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作家必見!物語に革命を起こす新しい『どんでん返しの作り方』 LIVE 6月4日

ライブ講座『アナザー・ゴースト』


秘められていた悪意が正体を現す「敵のどんでん返し」。

探し求めていたものが見つかる「目的のどんでん返し」。

そして、ついに詳細が明かされる3番目の理論。

『アナザー・ゴースト ~問題のどんでん返し』

凡庸な人物が主役へと躍り出るためには、読者の共感が必要です。

その共感を引き出すのは主人公の苦難、つまり「試練」です。

あなたの物語に魅力が足りないのは、主人公がひどい目に会わないからです。

「試練」が甘くなるという悩みを解消したければ、『問題のどんでん返し』の型を使ってください。

あなたの推しキャラが、あっという間にスーパースターに!

秘訣は、主人公が自動的に追い詰められる構造にあります。

ひりつくような危機を設定する、まさに秘技と呼ぶに相応しいテクニックを、本当に使いたい方にだけお伝えしたいと思います。

探偵小説の魅力と謎解きの心理学

エンタメの王道とも言うべき推理小説の源流が「探偵小説」です。

名探偵が活躍して難事件を解決する、という構造の物語で、読者に謎解きの楽しみを提供するジャンルとして長年愛されています。

ぴこ蔵も小学生の頃から、ホームズやポワロや金田一の名推理に心を躍らせた思い出があります。中学生ぐらいになると、乱歩先生の描くちょっと淫靡な犯罪世界に別の意味でドキドキしたものでした。

心理学的に見ると、人間は不合理な事象に合理的な説明を求める傾向があります。エンタメ物語作家になりたければ、この習性を見逃すわけにはいきません。

謎が解けた瞬間のカタルシス。ダークな動機への洞察。探偵小説とは、犯罪行為の背徳感を通じてハレを体験してもらうためのストーリーです。

このジャンルの物語は、しばしば依頼人が探偵に謎を解決するよう依頼するシーンから始まります。

事件の依頼人なくして名探偵は存在しないのであります。

もちろん私も「ロンドンはリージェンツ・パーク近くのベイカー街221B」という住所を、何かあった時に駆け込めるように暗記しておりました。

依頼人は不気味で不条理な謎を抱え探偵事務所にやってきます。そして読者や探偵と一緒に、謎を解き明かす過程に没頭し、物語の世界にぐいぐい引き込まれます。

幼き日のぴこ蔵の夢は、いつかそんな憧れの依頼人になって、名探偵と共に霧のロンドンを走り回ることでした。

それほど重要な「依頼」の動機は、物語によって異なります。

実は、依頼人は、いろんな可能性を持つキャラクターなのであります。

探偵役と依頼人の関係性を変えるだけで様々なオプションが作れるわけです。

「善意の依頼人」本物の被害者

例えば、ある時は、依頼人は主人公に助けを求めている本物の被害者です。つまり保護の対象です。

「善意の依頼人」新たな仲間

また、依頼人と探偵が恋愛感情や友情を育むことで共に事件を解決する場合もあります。これだと「新しい仲間」ということになります。

これらの「善意の依頼人」を、あたかも主人公の敵に見せかけることによって、読者の推理を撹乱することもできます。

「悪意の依頼人」

あるいは逆に、依頼人は裏で事件を操る人形使いであり、探偵は知らないうちに利用されてしまうというケースもあります。これが悪意ある依頼人です。

幼い私が夢見たような善意の依頼人は、探偵の協力者として登場し、事件への関与は単なるきっかけに過ぎません。

一方で、悪意を持つ依頼人は、探偵に対する敵として現れ、物語に緊張感と対立をもたらします。

彼らの目的は、探偵を騙し、自らの悪事を達成することにあります。探偵に提示される依頼は、表面上は単純に見えるかもしれませんが、実際には犯罪の陽動作戦であり、探偵は囮として利用されるのです。

これが「悪意ある依頼人のどんでん返し」、つまり「問題のどんでん返し」です。主人公が解決しなければならない『問題』に仕掛けられるからです。

そして、この「問題のどんでん返し」こそが、物語の魅力を高め、読者を最後までページをめくらせる最大の要因となります。

ライブ講座『ANOTHER GHOST』では、そんな「問題のどんでん返し」を徹底解剖します。

それは単なるミスリードに留まらない、物語が突然変異するグレートツイスト!

秘密は“ANOTHER GHOST”という言葉に隠されています。

あなたが見つけるのは、どんでん返しをパワーアップするもうひとりの幽霊です。

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