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青学生をアップデートせよ(前編)

〜令和時代における、テクノロジーと文系青学生のキャリア設計〜

2045年にシンギュラリティが起きると言われている、我々はAIに仕事を奪われてしまうのだろうか。
いやAIに仕事をしてもらうという発想の転換が必要である。
トヨタが終身雇用は無理であると宣言したのはまだ記憶に新しい、近代の価値観が崩れていき、元号も令和に変わり価値観のアップデートが必要ある。
そんな新しい令和時代に必要なものはなんであるかというと「信用」である。
今までは会社やお金が信用を肩代わりしていたのだが、これからは個人の信用が大事になってくる。
シェアリングエコノミーの発達により我々はものを所有するのではなく、シェアすることになる。シェアが成立する条件としてその人に信用があるかどうかである。
さらにクラウドファンディングはその人の信用に対し、お金さえもがシェアされるようになった。
中国では個人の信用はスコア化され、スコアによって行動が制限されつつある。日本でも時間の問題だろう。
ブロックチェーンの発達は個人の記録を促進し、スコア化へとつながる。そんな時代で信用を高めるにはどうすればいいのだろうか。
自分で新しい価値を生み出し、信用が高い青学生「青学生2.0」を考えていく。

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スピーカー

松永エリック・匡史 
青山学院大学 地球社会共生学部教授
アバナード株式会社デジタル最高顧問
ONE+NATION Digital&Media Inc. 代表取締役CEO

小澤政生
株式会社TechBowl代表取締役

宮脇悠介
青山学院大学 経営学部4年
学生団体LICHT 設立、運営代表

皆川凌太
青山学院大学 総合文化政策学部4年
PiedPiperプログラミング愛好会 設立、運営代表

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協賛

イベントは株式会社NewsPicks様より協賛をいただきました。

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NewsPicks: https://newspicks.com

日本のITイノベーション


皆川:青学生2.0になるためには、「価値を生み出せる人」になれと。価値を生み出すことで、「信用」が生まれてくると。では我々はどういったことで価値を生み出すことが必要なのか?と考えた時に、日本の課題は沢山あるんですけど、大きく二つ経済成長において失敗してしまったことがあって、それの一つはITイノベーションですね。皆さんご存知の通り。日本にいるとあまり実感がないのですが、世界の中でみると結構、ITイノベーション遅れていてますね。

次にクールジャパンですね。テレビで見ると「日本の〇〇がすごい」っていう番組、結構あるじゃないですか?でも実際国の政策としてクールジャパンというのをやったんですけど、まあ、ダダ滑りということで笑 ここの二つはやはり大事なところかなと、この二つに論点を当てて話していきます。

まずはITイノベーションですね。

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この図なんですけど...これ、渋谷駅のITベンチャーマップなんですが、沢山ありますよね。Googleの新しくできたビルにありますし、小澤さんのマークシティも、サイバーエージェントもいて、本当に沢山あるわけですよ。渋谷って日本のシリコンバレーと言われたりもしていて、めっちゃIT産業が活発だと。

そこでなんですけど、なんでこんなにベンチャー沢山あるのに、さっきITイノベーションは遅れていると言ったんだ?というと、そこはちょっと疑問ですよね?そこで「世界から見た渋谷の立ち位置とは」。若干難しいところではあるのですが、本当の世界のシリコンバレーはGoogleとか、中国だと深圳、他にもイギリスとかも結構活発だったりして、じゃあ実際日本の渋谷ってどういう立ち位置なのかな?というのを、お伺いしようかなと思います。ちょっと難しいと思うんですけど。

松永:難しいですね。その、渋谷はシリコンバレーだシリコンバレーだって感覚って無いですよ、僕らビジネスマンからすると全然無い。単にあの、観光客が来て沢山写真撮ってるっていうのと、妙にイベントがあるとゲロ吐くっていう。

一同:(苦笑)

小澤:スクランブルが荒れるくらいしか...。

皆川:学生からしてみると、渋谷ってめっちゃベンチャーがあって、色々会社探し回ってみるとすごく実感としてあって。渋谷って言わずに日本のIT業界の立ち位置ってどういうところかって...大雑把なんですけど。

松永:あ、実は言い忘れたのが、僕は学部英文・院は国政出身です。OBなのでよろしくお願いします。実は僕ですね、外向けにはコンサル会社のイメージが強いんですけど、新卒で入ったのってエンジニアなんですよ。実際エンジニア出身の経営コンサルタントで、イメージが違うので言ってないだけですっていうところなんです。最初は日本銀行でプログラミングやってたんですよ。

で、なんでこの話をしたかっていうと、当時の日本のシステムって世界で最高峰だったんですよ!日本の銀行って世界のセキュリティのトップだったんで、90年代の最初の時ってアメリカ中の銀行が見に来たんですよ。もうシティバンクからチェースマンハッタンのトップが「日本のセキュリティは一体どうなってるんだ?」と見に来ていたんです。でもじゃあここまで落ちぶれてしまった原因は何かっていうところなんですけど、経営コンサルティングが上に来て、ITは下になるっていう変なカースト制度がある時からできたところから、これがおかしくなって来たと思うんですよ。

皆川:それって何年ぐらいですかね?

松永:特に2000年ぐらいじゃないですかね?

皆川:2000年ぐらいにIT業界はダメに...

松永:最初だってインターネットが入ってプロバイダーって、あんまり就職先としてはよろしくないっていうかね?当時はやっぱりNTTとか、第1種情報通信事業主に入るのが格好良くて、第2種...?っていう世界があったんですよ。ところが気がついたら反転していたっていう。

皆川:気付いたら?

松永:歴史っていうのはだからそういう感じなので..

皆川:そうですね、ITエンジニアって給料低いのは今でも続いていて...上がっているところは上がっているんですけど、低いところは低いところのままっていう感じだと思うんですけど、ちょっとここで次のスライドに行かせていただきますね。

日本のIT人材の現状

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皆川:「日本のIT人材の現状」ですね。ここはちょっと小澤さんが一番詳しいんじゃないかなと思って...給料が低いっていう話もあると思うんですけど。

小澤:まずどれくらいの人口がいるかっていう所なんですが、日本の人口は大体1.2億人から1.3億人くらいで、労働人口が7000万弱だと言われています。ITエンジニアってそのうちの大体1%で70万人くらいしかいないんですね。ニーズとしては高まっているものの、プロのエンジニアになれる人って全然増えてなくて、でもプログラミングを趣味でやってみたいなとか、触れてみたいなっていう人が増えてきているのはすごく良いことなんですね。昨日もちょうどメルカリの方が「プログラマーになりたいとかエンジニアになりたいという人はめっちゃ増えてる。でも何を作りたいかがよくわからない人も増えてる。」と言っていたんですね。何か作りたいものがあってプログラミングやってて、だんだん面白くなってきてプロになった人が多いんだけど、エンジニアの人口にはまだまだ少ない。ニーズはすごく高まっていて、スクールも増えているので一見すごくやりやすくなる、確率としてエンジニアになる人が増えている傾向があるように思うんですけど、そこに自分の意思がないので、ピラミッド的には裾野がすごく広がったピラミッドになっているっていうのが今の現状としてあるかなと。

松永:ITって言葉がちょっとなんか雑だなあと思うんですけど。

小澤:そうですね。

松永:例えばアプリを作ったりとかね、iPhoneの中のApps作る話と、例えば銀行の基幹系のやつを作ることって全然違うと思うんですよ。僕はちょっとAppsの方は詳しくないんですけど、例えば大手のプロジェクトをする時に全体を管理する人、基本設計書を作る人、詳細設計書を作る人がそれぞれいるんだけど、SE(システムエンジニア)が関わってくるのが下の方で、実はコンサルが全体の管理をやってるんですよ。だからアクセンチュアってあんな馬鹿でかくなっている訳で、システムの上位部分ってコンサルがやってるんです。これがすっごいプログラマーをつまんなくしてるんですよ。海外のプログラマーは自分で設計書も作るんですよ。だからGoogleとか自分でアイデアを起こしてきて作る訳ですよ。だから日本のベンチャーはすごい面白いアイデア持ってる。僕の友達もほんと面白いやつやってんだけど、もう大手はもう、クソですね。

一同:爆笑

松永:今年すごく面白いなと思ったのが、アマゾンのAWSの社長が今年のイベントで"Builders"ってみんなで叫んだんですよ。要は「エンジニア立ち上がれ」と。「基本設計書詳細設計書をコンサルに牛耳られるんじゃなくて、お前らが作れよ?!」っていうことを、Amazonが言った訳ですよ!これはとても意味があることだと思っていて、コンサル指導型のモデルをどっかで壊していかないといけない、でも大手主導じゃ無理なので、ベンチャー主導でいいと思うんですよ。ベンチャーがどんどん良い物を作っていって、新しい時代をつくっていくと思います。就職の観点で言うと、大手にこだわるっていうのがよくわかんなくて、なんでみんなそんな大手にこだわるんだろう?っていうのはあるんですよ。だからすごく面白いことをやるんであれば、こういうのにもうちょっと目を当てていくべきだなと。

日本の働き方改革

松永:今の学生って時間のことにこだわりすぎだと思うんですよ。ブラックリストとか見ると、ブラックの会社ってみんな労働時間なんですよ。悪いけど、コンサル業界なんて地獄ですよ笑

小澤・宮脇・皆川:笑

松永:僕だって役員になるまでずっと電車で帰ったことなかったですし、休みは無いし、24時間働けますか?って状態。でもすごく面白かったし、常にいつもエキサイティングな想いはできたからこの業界にいて本当に良かったなって思うんですよね。だから9時出社して17時で帰って生き生きするなんてありえないと思うんですよ笑 それを働きがいって言うのはちょっと違うなって最近すごく感じますね。

小澤:時間に縛られる働き方っていうのは本当に心が疲れちゃうというか荒んでいくんですよ。サイバーエージェントで採用を7年やってた頃の話なんですけど、朝始業時間10時なんですね。10時にバーって仕事するじゃないですか。次時計見るともう12時なんですよ。で次時計見るともう15時なんですよ。で次時計見るともう18時19時になっていて、一日終わるみたいな。楽しくそういうサイクルをやってると、給料日とかどうでもよくなってきて、ATMで金下ろすときに「あ、今日給料日だったんだ」って。

一同:笑

小澤:人によってその何を大事にするかあると思うんですけど、でもその働き方が一番ハッピーだと思っていて、本当に活躍してマーケットの中で自分がトップに立ちたいとか、何か他人と違う強みを作りたいとか、本当に成長したいと思ってるんだったら、そういうところをちゃんと意識したほうがいいと思います。

宮脇:新卒の立場から、僕も就活はしたんですけど、やっぱり日本の働き方改革のベクトルが間違っていると思っていて、どうしても時短とか福利厚生面に目が行きがちなんですけど、本当にそれなのか?っていうところで、もっと日本人は自分のやりたいことを仕事にできるっていうか、先ほど小澤さんが言っていたように、働きがいっていう部分をもっと焦点当てて働き方改革を進めていくべきなんじゃないかと思ってますね。

資格をどう捉えるべきか

松永:大手に行くと結構資格試験とかやらされるんですよ。みなさんもそれにぶち当たると思うんですけど、資格ってどう考えるかなんですよ。僕も情報職試験やらされて、最初大変だと思ったの。でもよく考えてみるとコンピューター全体を学べるいい機会なんですよ。例えばネットワークとかきちんとやってみると、ネットワークってこうなってるのか!ってわかるんですよ。これエンジニアにおいて全部そうだと思うんですけど、一個深くやると面白くなって来るんですよ。もう一歩入るとどんどん奈落の底に入っていって、楽しくてしょうがなくなって来るんで、このキャズム(溝)をどう超えるかっていうの僕エンジニアにおいてすごく重要だなと思っていて。

皆川:今は基本情報応用情報というのがあるんですけど、まず最初に簡単なアプリケーションを作ってから、資格というのがいいと思います。就職するには何の資格が必要なんでしょう?みたいな人めっちゃいますね。いやいやエンジニアになるのに資格要らないから笑 知識として持ってて損は無いんですけど、就職するとなれば資格が大事だみたいな考えの人多いですよね。

TechBowl

小澤:エンジニアになることが正しい訳ではないんですが、ものを作れるとか、もの作れる人とコミュニケーション取れた方が絶対仕事とか人生は楽しくなるんですよ。僕は採用をずっと7年やって、1万5千人ぐらいの人と話をしてきて、今経営をやって、ユーザーのことを考え、サービスを作り、採用のコンサル事業をやるんですけど、やはり自分の今までの畑で活かせるのって採用のコンサルだけなんですね。プロダクトを作ったことないし、どういうスケジュールで出せばいいか分からないし、どういう障害が起きるのかもほとんどわからないんですね。それに対してすごく悔しいなと思います。なのでTechTrainはエンジニア版のライザップみたいなものなんですけども、これからモノづくりをやりたい、今こういうのを作ってみたいんだけど、どうやっていいか分からない、っていう人たちにエンジニアが直接教えてくれます。今日多分就活生以外にもいらっしゃると思うんですけど、日本の就活の気持ち悪いのは、急に就活モードになって急によそよそしく応接イベントが始まって、みんな聞いてないけどウンウンって聞いてるフリをするみたいな!あれ気持ち悪いじゃないですか?笑 

宮脇:気持ち悪いっす笑

小澤:時間の無駄なのでそういう事やって欲しくないんですよ。早いうちからいろんな会社のエンジニアとゆるーく話してるうちに、この会社面白そうだなと思ったのでちょっとインターン応募してみますとか、全然一年生とか二年生とかでも殴りこんで良いと思うんですよ。でないとやっぱり本当に、他人と差別化って出来無いと思うので、自分の人生をハッピーにしたいのであれば、時間を効率化するというよりは意味のある時間を取捨選択して欲しいなと思います。でも「何かやってくれるんですよね」みたいな感じで何も考えずに来ると全員ボコボコにされます。

一同:爆笑

小澤:ちょっと怪しいなと思ったユーザーさんとか僕が最初に面談するんですけど、今日何を目的に来たの?って聞いた時に、「え、いやなんか、エンジニアに会えるって聞いたんで」みたいなテンションで来られたらこっちも困るんで、その辺りは一回出直してこいって言って、まあちょっと飴と鞭の鞭かな?はしっかり打って笑

文系大学生がIT人材として活躍するには

皆川:この中にはエンジニアになりたい人となりたくない人がいると思うのですが、我々文系大学生がIT人材として活躍するにはどうすればいいのかっていうところをこれから話し合っていきたいと思います。どうですかね?

松永:僕実は英文科出身なので、コンピュータ全っ然出来ないで入ったんですよ。当時バブルで1991年に僕入社だったんですけど、バブルだったので馬鹿でも入れたので笑、でも入った途端大変だったんですよ!だって理系の学生はもう既にプログラムとかやってて、なんかすごい偉そうにしてるわけですよ。

宮脇・小澤:はは笑

松永:三ヶ月の研修があるんだけど、睡眠薬飲まされたみたいにみたいで眠いわけですよ!でも外に出て、相手に対してどうやって接していくかっていうところで、意識がガラッと変わった訳ですね。で、僕は正直言うと、理系しかできない仕事っていうのをエンジニアとして言うのであれば、僕はITは全然エンジニアではないと思ってるんですよ。

コンピュータ全く出来ないで入って、三ヶ月で初めてお客さん先に出て、いきなり仕様書ぽんって渡されて、全然分からないのに書かされて、死ぬかと思ったんですよ。でもそこから色々面白くなってやってきて、どんどんモノ創りたくなったので、創ってくうちに勝手にプログラム能力って上がるんですよ。ダメな人っていうのは言語から覚えるんですよ。英語と同じですよ。文法覚えて何とかってやってて、散々覚えていった時に、「あれ俺何創るんだっけ...?」ってなったら面白くないじゃないですか。でも面白いものを創ろうとすると、難しい構造分かってないと創れないじゃないですか。そうすると一生懸命調べるでしょ。あと先輩に聞くでしょ。すごい人に聞くでしょ。そうすると、どんどん自分がスキルアップしていくんですよ。そうするとお客さんも喜んでくれるから、どんどんいい作品が浮かんでくる。そういう意味でプログラミングって理系のものじゃないと思っています。

あと、僕実は元々ミュージシャンなんですよ。なので音楽っていうバックグラウンドがほとんどメインなところからビジネスマンになったっていうちょっと変わり者なんですけど、俺初めてプログラムやった時に美しさを求めたんですよ。コードって美しさがあるんですよ。「うわこれ、めっちゃ綺麗だな」って思って、夜中の2時3時に一人で恍惚に入るっていう笑

どうやってこれ創ってるんだろう?ってなった時に、プログラミングって美学とか、詩とかね、小説とか詩を読むような流れっていうのかストーリーがあって、で、僕はそれを見た時に、これは実は文系に向いてる仕事だ!って思い始めて、そこからちょっと変わった気がするんですよ。

皆川:本当に綺麗なコード書けたら、最高ですよね。今って色が付くから、それで綺麗に書けたら色も鮮やかで、形も綺麗でみたいな。すごい芸術的ですよね。実際僕の知り合いでコードを使って絵を描く人もいたりして。それで、サイバーの採用は文系エンジニア多かったんですかね?

小澤:そういう人もサイバーでは採用してました。逆に情報系だからっていって必ずしもエンジニアになりたいわけではないんですよ。例えば情報系で、クロマグロにICチップ入れて色んなところに放流して、どこで釣られて絶滅しそうになってるかをずっと研究してる子がいたんですけど、その子はどっちかっていうとエンジニアとビジネス経営とすごく悩んでて、結論はビジネスサイドで入って活躍しています。

あとよくあるのが、「エクセルとパワポ使えないんですけど大丈夫でしょうか」みたいな。使えた方が良いんだけど別に使えなくても仕事の中で学べば良いからっていう。僕も経済学部出身でテニスサークル所属していて、飲食店と家庭教師でバイトしていて、こういう点は皆さんと似ていると思うんですけど、そういう人でもサイバーエージェントの採用担当やってるんで、もう本当に能力とかじゃなくて、楽しいなと思えるかどうかだと思ってます。楽しいなって思える人って、大変さをだんだん自分の好奇心が勝っていくんで、営業の提案書とかでも一枚自分で作ったものをお客さんに持って行ったらどうなるんだろうと思って、作るために必死でアニメーションとか覚えるんですよね。これは文系でも理系でも一緒で、仕事を楽しむとか、これこうなったらどうなるんだろうみたいな、光本さんの本に書いてある実験思考だと思うんですけど、一個一個実験だと思っていて、会社に所属する一番のメリットって失敗してもそんなに死にはしないので笑、どれだけ失敗したかっていう。どれだけ大きな失敗をしたかの方が自分のキャリアを考える時に重要になっていくかなと思います。

松永:そうですね、話聞いててすごい思ったんですけど、多分(小澤さんと)同じ意見だと思うんだけど、ワード出来ますか?パワポ出来ますか?って言う奴に仕事できる奴いないですよ。聞いた時点でやりゃあ良いんですよ。やらない人って全部を最低限の労力でやろうとするんですけど、プロってそういうもんじゃなくて、逆に無駄が多くて良いんですよ。無駄が伸びしろになってくるので、だからいかに無駄をきちんとやって、悩むより先にアクションするっていうのが多分、すごく大事だと...思いません?

小澤:本当そうですね。パワポもエクセルもやったけどこれあんまり僕意味ないと思うんですけど...の方が好きなんですよ。やった方が良いですか?みたいな、何を求めてるのその質問は?っていう。

松永:やらなくて良いよっていう言葉を求めてるだけなんですよね笑

皆川:そうですね、価値を生み出すツールとしてやっぱり、プログラミングっていうのもあると思って、僕サークル立ち上げたのも文系でも全然出来る時代になっていて、学ぶサービスはあって、言語も英語で書かれていて、もうめっちゃわかりやすいですよね。初心者でも見たらわかるぐらいやりやすい時代になっていて、手を出していない人がいるって本当勿体無いと思っています。

松永:でも逆に情報がありすぎるのはちょっとかわいそうだなと思いますね。

皆川:それもそうですね。

松永:俺ね、その時の一つのキーは何かって、一流の人と接することだと思うんですよ。みんなどうせ何もないんだから、行きゃあ良いと思うんですよ。別にそれでね、君のことを好きですって対等に言われないから。でも、多分来てくれたら意外に嬉しい。ああ来たの?って笑 果たし状みたいな、教えろー!とか言ってきたら嬉しいもんなんですよ。やっぱり、一流の人と触れることが、さっきの、ああいう所にばんばん行かなきゃいけないんですよ。このメンツのところに。恐れて行かないんだったら、もうとにかく、飛び込んでみる!っていうことをやると、全然変わってくると思う。

小澤:ボコボコにはされるんですけど、そのボコボコから学ぶから次のステップが見えたりとか、「あ、プロってそこまでやってるんだ」みたいないい焦りを早いうちから体験しといたほうが、自分で学んだりチャレンジする時間が、他人よりもボーナスステージが増えるので、早めにこういうのやっておいた方が僕は良いと思います。これは就活とか関係なくですね、やっておいた方が良いと思います。

皆川:まとめに入らせて頂くんですが、プログラミングを学ぶにあたって、もちろん何かを作るツール、手段として使っている人もいますけど、あとは学校教育が小学校で必修化も始まるので、教育考えている人も全然良いんじゃないかなと思ってます。あとは小学校教育でいうと論理的思考力を養うとか、そういう抽象的なものもあるので。とりあえず、取り組んでみるのも良いんじゃないですかね。文系大学生とIT人材に絡めて、プログラムをやることでテクノロジー全体の理解も進んでくるので、AIのプログラミングをやって機械学習を学んだのかとか、そういうのを簡単にサービスで触れることで、より深く理解できるようになると思うので、ちょっとでも知識をつけてより具体的な質問が出てきて、そこで是非TechBowlさんを使って頂くのが良いんじゃないかと思います。

小澤:文系だろうが理系だろうがどこの会社に行ってもITとは関わると思うんですよね。その時に「あ、ちょっとかじってました」って言ってくれた方が話が早いというか、ビジネスっていかに早くやるか、いかに大きくやるかで勝つか負けるかっていうのが多分決まると思うんですよね。その時にどれだけ自分がバリューを発揮できるかっていうのが、個人の時代になってくるってよく言いますけど、そこで紐付いてくると思うので、一社員・社員の中の一人でありたいのであれば別に会社が用意したものに順番に乗っていけば良いと思うんですけど、変化球を自分でちゃんと作っていくっていうのがすごく大事だと思いますね。

後編はこちら

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