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ジョージ・ガーシュインの作品の著作権が復活するそう。

こんにちは。
あっという間に12月突入ですね。
今年も後わずか。

2021年を振り返りつつ、
2022年のことを考える今日この頃。

ふと友人のTさんと話している中で、
ジョージ・ガーシュインの作品の著作権が復活することを知りました。


ジョージ・ガーシュインとは?
と思う方もいらっしゃると思いますが、
アメリカの作曲家でポピュラー音楽・クラシック音楽で有名になった方です。

  • ラプソディー・イン・ブルー

  • パリのアメリカ人

  • サマータイム

などの曲は耳にしたことがある方もいるのではないかと思います。

1937年に没年を迎えており、
多くの作品は著作権フリーとなり、アレンジ音楽のアルバムやお店でのBGMに利用されている作品もあります。

著作権といえば、
死後50年以上経っていたら失われるのではないか?
なぜ今になって復活するのか?


ジョージ・ガーシュインには兄アイラ・ガーシュインとの共同作品が存在する。

ジョージ・ガーシュインには兄アイラ・ガーシュインがおり、
ジョージ・ガーシュインの作品の中には
兄弟での共同作品も多数あることがわかりました。

ガーシュインの作品の中で、2022年に著作権が復活すると言われる337曲の作品については、
兄アイラ・ガーシュインとの共同作品です。

弟ジョージ・ガーシュインは1937年に若くしてこの世を去り、
亡くなってから50年以上経過していますが、
兄アイラ・ガーシュインが亡くなったのは1983年。
現在は著作権は死後70年間は有効となるため、
兄アイラ・ガーシュインとの共同作品である337曲に関しては
2053年まで著作権が復活するということになったそうです。

そのため、2022年の1月以降はこの対象となる337曲の利用に関しては、
著作権料を支払う必要があります。

いままでの使用やカバー作品に関しても著作権料が発生するのか?

これに関しては、今までの使用やカバー作品に関しての追徴金を支払う必要はないそうです。
ジャズの世界ではガーシュインの作品をカバーしてアルバムを出していた方も多いでので、今まで作品化していた方にとっては良かったのではないかと。

ちなみに
ジョージ・ガーシュインだけの作品で兄アイラ・ガーシュインとの共同作品ではないものは、
今まで通り、使用料は発生せず使えます。
冒頭であげた作品の中の
「ラプソディー・イン・ブルー」「パリのアメリカ人」は問題なく利用できます。

これらを知らずに利用してしまい、
著作権料を支払わずにいると・・・
ある日、JASRAC(日本音楽著作権教会)の方からお声がかかるということもあるため、
気をつけねばと思うのでした。

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