裏高尾ぶらぶら

6月某日、自転車で裏高尾をぶらぶらしてみた。

本当は駒木野庭園を見に行くだけのつもりだったが、コロナの影響で庭園は見れるが、旧民家には入れないという事で、意外に早く見終わってしまったため、さらに奥に行ってみようということになった。

駒木野庭園は鯉がいる池はとても澄んでいて、鯉もきれいだし、なによりも様々な種類の紫陽花が咲いていて本当にきれいだった。各紫陽花の横には紫陽花の名称も記載されていて、花の印象と名前から受ける印象がリンクしているものが多く、楽しかった。

その後、坂道を自転車で登り、裏高尾へ。

自転車で坂道を登っている中まず立ち止まったのが、小仏関跡。ここは昔関所で、「入鉄炮出女」の言葉通り、厳しく江戸の町の出入りを取り締まっていたという。この関所以外の場所から出入りすることは禁じられていたようであるが、地元の人はある程度自由な面もあったという（八王子教育委員会による小仏関跡の説明看板より）。ここの地元の人の生活はどんな感じだったんだろう。

この跡は現在は公園になっており、梅の木があるのだが、この地域に住んでいる人は梅をもいで取っていいという紙が掲示板に貼ってあり、地元感が出ていていいなぁと感じた。もぎ取りたかった。。。

その先に行くと、きれいな小仏川が横に見えてくる。カニとか魚がいそうな感じである。

もう少し行くと、中央自動車道のでっかい橋（裏高尾橋）の真下まで行ける。その少し手前に「山籟」というレストランがあった。

おしゃれな民家の1階をレストランにしているようであった。メニューが外に出ていたので見てみると、シカ肉を使ったパスタ等あるではないか。ジビエ食べたい。外から見ると店内もきれいで、おしゃれで、アットホーム感があって良さそうなので是非今度行ってみたい。

そして橋を越えて少し坂を上ると、「峰尾豆腐店」が見えてくる。おからと豆乳をつかったドーナッツののぼり旗があり、こんな水がきれいそうな場所のおからと豆乳を使ったドーナッツはおいしいんだろうなぁということで購入。

普段あまりドーナッツを食べないのでミスドのドーナッツとの比較になってしまうが、脂っぽくなくあっさりしていて、少しむにゅっとふわっとしていておいしかった。訪問した時間が遅かったのか、豆腐は販売されていなかったため、今度買いたい。

その先に行くと、「浅川国際マス釣り場」が見えてくる。ぱっと見た所、20～30人は釣り人がおり、車のナンバーを見てみると熊谷や所沢からも来ており、「国際」とついているだけあって、良い釣り場なのだろうか。

長さが60m程の池があり、水車のような撹拌機がいくつか設置されている。その周りを囲うように釣り人が糸を垂らしており、山に囲まれた場所でこんな光景を見るとは思わなかった。

これ以上先に行くと、坂がきつくなりそうだったので、今回の裏高尾ぶらぶらはこれで終わりである。少しぶらぶらしただけで、こんなにも自然を感じ、面白そうなお店を発見できる場所なんて、全国にもあまりないんじゃないんだろうかと思ってしまうくらいだった。東京なんだけど、自然がある田舎な感じがいい。またぶらぶらしよう。