見出し画像

砂糖の甘くない話(仮タイトル)5

砂糖の話パート5

前回はケトン体のお話でしたので、今回はケトン体優位の身体になったらどうなるの?というお話です。

1〜4はこちらからどうぞ↓

5.ケトン体優位の身体になったら

では、ケトン体が優位に働く身体になったらどうなるのでしょうか?
これは、2週間以上糖質を最低限の量にコントロールすると体験することができます。
とりあえず砂糖を抜くだけでもかなり変わりますが、炭水化物(特に小麦粉と白米)も抜くことでケトン体がちゃんと働くように切り替わります。

厳密な糖質制限は、糖尿病や高血圧などの持病のある方は自己流ではせずに、糖質制限の知識のあるお医者さんの元で行ってください。


〈低血糖になるのは最初だけ〉


糖質を摂らなくなると、最初のうちは空腹感を感じ、めまいを感じるかもしれません。その場合は無理をせず、体力を使わないように、本を読んだりして何かに集中すると、お腹がすいていることを忘れてしまうでしょう。水を飲んだり、人とおしゃべりをしたりして氣を紛らわせるのも有効です。とにかく「お腹がすいている」ということに意識を向けないようにしていれば、しばらくすると忘れてしまいます。普段から糖質をたくさん摂っているような場合には、空腹感でイライラしてしまうこともあるでしょうが、とにかく氣にしないことです。
何年か前に「ばあちゃんお腹空いた!」「氣のせいや!」という話が流行りましたが、正にその状態です。空腹感は実は氣のせいで、本当は喉が渇いているということもあるので、水を飲むことで落ち着いたりします。

食事では、たんぱく質(アミノ酸)と脂質、ミネラル分である塩をしっかりと食べましょう。食物繊維も摂る事で満腹感も得られます。たんぱく質と脂質を摂ることで、脂肪が燃焼されてエネルギーが効率よく使われるようになります。天然の塩に含まれるミネラルの働きで肝臓内でブドウ糖が作られるので、外からの食事でブドウ糖を摂り入れなくても最低限の血糖値を維持するためのブドウ糖は確保することができます。この働きが体内で正常にされるようになると、必要以上に空腹にならず、お腹が空いてもめまいやふらつきが起きることがなくなります。血糖値の変動も最小限になりますので、血糖値スパイクが起きず、イライラしたり、頭がズキズキと痛くなるようなことが無くなってきます。


〈むくみや不調も改善に〉


血液の流れも良くなりますので、むくみが無くなり、足が軽く感じたり、指先の痺れが無くなったり、顔のむくみもとれて全体にすっきりとしてきます。頭の中のモヤモヤも晴れて思考がクリアになり、物を考えたり、本を読んだり、物事を理解したりすることが容易になります。眠くなりにくくなりますので、食後に眠くて何もできないとか、夜もすぐに眠くなってしまうなどが解消されたり、車の運転中の眠気も起きにくくなるので、一日の時間を有効に利用できるようになります。

炭水化物を摂ることをやめて、たんぱく質と脂質をメインに食べるようになると、全体の食事量が減るため、胃や腸への負担が減り、消化も早くなるので、内臓が圧迫されなくなり、結果として腰痛もなくなります。実は私も10代のころから、何度もぎっくり腰を繰り返していて、腰痛は持病になっていたのですが、少食になり、糖質制限を始めてから、特に治療やマッサージなどしていないのに、腰痛が無くなりました!今でも時々食べ過ぎることがあると腰が痛くなりますが、数日食事量を減らすことで、すぐに元に戻るようになりました。


〈ケトン体優位で持久力・集中力アップ〉


そうして、ケトン体優位で低糖質でも動ける身体になりますと、身体が軽く、持久力・集中力がアップします。眠くなりにくいので長時間頭を使うことができますし、疲れても回復が早く、翌日まで疲労が残るということがあまりありません。年齢を重ねることで、仕方がないと諦めていた様々なことが、実は老化ではなく、身体の糖化だったのだとわかります。そして、糖化しないような食生活を送れば、老化を遅らせることができるのです。

しばらく低糖質の食事を続けていて、普通に小麦粉や砂糖、白米などを食べますと、お酒を飲んだ後のように、頭がボーっとして眠くなり、胃がムカムカして胸やけがしてきます。夜寝る前に甘いものなどを食べますと、次の朝起きた時には、まるで二日酔いのように気分が悪く、めちゃめちゃ目覚めが悪いんです。

このことを実際に体験しますと、当然健康で身軽な身体、クリアな頭の方が良いに決まってますから、自然と糖質を控えて、少なくしていくようになるのです。

まずは2週間、完全に砂糖、小麦粉、白米を抜くことをしてみることで体感することができますよ。


つづく

古民家宿では13匹の茶トラ猫と1匹の犬と同居しています。あなたのサポートがにゃんことわんこを支えてくれます。ありがとうございます