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朝、家の本棚を眺めていて。

家の本棚。引っ越ししてから痴人の愛を読みたいと思って早2ヶ月。谷崎潤一郎は陰翳礼讃しか読んだことがないからこれは読んでおきたい。夏目漱石もこの年になってやっとまともに読めるようになった。(坊っちゃんでさえ読めなかったんだから呆れる)
純文学って芸術作品なんだもんね。絵をみて音楽を聴くように、純文学に触れるのは今とくに自分に必要なことのように強く感じます。映画やお芝居はまとまった時間がないからまだ難しいなと。

中学のときに「ねじまき鳥クロニクル」を読んでからお小遣いを貯めて村上春樹を買い続けた。多くの影響を村上作品から受けている。(だからそんな言葉遣いでそんな性格なの?と思ってくれる人と村上春樹について話したいな)

血となり肉となる世界だと思う。
芸術って。

必要か不要か論はバカみたいだと思っていて、必要な人にはとことん必要だし不要な人にはとことん不要なわけだ。どっちが素晴らしくてどっちが劣っているわけではないとわたしは思うんやけど、わたしは今両極端な世界のなかにいるのだろうか。SNSに辟易しているのに、見てしまう自分がバカみたいだ。と思ったので、SNS接触時間を今日から極限まで減らそうと思う。

あやめにスプートニクの恋人を貸したら雨に濡らしたらしくってお詫びにと今度騎士団長殺しもプレゼントしてくれるって言うから、楽しみ。
人に本やCDを貸すときに何かトラブルが付随して返ってきたり、返ってこなかったりすることは別に普通だと思うので、本当はなんでもよかったんやけど。どんなものでも人からプレゼントをもらうのは嬉しい。
(過去に何冊も人に返していない本やCDや楽器がある。いつか返さねばと思うのやけど、行動に及ばず、友だちを何人か失くした。)

そんなことでぼんやり、わたしの部屋の本棚を見ている不思議な朝だった。必ず返すからね。借りたもの。

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