ヘルシンキ🇫🇮の無印良品で
11月23日、ヘルシンキ中央街にお買い物に行ったときの話。
この日は夕方からクリスマスパレードがありました。
とても美しくて素敵だったのですが、その様子は次の機会に。
MUJIへお買い物
私はダンナとランチもかねてお買い物へ。
Kamppi(カンピ地区)のショッピングセンターには無印良品(MUJI)があり、フィンランド人にも人気。
日本食が食べられるレストランもあります。
売っているものは日本とほぼ同じで、日本からの在住者は日本と同様の日用品が揃うのでとても助かっています。
今回はクリスマスが近いとゲストが増えるのでスリッパを新調しにきました。
フィンランド人も家では玄関で靴を脱ぐ人が多いのですが、冬は足元が冷えるので直に床を歩かなくて良いようにスリッパを用意しておもてなしです。
え、フィンランド人はスリッパ使わないの?
スリッパを選んでレジに行くと、大量のスリッパを見ながらダンナとレジのスタッフが何やらフィンランド語で談笑していました。
ヤパニ(日本)、ヤパニ、と聞こえるので日本のことを話しているようです。
買い物が終わり、ダンナに「何話してたの?」と聞くと、
「スリッパはフィンランド人はあまり使わないよね。って話してたんだよ」と言う。
わたしは、「え、たくさん今日買っちゃったじゃん!早く言ってよ。」と焦る。
「MUJIのスタッフは、“スリッパを買っていくのは主に日本人か、他のアジア系の人たち。中東とかも。”って言ってた。
うちはボクが日本の文化を理解してるし、奥さんが日本人だから使うんだ、って言ったんだ。」と彼は何故か得意げ。
私はふと疑問に思ったことを聞いてみます。
「フィンランド人はスリッパなくても寒くないの?何も使わないの?」
彼は、「使うとしたらソックスだよね。買って来たり、手編みで編んだり。ニットの分厚いソックス。
家にゲストが来たら、スリッパではなくてソックスを渡すんだよ。」
わたしは、「あー、、そうなんだ。」
彼「今、何考えてるかわかるよ。」とニヤつく。
わたし「ギリ、家族なら分かるけどさぁ、、人の使ったソックスを履くのが、慣れてないと少し複雑な気持ちになるわ。」
彼「もちろん裸足の上に履くんじゃないよ。自分の靴下の上に履く、ニットのソックスだよ。」
わたし「分かってるよ。寒冷地仕様のスリッパだと思えば納得できる気がするわ。」
結論。
フィンランドのソックスは日本でいうスリッパである、ということです。(※個人の感想です)
MUJIレストランのトンカツに唸る
お店の一角にあるレストラン「MUJI Ravintola」へ。
Ravintola(ラビントラ)はレストランという意味です。
ダンナが唐揚げを選び、わたしはトンカツをオーダーしました。
デザートも美味しそうで、かわいいマカロンが乗った抹茶ケーキも追加。
料理が来て、唐揚げとトンカツを一切れずつ取り替えっこ。
二人でトンカツを頬張ると、
「んんー!」
二人同時に唸り声が出て揃い、顔を見合わせます。
旨すぎる!
表面の衣が薄くてサクサク。
その薄い衣をサクッと甘噛みしたら、中のお肉がホロっと柔らかく解け、甘い肉汁が口内に溢れます。
優しい塩加減でお肉の旨さが引き立っています。
衣とお肉の厚さとテクスチャーのバランスが絶妙です。
フィンランドでこんなに美味しいトンカツが食べられると思いませんでした。
唐揚げもとても美味しかったのですが、身が小ぶりで火周りが早いせいか、柔らかさに欠けて、内部のしっとりしたジューシーさが少なかったように感じました。
もう少しお肉を大きく切って揚げてくれるとなおよしです。
唐揚げも充分美味しいのに物足りなさを感じたのは、トンカツの完成度が高すぎたせいで期待が高くなったからと思います。
唐揚げに使われているゆずソースが美味しくて買いたかったけど、この時は店内で見つかりませんでした。
無印良品のアイテムではなく、レストランオリジナルなのかも?
抹茶ケーキは、甘すぎず、ほんのり抹茶が香り美味しく食べられました。
でも、こればっかりは日本で食べる抹茶ケーキには勝てないなぁ。
フィンランドの主要焙煎所のコーヒーが手に入る
カンピのMUJIにはヘルシンキのアーティストによるグッズのほか、ローカルフードも売られています。
チョコレートやコーヒーなどです。
わたしはコーヒーが好きなので、よく焙煎所を探訪しています。
このローカルマーケットでは、ヘルシンキにある主要な人気焙煎所のコーヒーがおおかた網羅されて売られていて驚きました。
個々の焙煎所に行かなくてもここにまとまって売られているので便利です。
ヘルシンキから遠いフィスカルスで買ったコーヒーもここに売られていました。
フィンランドはコーヒー大好き国家でカフェが多く、焙煎所を兼ねているところもよくあります。
スターバックスがほぼありません。(スタバはフィンランド国内に空港を含めて3店舗。チェーン店だとフィンランドのコーヒーチェーンのESPRESSO HOUSEが多い印象)
フィンランドのコーヒーの特徴は比較的スッキリとして優しい味わい、クリーンなアロマのコーヒーが多いです。
深煎りであってもそれほど強くなく、飲み心地が良いと感じます。
北海道のコーヒーも同じ印象だったので北国のコーヒーの特徴なのかなと思っています。
おわりに
カンピのMUJIは、日本と同じ商品だけでなく一部のオリジナルアイテム、ヘルシンキローカルのアイテムが手に入ります。
また、カジュアルで質の高い日本食も食べられるので、日本の食事が恋しくなったらぜひ行ってみてください。
お役立ち補足情報として、お手洗いはMUJIの一つ上の5階、レストラン階にあります。
(わたしがMUJIの店内でトイレを探して一周したので同じ人が出ないようにおしらせ。)
そして、5階にあるレストラン「Fisken på Disken」のサーモンスープはオーソドックスなサーモンスープと一味違い、とても美味しいので食事の候補にしてみてくださいね!
★ランチの後のクリスマスパレードの様子はこちら!