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bandcampから電子音響アルバム「Reborn」発売のお知らせ

作曲家の山本雅一です。

アルバムリリースのお知らせです。(デジタルリリース)
試聴できます(3回まで)ので、良かったら聴いて下さい。
気に入ったらご購入頂けたら嬉しいです。

ジャンルは「電子音響」です。エレクトロニカというか、コンピュータ音楽の一種です。
いわゆるメロディとかハーモニー、リズムなどに捉われず、「音」をコンピュータで自由に組み立てる音楽です(雑)が、最近はこういうサウンドも珍しくない様で、良い時代になったものです。

収録曲は以下の6曲です。(タイトル右は制作年)
作品メモが聴いた印象と一致するかは分かりませんが、聴いて下さる方が自由に楽しんで欲しいと思っています。
ちなみに、「ヘッドホン」(イヤホン)を使って頂くのがオススメですが、たまに大きい音もあるので、音量に留意・・・


1 : Tamashizume (small requiem) [2016]
ピアノ曲「魂鎮め」(スケッチ第2集)をフィーチャーしています。柔らかく幻想的なサウンドが、光に包まれる様な、海底に沈んでいく様な、浮遊する感覚に連れていきます。

2 : Mindscape [2005]
マインドスケープは一般的に「心象風景」と訳されますが、この作品では「妄想風景」とも言っても良いと思います。
強烈なホワイトノイズから始まると、回想を思わせるピアノの音がヴェールの向こうで響き、やがて内的な世界へ深く入り込んでいきます。
CCMC (Contemporary Computer Music Concert) 2005公募入選作品。作品中のピアノは「スケッチ第1集」からの引用です。

3 : Dayscape [2011]
タイトルは造語で「デイスケープ」と読みます。2曲目も含め「〇〇スケープ」シリーズがあります。
シンプルな音色(サイン波)による断片的で独り言の様なメロディーを中心に、様々な景色に展開していきます。変奏曲的な構成。
日常が色々と変化する感覚を音楽(音響)にした作品です。

4 : Arcadia [2002]
宇宙船で地球以外の惑星にある原始時代を観に行った、という近未来的なストーリー。そこは宇宙人ならぬ、宇宙恐竜たちの楽園で、宇宙版ジュラシックパークの様なものですが、映画よりは安全で平和的なイメージ。
電子音響の分野では処女作。

5 : Sand words [2018]
石垣島で採取した音を中心に構築。砂粒一つ一つが会話をしたり、踊ってみたり、といったイメージです。砂の精霊に遊んでもらった音楽。

6 : Reborn (short version) [2012]
「眠り」を一種の「死」と捉え、再び目覚める(=復活)までの夢の世界をイメージした作品です。夢は起きると覚えていない事も多いですが、夢の中で体験した事を背負いながら次の日を生きていくのかなという気がします。
原曲は32分の作品ですが、後半に現れるピアノ主導の場面を抜き出したものでる。また、スケッチ第2集の第4曲としてピアノのみでも演奏できます。


2002年作の「Arcadia」を発表して以来、「電子音響」にすっかりハマって細く長く作り続けておりますが、一度発表した後に「お蔵入り」になってしまう事も多いのです(楽譜の作品もですが、汗)。
そんなある日、売り物にすればいいじゃん!と、bandcampさんに乗っかってみようと思った次第です・・・つくづく良い時代になったものです。


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