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なぜこの時代にパイロットを目指すのか

なぜあなたはパイロットを目指していますか?

そう聞かれると、聞かれた相手によって返答を変えてしまう。というよりオフィシャルな場であればあるほど本音が語りにくいのでこじつけたような丸い事を言ってしまう。これはパイロットを目指す人なら理解してくれる人も多いはずで、パイロットになるソースはいくつか存在するがその試験をかい潜り訓練生になるためにはこの問いにそれっぽい答えを用意しておく必要がある。

日本でパイロットを目指すには?
日本でパイロットになるにはANA、JAL、スカイマークと言った会社が独自でパイロットを養成するいわゆる自社養成。大学2年卒業見込み以上で25歳未満の者に受験資格が与えられている航空大学校。法政、桜美林、崇城、東海といった設備の充実した私立大学における訓練を修了すること。自費で海外へ渡航しライセンスを取得して自ら航空会社にアプライして就職活動を行うやり方。以上の4つに大きく分けて分類されるだろう。私もこのうちいずれかのソースで訓練を行なっているがあえてそこには詳しく触れずに行きたいと思う。

私がなぜパイロットを目指すか
『今の時代、パイロットはもはや必要なくなる。操縦は自動で行われるしむしろそっちの方が安全だ。』そう言われると反論できない。現に新橋駅から豊洲駅を結ぶゆりかもめは全自動で運行が行われているほど我々の身近でインフラをオートメーション化する流れは加速している。自動車だってテスラや国内のメーカーも実験を行い、実用化に向けて動いている。こんな時代の中でもどうしてパイロットになりたいのか。1番大きいのは『自分の手で飛行機を飛ばすかっこいい人になりたい』これである。つまり、突き詰めていくと『カッコよくなりたい』のである。1度憧れてしまうと引き返せない。それが空の世界の魅力なのだ。現役で飛んでるパイロットの方も、生まれ変わってもこの仕事に就きたいと仰る方は多いと聞きます。

自動操縦だろうが関係ない
飛行機は現在、離着陸以外のほとんどをオートパイロットという自動操縦に頼っている。いずれは離着陸も自動で出来るようになり、パイロットはモニター役の1人で十分だ、などという意見はある。もし50年後に生まれていたとしたら僕も現実を受け止めパイロットという道を志さずにいたかもしれない。しかし、今この時代に生まれてパイロットという職業に憧れてしまったのは運命としか言いようがなく、いくら他に魅力的な職業があったとしてもパイロットを目指さなかった事を一生後悔して生きていく事になる。そんな気がするのだ。だからもはや引き返せない。引き返したくない。だからパイロットになるために今を生きる!今後この職業がどうなるかはわからない!前後裁断して今に集中する!そう決めたのです。

保険はかけておくべき
前章では前後裁断!と威勢よく言ったもののやはり万が一に備え個人で自分の付加価値を上げられるようなスキルを身につけておくことや教養を広げることを怠ってはいけないなと思います。例えば

・英語のスピーキングスキルを高める
・気象予報士の資格を取得する
・読書をして世界の教養に触れる
・積立NiSAを利用して投資信託を行う

パイロットの勉強をしつつもこれぐらいの事は保険としてやっています。しかしあくまで軸はブレることなく、『パイロットになる』です。