ポケモン誕生秘話を読んだら、鳥肌がとまらなくなった話
わたしは、漫画が読めない。
次にどこのコマを読んだらいいか分からなくなってしまう。
結果、話の内容が頭に入らず断念がオチ。
だから、いつもパートナーに朗読してもらうんだ。
今回は、ポケモンの生みの親「田尻智」さんの人生を読み聞かせてくれた。
「 ポケモンをつくった男 田尻智 」
#ネタバレ あり
ツッコミ満載
凡人のわたしでは、思いつかないような発想、行動、努力・・・の数々。
終始叫びながら読んでいた「スゲー！すげぇぇぇえええ！！！」
では全私が震えた、ツッコミの一部を紹介。
東京町田で生まれ、子ども時代は虫とりをして遊んでいたサトシ少年。
町田って自然あったの！？
かつてわたしは町田から電車で30分ほどの場所に住んでいたため、何度も遊びに行っていた街だ。
ビルが立ち並び商業地帯のイメージしかなかったわたしは、昔は草むらや川があったり、虫捕りできるくらいには豊かだったのか・・・と思いを馳せた。
学校の先生は、自分の好きなことを調べて、みんなの前で発表させる授業スタイルをとっていた。
サトシ少年は、虫の生態やカブトムシを長生きさせる方法を研究した。本で熱心に調べていた。
先生の自由なライフスタイル最先端すぎ。
当時、昭和でしょ？こんな先生に教わりたかった。
子どもの頃から、知りたいことは本で調べる習慣が身についてるって大事だよね。
子どもの頃の環境良すぎやろ！！！
パックマンの攻略本を制作。音だけ録音して持ち帰って聞きまくる。動き方の法則性を見つける。
分析力すごくね？
研究熱心すぎん？
ゲームのコンテストで一等賞をとったサトシ少年。
「ゲームばかり遊んでないでと、怒らないでいてくれてありがとう」と親に伝える。
なんだか泣きそうになった。
「ゲームばかりやってないで、宿題しなさい」と言われる世の中で、のびのびと好きなものへの好奇心を満たさせてあげた両親の協力がすごいのよ。泣けてくるわ。
ゲームを自主制作しようと考えたサトシ青年。しかし、開発には莫大なお金がかかる・・・。ゲームづくりに必要な機材を買うお金もない。
「買えないなら、自分で作ればいい！」そう言うとファミコンを分解するサトシ少年。
はぁああああ！？
その発想できる地点でもう天才なんよ。
そして本当にやってのけちゃう根気強さ、参った。
ポケモンの仲間、大集結!
同じ志をもつ（後に大物と呼ばれるようになる）人たちが一つのゴール、ポケモン完成をめざし集まった。
イラスト、作曲、ディレクター・・・みなサトシ少年の熱量に心打たれ、我も我もと協力者が一同に会した。
メンバーは揃った、後はやるだけ。
ゾクゾクゾクゾク・・・・
わたしのトリハダが最高潮に達した。
今や、巨匠と呼ばれる人たちも、駆け出しの時代も下積みの時代があったんだ。ここで描かれるサトシ少年の物語は、まさに青春そのもの。
実際に起きたこと、ドキュメンタリーはわたしの心にすんなり入ってきて感動の渦を巻き起こしていった。
とつぜん嵐がやってきていつの間にか過ぎ去っていったようだ。わたしはしばらく黄昏ながら余韻にひたっていた。
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