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環境復権!【コードトーカー徹底解説】


・はじめに

筆者のゆーさくです。
普段は関東で”わよCS(@wayo_cs)”という大会を開きながらオタ芸してます。
この記事は遊戯王OCG”2023/04/01”環境における
「コード・トーカー」デッキの解説になります。
サイバース系は1月に発売された新弾「CYBERSTORM ACCESS」で大幅な強化を受けていたのですがイシズとビーステッドが重すぎてお蔵入りしていました。
そしてそれらが消えた新環境。
先日のネクストプレイ杯でこの「コード・トーカー」を使用し入賞することが出来ました。

1月の新弾で登場したカードやニビルケアで使用した「サイバネット・リフレッシュ」を含めたデッキ紹介及びカード解説を記載しています。
こちらは全て無料で読めます。
「新しいサイバースの効果知らんな」
って人は是非読んでみてください。
勝敗に大きく絡んでくる詳しい手札誘発のケアやプラン、サイドチェンジは後半の有料部分に記載しています。
無料部分を読み切って更に興味が湧いたら購読してくれると嬉しいです。
これから斬機を含めサイバース系はCS環境のみならずランキングデュエルなどでも使う人が出てくるデッキタイプです。
ランキングデュエル中心の方も是非一読してください!
それではよろしくお願いします!

※「コード・トーカー」と書きましたが「ファイアウォール」や「斬機」といった他サイバーステーマも色濃く採用していますので「サイバースGS(グッドスタッフ)」という表記の方が正しいのかもしれませんが今回は「コード・トーカー」デッキとして進めます。

自己紹介
2年前にもコードトーカーで優勝を含め複数回入賞しnoteを作成しました。
ネクストプレイさんのデッキ紹介動画でも「コード・トーカー」の紹介をやらせていただいたこともあります。
またインファントが出てからの@イグニスターでもCS最速入賞をして無料noteを作成したりもしました。
もし気になったら過去記事から覗いてみてください。


・2023/04/01環境の考察

ご存じの方がほとんどだと思いますがピュアリィを中心にメタゲームが回っています。
現環境でTier1以外を使用するに至って大事なのが
①次元障壁
②三戦系
③手札誘発(G、二ビル、ドロバ)
これらのカード達に対して如何に耐性があるかだと考えています。

コードトーカーはこれらのカード達に対して
①次元障壁
→リンク中心の為効かない
②三戦系
→コンフリクトでの発動無効
③手札誘発
→G&ニビル:斬機によるケアが可能。二ビルに関しては入賞ツイートにもある通り「サイバネット・リフレッシュ」でも対策可能。
→ドロール:ぶっちゃけ重いが新規「リンク・デコーダー」の登場でサーチなしでもリンク数が伸ばせるようになったので妨害を立てることは可能。
と、環境でも"戦える"デッキとなっています。
俗にいう展開系デッキとなるのでその手のデッキが好きな方にはオススメです。


・採用カード解説

構築


ファイアウォール・ディフェンサー

1月の新弾で追加されたサイバース待望の超1枚初動です。
リンク素材になるとファイアウォールモンスターをリクルートするのですが、基本的には次に紹介するファントムをリクルートします。
①の効果にうららをもらうのが死ぬほどきついのでベイルリンクス(+聖域)を採用。

ディフェンサー1枚でベイルをリンク召喚
→チェーン1ディフェンサー
→チェーン2ベイルにしてうららをケア。

また②の効果によりサンボルライストなどからの破壊耐性があります。
仮に使われた場合守れるのはファイアウォールモンスターだけのためヒートソウルなどは破壊されてしまいますがヒートソウルがシンギュラリティのリンク先であるならすぐ蘇生できる為コンフリクトを使用せずとも盤面を維持できます。
①の効果は後にも先にもサイバース以外を特殊召喚すると使用できなくなるトランスと同じ制約を持っているので注意。
1枚初動であるため最大数3枚採用。

ファイアウォール・ファントム

ディフェンサーからのリクルート先。
①の効果でサイバネット系を加えたあと手札を捨てますがここで「転生炎獣の聖域」を捨てます。
このデッキにおいて聖域はいわゆるゴミ札となりますがディフェンサーへのうららとファントムのデメリットの2つを解決してくれるため素引きのリスクを考えても採用するべきだと考えています。
ニビルケアを行う為のサイバネット・リフレッシュはこのカードで墓地に送ります。
②の効果で使用したEXカードを回復させます。
戻すのはスプラッシュメイジやトランスなど蘇生リンクモンスターで私の場合はだいたいスプラッシュメイジを戻しています。
先行展開でEXを全力で使いがちのサイバースでは嬉しいおまけ効果です。
素引きしたくないため1枚のみ採用。

ファイアウォール・ガーディアン

ファントムを素引きした際のディフェンサーのリクルート先です。
素引きしたファントムはインヴァートで特殊召喚して展開を修正します。
またマイニングでディフェンサーをサーチした後、ドロールをもらった際にもこのカードをリクルートします。
ファントムの代わりであるため最低限の1枚のみ採用。

斬機サーキュラー

2022年の負の遺産スプライトやティアラメンツが初登場した「POWER OF THE ELEMENTS」にこのカードも入っていてもはや同期です。
同期故か強すぎます。
このカードを引けるとG、ニビルの受けが格段に良くなります。
詳しくは後半の”対手札誘発”に記載します。
サーキュラー1枚でもファイアウォール+ヒートソウル+超階乗になります。
先行展開で必要でありながら後手でも召喚兼を潰された上から展開できるカードでもある為最大数3枚採用。

斬機ダイア

サーキュラー1枚のみの展開の際使用するカード。
超階乗でこのカードを素材にしながらラプラシアンを特殊召喚すると②の効果で妨害を追加できます。
なので展開する際はこのカードを如何に墓地に送れるかが鍵です。
自ターンでも、このカードを素材にダランベルシアンを出せば②の効果で誘発を無視しながら展開できます。
純斬機デッキではないため素引きがそこまで強くないので1枚のみ採用。

斬機シグマ
斬機アディオン
斬機サブトラ

シグマはサーキュラーのコスト。
アディオン、サブトラはサーキュラーでの手札誘発ケアに関わってくるため被らないよう散らしながら1枚ずつ採用。
相手モンスターも選択出来るため後攻時の召喚兼潰しの上からだせたり先行展開の補助にもなる為パワーは低いですが非常に使い勝手が良いです。
コーデックが発動してある状態でのヒートソウル召喚時のサーチ先でもあります。
手札誘発の受けを想定する際に増量が検討されるカード達です。

マイクロ・コーダー
コード・ジェネレーター
ドットスケーパー
ガッチリ@イグニスター

手札からリンク素材になれる「マイクロ・コーダー」「コード・ジェネレーター」(多分通称チビコード)
2年前の「レディデバッガー」が初動である時はGのケアであったりで複数枚採用されるのがデフォルトだったが、今はマイクロ・コーダーと同じ闇属性のファイアウォール系を初動としているので直接ヒートソウルに行きながらコンフリクトをサーチといった流れが出来ないためコーデックのサーチ先として少ない枚数での採用に留めています。
ガッチリはコードジェネレーターを素引きした際のコーデックサーチ先です。
ベイル+トランスの盤面の場合でもサーチし、ベイル対象に特殊召喚すればトランスへの幽鬼うさぎをケアします。

サイバネット・マイニング
サイバネット・コーデック
サイバネット・コンフリクト

ファントムやマイクロ・コーダーのサーチ先。
マイニングはドロールの受けを考えて2か3かで採用枚数を悩むところだが手札に足りないディフェンサーかサーキュラーを選べる為現在は最大数3枚採用。
コーデックは夢の1から∞の効果を持っているが0から1にならないかつ以前よりサーチがしやすくなった為、今後も最低枚数1枚を継続する予定。
”ファイアウォール”や”斬機”がいながら「コード・トーカー」デッキとしたのは結局このカードでリンク数を爆発的に伸ばす構築だからです。
コンフリクトは超階乗に対して使われる墓穴を無効にするのが目的のカードになります。
三戦が爆増してる中、同名2枚持ちもこのカードの前では無力になります。

サイバネット・リフレッシュ

①の効果は覚えていません。
基本的にファイアウォール・ファントムで墓地に送り、②の効果をニビルの効果に直接チェーンして使用することでニビルをケアできます。
2本目以降の先行札ですがまだまだ研究中のカードでありマイニングを最大数採用しているなら後攻でも投入する余地があるかもしれません。

斬機超階乗

主にダイア+サーキュラー+シグマを選択して相手ターンにラプラシアンを出します。
面除去+ハンデス+なんでも無効
になり破格の妨害性能です。

塊斬機ラプラシアン

前述した超階乗で相手ターンに出します。
①の効果は対象を取らないためピュアリィ+ストリートという盤面になってもモンスターに触れるどころかストリートも割れます。
それ読みでストリートを張らないでピュアリィリリィを出して来たら変身効果チェーンでFWDの効果でバウンスしてあげましょう。

塊斬機ダランベルシアン

まれにですがサーキュラー+アディオンなどの召喚権を残しながら3素材でエクシーズ召喚できる手札の場合ディフェンサーをサーチ。
その後の展開でコーデックでダイアをサーチして盤面を作る場合があります。


ファイアウォール・ドラゴン・シンギュラリティ

ついに増えましたEXからの妨害です。
このデッキでの①の効果は墓地のダランベルシアン(エクシーズ)のみを参照して使用するので1バウンスです。
FWD(リンク4ファイアウォール・ドラゴン)と違い”カード”をバウンスするため永続罠にもある程度抗えます。
毎ターン使えるのも◎。
②の効果を使い自ターン中に墓地バウンス効果を使用したFWDを蘇生し、再度バウンス効果を使用できるようにします。

例:Gに対してうららを使用済
→FWDでうらら回収
→FWDを素材にシンギュラリティ
→シンギュラリティでFWD蘇生

またヒートソウルに壊獣を投げられてもシンギュラリティのリンク先であるなら②の効果でそのままヒートソウルを蘇生してコンフリクトを使用出来る状態に戻せます。
相手ターンでも蘇生効果が使用できるのは頭に入れておきましょう。

プロテクトコード・トーカー

闇の”コード・トーカー”であるためリンク2コード・トーカーを出さずともコーデックでマイクロ・コーダーのサーチが狙えます。
このカードを混ぜてFWDを出し、②の効果を使用すればすぐさま2相互FWDが成立します。
②の効果は相手ターンにも使用出来るので仮にシンギュラリティ+FWDの盤面でシンギュラリティに壊獣を投げられて相互リンクを解除させられても、②の効果を使用しこのカードをFWDの横に出すだけで再び相互リンク状態になれます。
コストは自分ターンならベイル+メイジ。相手ターンならトランスを除外することが多いです。
ファントムでEXデッキにリンクモンスターを戻す際はこのカードのコストを考慮します。

リンク・デコーダー

超強いです。
リンク数があと1あればといった各シーンがこのカードで解決します。
マイニング→ディフェンサーサーチにドロールを貰ってもトランス+FWDになります。
単純にリンク数+1というのは今までよりエクストラの妨害(FWD)に辿り着きやすくなった為、ドロールの受けが少し良くなりました。

・基本先行展開

通常召喚=ns 特殊召喚=ss

・「ファイアウォール・ディフェンサー」1枚
場 リンク6FWD(カードバウンス)
+リンク4FWD(モンスターバウンス)
+ヒートソウル(2ドロー)
+コンフリクト(何でも無効)
+超階乗(ラプラシアンによるハンデスを含めた除去とダイアによる何でも無効)

音出るので注意⤵︎

消費エクストラ11枚でファントムによるEXデッキ回復とFWDによる手のリソースもあるので次の自分のターンも問題なく動けます。
ダークフルードやエクストラリンク+相手場イヴリースを狙う構築も存在しますがメインEX共に枠を食う為コンパクトに収まるこの展開をベースにしています。(ダークフルードは多分@イグニスターで使う方が強い)
先行の最大値を高くすることも大事ですが先行は元々勝ちやすく最大値より手札誘発の受けなどを考えた最小値を如何に高く出来るかが重要だと考えています。

以上がカードの解説及び先行展開になります。
読んでいただきありがとうございました。
サイバースに興味を持ってくれたら嬉しいです。

ここから先は対手札誘発への詳しい考え方やサイドチェンジを記載しています。

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