見出し画像

(シンエヴァネタバレ有感想❗️)精神疾患が語るシンエヴァ。

#シン・エヴァンゲリオン劇場版

 noteなんてハイテク最先端SNS(?)を使っていることだし、折角見たんだからどこかに感想を書きたいと思っていたからここに書こうと思います。
色んな考察を見たりした上での個人的な感情や人生背景含めの感想なので、「お前の感情いらねえ!」という方はブラウザバックを推奨します。戻るなら今です。普段は精神疾患に関するnoteを執筆している人間ですので、その辺の話題が出ます。嫌な方はUターンでお願いします。

 このnoteは感想であり、考察を含み、個人的主観も含み、想像の域の話、いわゆる妄想も含みます。嫌な方はブラウザバックを推奨します。

 ということでね、語っていきたいと思います。話したいところだけ話すスタンスで行きます。

 ヘッダー画像は自分で描いた(描きかけの)アスカとレイです。シンジがエヴァに乗るきっかけになったレイの包帯姿が右目に眼帯をしていて、シンジがエヴァに乗らないでと言われるきっかけになったアスカの後の姿が左目に眼帯をしているの、対になってるっぽくてかなり好きです。包帯やアイパッチ、怪我した女の子のビジュアルが好きなタイプのオタクなので、傷付いた少女、めちゃくちゃ来るものがありますね…………(キモい)
 レイは右目に眼帯、綺麗なプラグスーツ、腕の肌部分が露出している、に対して
↑↓
 アスカは左目に眼帯、壊れてテープが貼られたプラグスーツ、ジャージを上に羽織っている、っていう点がめちゃくちゃ対比になってませんか!?私はここが個人的に謎に好きなポイントです。熱くなってしまいました。その人が怪我したせいで「エヴァに乗ることになった」⇔「エヴァに乗せてはいけなくなった」みたいな物語の進行も好きです。正しくはシンジくんをエヴァに乗せてはいけなくなったのはアスカのせいではないんですけどね、まあそこんとこは目を瞑っておいて☆⌒(ゝ。∂)(古のウインク顔文字)

======================

 0706作戦、マリがかっこよすぎて何度でも見れますよね!!!!(語彙力のない感想)
登場人物の中では2番目にマリが好きなので、戦闘狂アクセル全開にして44A、44B、4444Cを殲滅していく場面、いつ見ても溜息が出るほど楽しそうでいいな〜〜〜と思いますね。マリの好きなところです。
 エヴァの予告が予告通り使われてるぞ!!??っていう点でも見ていて面白かったです。冒頭十数分、確かに使われてましたね。見せられた映像と違うもの見せられてもいい覚悟は出来てるぞ!!!!って気持ちで行ったのですが、意外と普通にそのまま使われてて、なんなら「これまでのエヴァンゲリオン新劇場版」もそっくりそのまま流れたのでびっくりしましたね。

 今思うとやっぱり、いい意味で嘘をついたり私たちを騙すような感じというか、試す感じというか、そんなつもりがなく、真っ向からシンエヴァンゲリオンをぶつけてきてそれを私たちが受け止めて終わり、という感じが初めからしていてすごくよかったなと思います。
 もちろん監督が騙したり考察させたりみたいなものを好んでいないことは知っていますが、どうしてもそれを勝手に嗅ぎ取って考察したりしちゃうのがオタクじゃないですか。でもなんか勝手に嗅ぎ取るというか匂わせられる隙もなく次々とわんこそばがお椀に注がれていく感覚が2時間35分いっぱいいっぱいに感じられました。2時間35分に今までの全てを詰め込んでくれて全力で返してくれてありがとう庵野!って感じです。わんこそばはちょっとよくわかんないですね。いや、もう息つく暇もなく情報と供給の嵐だなァおい!って感じでした。これでわかるかな???伝われください。オタクはすぐボケるし語彙力が無いんですよ。

 黒波の田植えシーンもよかったですよね。「〇〇って、何?」って少しずつ言葉や感情や人間の色々なことを覚えていく黒波、まじでよかったですよね……段々人間になっていくけど不完全な身体のロットだったので結局消えてしまう黒波、、
 おれたちの心がポカポカしたのを返してくれよ!!!!ってなった方いません?私はめちゃくちゃなりました。切なすぎる。シンジくんが「綾波は綾波だよ」と言ってくれたシーンでうわあああってなりました。まあ確かに綾波シリーズであることに揺るぎはないから彼女は綾波でしかないんですけど、でもあの個体、「そっくりさん」は確実に別個体として生を始めたばかりだったのにね、切ないね、って感じました。
 トウジや委員長が夫婦になってたり、ケンケンが生きててよかった〜〜〜!!!!っていうのも第3村での安堵ポイントでしたよね。
ケンスケがあんな大人のいいおじさんになるなんて知らなかったよぼかぁ…………。アスカとケンスケのやり取りがいいなぁと思いましたね。
14年経っても老いることの無い身体で、14歳の見た目のままのアスカ。でも14年経っても精神が比例して大人になるかと言われたらそうでもないですよね。そういう性格だと言われたらそれで終わりなんですけど、アスカの人間性?性格?は、やっぱエヴァの呪縛故に生まれているというか。
 やはりオリジナルの幼い頃に自分の中に生まれた「親に褒められたい」的な承認欲求、わだかまりがそのままその体に設定されてクローンが作られているような気がして、どの体でもアスカはあのまま老いることが無いのでは?と思いますね。性格、じゃなくて「承認欲求が高い」というか「家族や周りの大人からの評価を自己評価とする」みたいにプログラミング、設定されている気がします。
 アスカが1番好きで感情移入して見てしまうのでチラチラ写る回想がほんと……つらくて……キツくて……。アスカは作中での本人の情緒というか、感情のジェットコースターが結構すごいので、私普段はあまり人の病み期に釣られないタイプの人間なんですが、アスカにはズブズブ感情移入してしまうので映画を見ながら情緒不安定になっていました。
 ハチャメチャに号泣したり、心拍数上がって死にかけながら見ていました。シアターから出る時、病院に救急搬送された時並みのバイタル叩き出してて、まず立てませんでした。立っても小鹿みたいになってました。手も震えてジュースが持てないんですよ。もう本当笑い事じゃないですからね、これ。2回目まじで見に行けんのか?って今から不安ですね。見ようとは思ってるんですけど……まあでも、本当にもうそのくらいアスカには感情移入しながら見てしまうんですよね。なんなんだ……。好きだぞアスカ……幸せになってくれ…………。
 で、話を戻すんですけど。これもまた自分語りだな…………第3村での一時休養というか、隠居生活を繰り返しているアスカがまた自分に重なってキツかったな〜〜っていう感想です。
 最近はそうでもないですけど、本当に鬱が最底辺だった時って食欲も睡眠欲も性欲もなくて。水だけ飲んで何も食べずにゲームしてスマホ見てぼーっとして、眠剤飲んで眠って(眠れないなら眠るふりをして朝までやり過ごして)、みたいな生活を延々と送っていたので、アスカのそれがもし14年間続いていたとするならば、それに対する不安感や形式上だけ無意味に寝起きしたりすることへの自己嫌悪など、メンタル面での不調は計り知れないものだと思います。
何をしてもつまらなくて、ただ自分が存在している意味だと、価値だと思っていることには執着し続けるので、アスカはエヴァから降りなかったのかな、なんて…………。私は絵を描くことだけはやめませんでしたね、最近はお休みしていますが。
 自分は鬱で引きこもり生活になってから6年経ちました。大半は確かに無為な生活を送っているなと思いますけど、三大欲求が枯れ果てたままの生活はほんの一部分なので、もし14年間それがぶっ続けなのだとしたら、アスカの精神面での成長がないのはもしかするとそういうのが原因だったり、するかもしれないですよね。ロットが変わったりはしなかったのかな?とか考えてはみたんですけど、左目に封印柱刺さってましたし、14年間あの身体で生きてたんでしょうね、多分、彼女は…………マジで計り知れない闇を感じるな……。絶対辛いよな〜〜〜……????感情移入するとか言ってましたが、確かに感情移入はするけど14年間もそれを抱えるの!?と思うと、自分じゃ抱えきれないよなぁって感想になります。アスカはすごいねかっこいいねってめちゃくちゃ褒めてあげたいですね。褒めて頭くしゃくしゃになるまで撫でてあげたいです。(オタクの欲求)

 どうしようアスカのこと語りすぎて全然映画の中身が思い出せん。とにかくアスカのことをずっと想って見ていました…………。
 そうだなぁ、ヴンダーのシーンもめちゃくちゃよかったですね。ヴンダーが戦闘しているのもそうだったし、ヴィレクルー達の壮絶な裏側…………スカーフってそんな意味があったのか!!うぉぉ……!!;;;;って感じでした。ミサトさんのやつ、加持さんのスカーフかぁ!ってなりましたね。あのシーン予告で見てめちゃくちゃ楽しみにしていたのでミサトさんの血じゃなくてよかった!と思いつつミサトさんが発砲された点に関してはめちゃくちゃ笑いそうになりましたが。
 ミドリちゃんが何かしらやらかしてくれる!というのはめちゃくちゃ期待していたのですがサクラちゃんが出てくるなんて知らないぞ〜〜〜!?って思いました。
「家族皆殺しの仇」←わかる
「恩人であり仇」←まだわかる
「撃ったらエヴァに乗らなくて済む」←???
サクラちゃんの発言がさすがにヤンデレ彼女すぎて笑いそうになりました。そこでお前が舞台ひっくり返すか!!?っていうキャラだと思っていたのでまさかまさかでしたね。ヒロインレース2番手に踊り出た女とか言われててめちゃくちゃ面白いですよね。
ミドリちゃんが個人的に好きなんですけど、別に飲尿してないしむしろ嫌がってたのになんでミドリちゃんは飲尿ピンクなんて不名誉なあだ名つけられてるんですかね、、インターネットミーム恐るべしですね。私はむしろ、あんなに荒廃した世界であそこまで人間らしく振る舞える、家族をなくしているからこそ未来への執着がきちんとある、そこがミドリちゃんの魅力だと思いました。個人的にはかなり好きです。ビジュアルも結構好みですね(?)

 あとはなんだろう、やっぱり決着つけるためにゲンドウとシンジが対話してくれたのがかなり嬉しかったな、と思います。世界終焉の淵で親子水入らずの殴り合い、からの話し合い。自分が平成生まれなので「昭和くさいなぁ(笑)」と思いつつ、「拳で語り合う」的なポーズ、嫌いじゃないしむしろ好きでしたね。お父さんには力じゃ敵わない。じゃあ対等に腹を割って話をしよう。っていう流れ、めちゃくちゃよかったです。アスカのオリジナルに嫉妬されるような親子に見えてた、とはいえシンジとゲンドウにはかなりの確執があったと思うので、話し合って円満に終わることが出来て本当によかったなって思うんですよ。S-DATの居場所がストーリーの鍵、みたいな考察をよく目にしますけど、確かに今となってはあれがどこにあるかでシンジの成長を感じられたし、今回父の手元に戻ってくることでケリが着いたんだなあ、って感じですよね。

 あと好きなシーンや考察的なものでいうとラストの方のカヲルくんのシーンが好きでしたね。
「渚司令」のくだりもめちゃくちゃよかったなって思いますし、「カヲル=ゲンドウ説」が個人的にはめちゃくちゃ好きなのでそれを当て嵌めてみると視点が変わって楽しいな、と思いました。
「レイ=ユイ」の対比として「カヲル=ゲンドウ」という説が浮上したんだと思うんですけど。シンジのイマジナリーフレンドであるカヲルくんの在り方が、確かにレイの在り方と近いものがあるな、と思ったのでこれ楽しい説だな〜と。
シンジがNERVのエヴァパイロットだった時依存したのは母に似せて作られたレイで、第13号機に乗る際に依存したのが自分好みに動くカヲルだったんですよね。で、カヲルくんが生まれた時(セカンドインパクトかな?)にセントラルドグマへぶち込まれた精子?だか肉体だか生命体だかなんだか、がゲンドウだという説があるらしく、カヲルくんは父のコピー、みたいな考察を見て「はー!すげー!」ってなりました。もうここまで来ると妄想なんですけどね、「ゲンドウがその場所に置いてきた父性」が「渚カヲル」だとしたら?っていう説を見て私はもうそれしかねえ!!!!って思いました。もうその刷り込みで映画を見てしまうきっと…………。でもだとしたら結構納得が行くんですよね。加持さんと会話をするカヲルくんが、回想の中で今まで歩いてきた場所を通るとき、「渚司令」と呼ばれたのもそれが理由なのでは?なんて思いますよね。
 ラストの駅のホームのシーンではカヲルくんはレイと一緒にいるじゃないですか、だから「レイ=ユイ」⇔「カヲル=ゲンドウ」として対になる、番になる、っていう説が成り立つのでは?っていう。その形とはいえ2人が転生して今度こそ幸せになっているのだとするといいですよね。
 そして私はここで「渚カヲル、リョウジとミサトの子供として転生してる説」を提唱していきたいですね。「渚司令」のくだりで一緒にスイカ育てる話したり、「下の名前で呼んで欲しい」「まだ呼びませんよ」みたいなやり取りをしているじゃないですか。だからもし子供として転生したら呼んであげるつもりで、転生してカヲルくんは加持さんにカヲルって呼ばれてるんじゃないか…………って思うんですよね、妄想ですけど。だとしたらゲンドウさんが生前コンプレックスであった「親に愛されなかった自分」も存在しなくなってハッピーなんじゃないか、って思いますよね。私だけかな!(笑)
 映画より先のことはわからないけど、他者との関わり合いのある現実を選んだみんながどうか幸せであるように〜〜って思います。映画見た時はめちゃくちゃ喪失感に襲われてたんですけど、1週間くらい経ってやっとまともに感想書けるくらいには腑に落ちて来ました。8日公開で、スケジュールの都合で10日に見たんですけどそれまでSNSの類いを絶って、考察動画も見たいけどめちゃくちゃ我慢して、映画に臨んで、ここ1週間、も経ってないですね、数日かけて考察や色々な人の感想を読んで、今やっとの思いで受け入れられた、って感じがします。
 でももう一回見に行きます!!!!(笑)
また何回か見て改めてこの映画を噛み締めたいな〜と思います。折角完結ですしね、今までの感謝の分いくら払っても足りないくらいですよね。もう一度みたい。お腹いっぱいだけどもう一度みたいと思わせてくれる終わりで本当によかったな…………。
 ありがとう、すべてのエヴァンゲリオン。そして、さようなら。

 また会う日は、来るのかな〜〜〜…………???
来たらいいな〜〜〜……でも来なくてもいい(笑)

ということでね、長々と書かせて頂きました!2回目見に行ったら追記すると思います、多分。3回目見に行けるかな〜?(笑)見に行きたいな、見に行きたいな、と思わせてくれる終わりで本当によかったな〜〜〜〜〜……………………(余韻)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?