

自宅でハンバーグを作る場合のレシピは、
クックパッドなどを検索すれば

もっとみる
「吉田のうどん」は讃岐を超えられるのか?

「吉田のうどん」は讃岐を超えられるのか?

連日の富士山ネタ、富士吉田ネタにて失礼。

昨日は「吉田のうどん」の接客残念例を
ご紹介したが、今日はそのPR展開について
取り上げたい。

「富士吉田といえばうどん」という
イメージが全国的に広がったのは、
まだここ十年程度であろうか。
Wikipediaによれば、2007年に農水省の
「農山漁村の郷土料理百選」の一つと
して選ばれたらしく、インターネットや
TVといったメディアの力も相まって

もっとみる
スパイスを効かせすぎ?!

スパイスを効かせすぎ?!

このカレー、私の職場の近くで営業する
スパイスカレー屋さんの特製である。
どうも特別な仕入れルートがあるようで、
焼肉界隈では超メジャーなあの「金竜山」と
同じお肉を入手できるらしい。

その特別なルートで仕入れた牛タンを
カレーに仕立てたメニュー。
以前にいただいたカレーに入っていた
牛タンが絶品だったもので、
今回もあまりメニューを深く読まずに
「この牛タンのやつ」とオーダー。

運ばれてきた

もっとみる
おつかれ生です!

おつかれ生です!

ということで、プシュッ!

最近は外に飲みに行くこともほぼ
皆無なので、生ビールで乾杯!
という回数よりも、
家で缶のプルトップをプシュっと
空ける回数の方が段違いに多い。

個人的にお気に入りのビールは、
サントリーのプレミアムモルツと
キリンの一番搾り。
だが、頻繁に出て来る新顔は、
ついつい試したくなる。

昨年秋にアサヒから発売された新顔が、
「アサヒ生ビール」。
何ともド直球なネーミング

もっとみる
ラーメン屋で「蟻の一穴」を思う

ラーメン屋で「蟻の一穴」を思う

神保町というと、まず真っ先に思い浮かぶのは
「古本屋」の街であることだ。
学生だった30年近く前、先輩に教わってから
この街をウロウロすることが増えた。

「古本屋」以外には、「カレー」の街という
イメージもあるかもしれない。
事実、そんなイメージ資産を活用して、
「神田カレーグランプリ」
というものが開かれている。

神保町は、山手線の神田駅からはかなり
離れているものの、ギリギリ神田と
呼ばれ

もっとみる
「居酒屋」×「発酵」

「居酒屋」×「発酵」

コロナのお陰ですっかり「飲み会」「会食」
から縁遠くなったが、昨日は久々の「会食」
だった。
表参道にある居酒屋へ訪問。
こちらのコンセプトが非常にユニーク。
店名=コンセプトになっていて、
その名も「発酵居酒屋」!

この名前を聞いただけで、ある程度どんな
お店か推測できてしまいつつ、これまでに
ない斬新なコンセプトだと言えるのでは
なかろうか。

最初に、お店のオススメでもある
「発酵レモンサ

もっとみる
SNSを利用するか、しないか

SNSを利用するか、しないか

今どき、Instagramをはじめとする
SNSでビジュアルの共有を喜ばない
お店は、珍しい部類に入るだろう。
お客様が、勝手に口コミしてくれる
のである、感謝して当然というのが
大方の見解だと思われる。

しかしながら、未だに
「写真撮影お断り」
というお店も存在するのは事実。
理由は色々あるのだろうが、何だか
勿体ないな、個人的にはそう思う。

月曜に長野県小布施町に訪れた。
栗が特産の町だが

もっとみる
味も大事、自己PRも大事

味も大事、自己PRも大事

健康診断で、肝臓の数値が悪化した
のがもう6年ほど前。
4ヶ月の断酒の後、数字がある程度
回復したので、その後は多くて週に
3回までの飲酒を守っている。

この断酒の際、みるみる体脂肪率が
落ちた。
アルコールが体内で糖に分解されて
体内に蓄積されていたことが、
数値を以て如実に表れたというわけ。

この前後で、炭水化物ダイエットにも
興味が向き、いわゆる「粉もの」を
食べ過ぎないように意識するよ

もっとみる
映えるパッケージ

映えるパッケージ

今や「インスタ映え」「映える」と
いった言葉は死語に近付きつつある
のかもしれない。
などと思いつつも、当面はまだまだ
現役で使われ続け、1年や2年はもつ
ものと踏んでいる。

そんな「映える」であるが、
これは明らかにSNS時代を象徴する
言葉だ。
他人に見てもらった際に、
賞賛を浴びることに主眼を置いた
意味合い。
SNSで、「見て見てー、こんなに
きれいだよーーーーー!」
という自己主張を形

もっとみる