フィンランド🇫🇮でフィンランド人と国際結婚する時に日本から持参するもの

わたしは今年からフィンランドに来て結婚しているのですが、渡航後に手続き上で「知らなかった！日本から持って来てないよ」となったら困るなと思い、もろもろが終わるまで不安でした。
検索した先の情報もあやふやだったり複雑だったりで「結局フィンランドに行くまでにどうしたらいいの？！」と発狂したので、同じ立場でGoogle難民になっている方がいたら救済すべく簡潔にお知らせします。

結論から言うと、
「パスポートと戸籍謄本（抄本）だけ持ってフィンランドにこい」。です。（2024年現在）

これは、日本で未婚のままフィンランドに来て、フィンランド人とフィンランド式の結婚をするプロセスです。
他の場合はわかりません！

わたしは日本にいる時にネットで調べてた際、サイトによって違ったり色々ややこしいことが書いてあって結局どうしたらいいのか混乱しました。
日本でアポスティーユを外務省で発行してからetc..という記載もあって、モンハンみたいに、"このドラゴンを倒すために必要な武器を作るための素材をもってるドラゴンを倒すための武器を作るための素材が"…的な複雑なループに若干陥り、めんどくさくてちゃぶ台があったら100台くらいひっくり返していました。
どのサイトもなんかあやふやだったんですよね。
おそらく、複雑だけど他の方法もあるのだと思います。

わたしの渡航後の体験談

わたしの場合は観光と同様ふつうにフィンランドに入りました。
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日本大使館にパスポートと戸籍謄本を持って「婚姻要件具備証明書」を発行してもらいます。（€8が現金で必要です。1週間程度かかります）
※戸籍謄本（抄本）は3カ月程度と使用に有効期限があるのでお気をつけください。

在フィンランド日本大使館 : https://www.fi.emb-japan.go.jp/itpr_ja/ryoji-marriage.html

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オンラインでDVV上で婚姻届け提出日を予約します。
フィンランド住民登録センター（DVV）の予約の際にパスポート情報と「婚姻要件具備証明書」の画像が必要です。（だったはず）

Marriage ceremony | Digital and population data services agency

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予約した婚姻届の受理が可能なDVVオフィスの結婚宣誓室で担当者の前で結婚を宣誓します。（うちは2人とも無宗教なので教会ではやりません）

行政の施設である婚姻届受理室ですが#恋愛代理店と書かれているのがエモい

この日もパスポートと「婚姻要件具備証明書」が必要です。
「結婚証明書」が発行されます。

結婚証明書。フィンランド語と英語で選べます。英語にしてもらいました。

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オンラインで、パスポート情報と「結婚証明書」を元に、イミグレーション(Enterfinland)へフィンランド住民登録申請をします。
申請が受理されたあと、オフィスに行く日時を予約しパスポートと「結婚証明書」の実物を提示しに行きます。

イミグレオフィス

受付番号が呼ばれたら指定の部屋に入って手続き

人によっては、その結婚か真実のものなのか、不法就労とか良からぬ理由の入国ではないか確かめるため別途呼び出されてインタビューされる場合があるらしいのですが、私は全くありませんでした。

Residence permits, EU registrations, citizenship

↓
住民登録完了と社会保障番号の発行
審査が終わると、住民の証明であるカードが郵便で送られて来ます。
登録申請から一カ月でのスピード審査完了でした！

オフィスに呼ばれた時は「申請が降りるまでに半年はみてください」と言われたし、知り合いの中国人の方も4カ月はかかったり別のインタビューがあったらしいのですが、一カ月は驚きの速さです。
日本パスポートの国際的な信頼性の高さと無犯罪歴と、うちのパートナーのヘルプがあってこそです。

上につらつらと偉そうに書きましたが私が真面目にやったのは日本大使館で「婚姻要件具備証明書」をとりに行っただけで、あとはうちのダンナが全部やってくれました。
わたしはダンナに「これ申請するからパスポート貸して！」と言われるまま必要なものを彼に渡すだけだったのです。（ドヤァ）

結婚届か住民登録のオンライン申請の時に、ダンナとの馴れ初めとか、この国に住む意思などを書く項目があり、本来わたしが書いて申請する必要（英語も選べます）があるのですが、「こういうことだよね！」と言いながらフィンランド語で事細かく書いてくれました。
馴れ初めについては、「そんなプライベートなこと細かく描写して書くの恥ずかしいじゃん」みたいなこと言ったのですが、弁護士さんに相談していて、それくらい担当者にリアルなイチャぶり？を知ってもらう方が審査が通りやすいんだとか。
英語よりフィンランド語だったのも相手に安心してもらえて良かったのかな。

正直、フィンランドのお役所仕事は本当にのんびりです。
わたしは普通に入国しただけなので９０日以内に結婚を終わらせて住民登録申請中のステータスには持っていかなければなりません。申請中であれば不法入国にならず超えても大丈夫です。
フィンランド人のダンナでさえ、「彼らは書類を右から左に持ってくだけなのに永遠に時間を使うから嫌んなっちゃう！」と発狂して、DVVオフィスに凸りに行ってました。
その甲斐あって、入国から９０日以内に結婚と住民登録完了まで持って行けました。
そんなお役所の皆さんですが、実際会う方々は皆さん協力的で親切で優しかったです。
一応わたしはこの地では移民になるのだし、よく思われていないのではと緊張していきましたが手続き完了時には「ウェルカムトゥフィンランド！」と笑顔で言ってくれました。
礼儀と誠の国、日本に生んでくれた両親のおかげです！

このあとは日本大使館で貰える日本式の結婚届け持って行ったりとか、イミグレの手続きも少し続くのですが、淡々とやってくだけで大変なことはありません。

そんな感じで、ダンナがいなかったら何もできてないじゃんと思われたら、それはそう、としか言いようがないのですが、とりあえず日本からパスポートと戸籍謄本（抄本）だけ持ってこれば何とかなったよ！というお話でした。