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酒粕粉チーズ 006

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【酒粕粉チーズ】

粉チーズと言っていますが、原料はほぼお米だけ!
酒粕も玄米粉もお米からできています。

酒粕は旨味も栄養もたっぷり含んだ健康食品ですが、いまいち食べ方がよくわからない、って方も多いのではないでしょうか?
独特のお酒の香りが苦手だったり、お子さまには食べ難かったりと、せっかくの酒粕を上手く日常生活に活用できない!というお悩みにぴったりのレシピです。
粉チーズとしてだけでなく、酒粕米粉を作っておくと、いろいろアレンジができて本当に便利です。


〈材料〉

・酒粕(板でもバラでも) 100g

・玄米粉(なければ上新粉や米粉でも) 70〜100g *粉の量は酒粕の水分量で変わります

・なたね油 大さじ4

・天日塩 小さじ2

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〈作り方〉


1)酒粕と玄米粉を大きなボウルへ入れて両手ですり混ぜ、ポロポロのそぼろ状にする。スコーンの生地を作る時の感じで。酒粕の水分が多くて手にくっつくようなら玄米粉を足してさらさらになるように調整する。フードプロセッサーを使えばきめ細かく出来ます。


2)1で作ったものをフライパンに入れ、火をつける前に天日塩、なたね油を加えて混ぜ、全体が馴染んでから中火で炒ってサラサラの粉状になるまで水分を飛ばす。
きつね色になって粉チーズ状になれば出来上がり。

*オーブンを使う場合はベーキングペーパーを敷いた天板に薄く広げて160〜180℃で20分ほど焼きます。全体の水分が飛んできつね色になれば完成。

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〈おすすめレシピ〉


・パスタやサラダ、カレーなどのトッピングに
・キムチとも相性良し!
・味噌汁にかけても
・豆乳マーガリンと混ぜて棒状にして固め、スライスして食べるとお酒のアテに最高!

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パスタのトッピングに↑

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グラタンにも↑

◎最初に作った酒粕米粉は冷凍しておくと便利。
味噌汁に入れれば粕汁に、ポトフなどのスープに溶かせばクリームシチューに、お湯か豆乳でのばしてホワイトソースに、ホワイトソースにしたものにオリーブオイルを加えてチーズフォンデュにと、いろんなものにアレンジ出来ます。洋食に使う場合はナツメグを加えると酒粕の香りが薄まってお子さまでも食べやすくなります。
粉チーズを作りたい時にも必要な分だけ乾燥焼きすれば良いので、すぐに作れて便利です。


《酒粕の話》


酒粕はその名のとおり日本酒を搾ったあとの搾りカスです。
お米に含まれるたんぱく質が微生物たちの働きによってアミノ酸に分解されることで、あの旨味がうまれます。
酒粕は植物性のアミノ酸、チーズは動物性のアミノ酸が熟成されているので、加熱をすることでメイラード反応がおき、似たような味になるのではないかと思います。
原料は米だけですが、とても奥深い複雑な味がしますので、本当に菌たち微生物の仕事には感心するばかりです。
米のでんぷんもたんぱく質も分解されていますので、消化吸収が良く素早くエネルギーになり、成分中のコラーゲンは熱にも強いので美肌効果や整腸作用、栄養補給など身体に嬉しい効能がたっぷりです。

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酒粕も醸造アルコールが含まれていると出来上がりがアルコール臭くなることがありますので、醸造アルコール無添加のものを選びましょう。
純米酒の酒粕には醸造アルコールは含まれていませんので、純米酒を作っている酒蔵さんで買うのがおすすめです。

アルコールをしっかり飛ばしてしまえば、離乳食にも使えるくらい小さなお子さんでも食べられるようになります。

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