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脱プラスチックについて考えてみた

みなさんこんにちは。
PILOT SDGsチームのじゅんじゅんです。

今回は、SDGs関連の中でも最近特に耳にする”脱プラ”をテーマにお話したいと思います。
ぜひ最後までお付き合いください◎

プラスチック資源循環促進法

2022年4月1日に施行された「プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律(プラスチック資源循環促進法)」。

皆さんは、このプラスチック資源循環促進法がどういうものなのか、何を目的としているのかご存知ですか?

第一章 総則
(目的)
第一条 この法律は、国内外におけるプラスチック使用製品の廃棄物をめぐる環境の変化に対応して、プラスチックに係る資源循環の促進等を図るため、プラスチック使用製品の使用の合理化、プラスチック使用製品の廃棄物の市町村による再商品化並びに事業者による自主回収及び再資源化を促進するための制度の創設等の措置を講ずることにより、生活環境の保全及び国民経済の健全な発展に寄与することを目的とする。

プラスチックに係る資源循環の促進等に関する法律より引用

難しい言葉で書かれていますが、簡単に言うと
プラスチック製品の設計からリサイクルに至るまで、事業者のみならず、自治体や私たち消費者の全員で、 3R+Renewable(再生可能な資源に置き換える)に取り組んでいきましょう。
ということです。

深刻なゴミ問題

プラスチックは今や生活に欠かせないものとなっていますが、その一方でプラスチックごみが世界的にも深刻な問題となっています。また、海洋ゴミや気候変動も深刻な問題です。

これらの問題を解決するために、プラスチック資源循環促進法が制定されました。

では、プラスチックごみの量はどれくらいあるのでしょうか?

プラスチックごみの排出量

OECD(経済協力開発機構)の報告によると、2019年の世界のプラスチックごみの発生量は3億5300万トンに達したと報告されています。

一方、日本のプラスチックごみの量はというと・・・

一般社団法人プラスチック循環利用協会の報告によると、日本の一般家庭から排出されるプラスチックごみは約410万トンで、そのうちの約77%(約316万トン)が包装・容器/コンテナ類です。

また、国連環境計画(UNEP)の報告によると、プラスチック容器包装の排出量は他の国よりも少ないですが、日本の人口一人あたりのプラスチック容器包装の排出量はアメリカの次に多いと言われています。

アメリカの人口は約3億3000万人、日本の人口は約1億2000万人です。
こんなにも人工差があるにも関わらず、人口一人あたりの排出量が多いのには驚きです。

脱プラをどう考える?

さて、このプラスチックごみを減らすために、身近なところでも”脱プラ”の取り組みが始まっています。

例えば、スーパーやコンビニ、飲食店などでは紙ストローやバイオマスストロー、紙製のスプーンに切り替えられたり、紙製の包装容器に切り替えられたりしています。
また、ゴミの分別方法が変更された自治体もあり、日常生活で”脱プラ”を感じるようになりました。

しかし、これらの動きからプラスチック製品を使うことが”悪”かのように捉えられているような雰囲気があり、違和感を感じることもあります。
また、プラスチック製品から紙製品に切り替えただけで、地球にいいことをしている・エコな活動をしている、となるのもプラスチック資源循環促進法本来の目的からかけ離れているような気がします。

紙製品をプラスチックの代替品とする場合、FSC®マークが入った紙製品であるのか、もしそうでないとしても、環境に配慮して製造されていることが重要です。

▼FSC®についてはこちら

まとめ

プラスチック資源循環促進法のスローガン

「今の便利な生活をどれくらい手放せますか??」

「脱プラ=ゼロプラではない」とわかってはいるものの、今の生活からプラスチック製品を減らすことはなかなか難しいです。

私個人の場合でいうと、家族がこういうことに無関心だからです。

しかし、ごみの分別をすることはできるし、私が利用するものに限定すれば、再生利用が可能な製品や代替素材を使用した製品などを選ぶことができます。

たとえ微力であったとしても、こういう一つ一つの小さな行動を続けていきたいと思います。


興味深い記事を見つけたので紹介します。


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