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ふと思ったこと

さつまいも

焼き芋メーカーを購入し、さつまいもを毎日食べるようになった。排便の調子などとても良く、数ヶ月続けているけれど、かなりお薦め。この時期は作った後、冷蔵庫で冷やしてから食べている。スイーツやお菓子など止められない人にもお薦めだし、忙しい時の食事の代替にもなる。

Nujabes

一時期、あまりにも彼に似た音楽が流行り、「こういう感じで作ると売れるんでしょ」という量産された感じが嫌で、彼の音楽自体も聞かなくなっていった。彼の没後10年以上経ち、流行も移り変わり、何より、僕もそれなりの年齢になった。自分の中のカドも取れてきたのか、改めて聞くとやはり好きだなと思う。これぐらいのテンポだとグループレッスンなどのBGMにも使える。

正解は1つじゃない

ピラティスのプログラムデザインの要諦から1つだけここで書くとすれば、どう立位にまとめるかということになる。赤ん坊が仰向けでオギャーと生まれて、立つまでを追いかけていく。仰向けから立った姿勢でのエクササイズで形作る。最初だけ立ってはじめたり、座ってはじめたりするのは、この考え方に付随して特別な意図がある場合に限られる。発育発達の流れを追いかけながら、動きのテクニックとクオリティを追求するという、大きなデザインとしては変わらない。でも、ヨガはこういう考え方を取らない。座位のアーサナの準備として立位がある。それもなるほどと理屈に合っている。「ヨガとピラティス、どちらが良いですか」とか「ヨガだとこうなんですが、ピラティスではなぜ…」という質問をする人は、正解が1つだと思っている。キリストも釈尊も、詳しくないけれどムハンマドも、誰もが聖者だけれども、言っていることには違いがある。シュタイナー、クリシュナムルティ、みんな違いがあるけれど、それぞれに触れて僕たちは活かすことができる。誰か一人の教えをとことん信じる道もよいだろうし、僕のようにつまみ食いをしてもよいのだろうし。ボディワークに関わらず、正解は1つではない。

とはいえある明確な間違い

とは言え、偶像崇拝を否定したキリストの死後、キリストの偶像が建てられて、後の人々はそれを拝むようになってしまう。「キリストが伝えたことと、真反対のことをしてまっせ」と思わなくもない。ピラティスでも、両脚を揃えて伸ばす場面で、足先をV字に形作ることを求める団体もある。これは明確な間違いで、脚を伸ばしていくと、身体の仕組み上、少し外旋していくという流れの中の結果であって、プロセスを無視して、最後の形を外旋させてホールドしても、身体の中で起こることはまったく違ってくる。指導者から指導者へと延々に続く伝言ゲームの結果、こういうことが起こってしまう。本質を知らない指導者に未熟な段階で出会ってしまうと、明確な間違いを信じ続ける羽目になる。

流れとかたち

中国拳法の先生から以前に紹介を受けた本だけれど、随分と日が経っても、読み返すことがある流れとかたち。フロー系のヨガとアライメント系のヨガのどちらがよいかとか、どちらを学ぶかとか、どちらを伝えるかとか、悩んでいる人は読むことをお薦めする。ヨガから離れても、ジャイロトニックやジャイロキネシスはかなりフロー寄りで、あの心地よさは素晴らしいものがある。僕の培ってきたピラティスはカパンジーをかなり参考にしているし、アライメントにかなり寄っている。だからこその治療的効果が存在する。この社会、世界そのものが流れとかたちの行き来で成り立っているし、お時間のある方は是非。


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