私にもファンが出来た話。



 好奇心で始めたライブ配信


 先日、一ヶ月前くらいから始めたライブ配信でとてもうれしいことがあったのでここに綴りたい。きっかけは私が所属している事務所からの誘いだった。はじめはリスナーさん(視聴者)と楽しくお話しできたらいいなと思い始めたライブ配信だった。



 まず、ライブ配信とは何なのかについて説明したい。ライブ配信とはその名の通りリアルタイムでリスナーさん(視聴者)と交流ができる。生配信中は料理配信をしたり、雑談配信をしたり、歌配信をしたり配信形態はライバーによって様々だ。


 17(イチナナ)という配信アプリではアーミーというポジションがあり、これは分かりやすく言えばライバーのファンクラブのような役割を果たしている。リスナーさんがアーミーになることによって、形としてライバーを応援していることを示すことができるのである。


 私には今まで生きていたなかで「ファン」というものができたことがない。そもそも誰かから自分自身を応援してもらう機会もなければ、自分から何かを発信していくという機会は全くなかった。


 自分を発信してみる


 ライブ配信を始めてから約一ヶ月間、私はただひたすらにリスナーさんとの雑談を楽しんだ。その結果、私の話を楽しく聞いてくれて私のライブ配信を毎日楽しみにしてくださる方々ができた。その上、ギフトを投げてくださる方々が出来た。ライバーはギフトを貰うことによって収入を得ることができるから、簡単に言えば私自身に価値を感じてくださったということである。


 数字よりも大切な共感価値


 ライバーに数字は付き物である。ギフトを投げてもらえばそれが数字として反映されコインとして表されるし、フォロワー数はそのライバーの影響力として最も分かりやすい指標の一つである。配信者としての立ち位置についたとき、誰もが数字が伸び悩むことを経験するだろう。私もそのうちの一人だった。ライブ配信を行う目的がお話しすることを楽しむだけだったらもっと気軽にできたのだろうが、事務所所属ライバーたるもの得体の知れない不安が押し寄せてきた。

 しかしながら、私が将来のビジョンを明確に語ったり、自分の人となりを語ったりすることによって、それに対して共感し応援してくれたり、私自身のありのままを好きになって下さることが増えた。そして、7月に入り、私には3人のアーミーさんができた。


一私ってありのままでいいんだ。私にもファンができた。


 毎日ライブ配信をしていくなかで出会う沢山のリスナーさんたち。対話して考えを深めて共感しあい、広がる共感の和。それこそがライブ配信の価値であり、その対価としてギフトを頂く。自分の価値観に共鳴してくれる人がいることはとても幸せなことである。私は数字よりも大切な自分の価値観に共感し応援してくれる方々がどれだけありがたい存在であるかを日々ライブ配信を通して噛み締めている。

 


 


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