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エフェクターボードファイル #2

今回はノスタルジックをテーマにしたインストバンド「PICTURE ROOM」のギター&作曲担当である斗澤のエフェクターボードをご紹介。シンプルかつ、ジャズマスターの哀愁感を活かした控えめなギター表現が特徴的。

PICTURE ROOM ご紹介

東京で活動するノスタルジック・インストゥルメンタルバンド。2018年10月に結成。

帰路の現

哀愁ある音色を中心としたメロディが、誰しも記憶に懐かしく残っているような情景を思い出させる。複数のギターフレーズの重なりや特徴的なドラムパターンなどのポストロック要素がありつつも、メロやサビといった歌モノの曲構成を取り入れ、全体を通して耳に入りやすく流れるように聴ける楽曲が特徴的。現在、1st full AL「Pacific Colors」がサブスクリプションで配信中。

エフェクターボード構成

それではまず、エフェクターボードの全体構成をご紹介。

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エフェクトは3種類のみ。最低限のエフェクトにブースターとコンプレッサーを加えた非常にシンプルな構成だ。持ち運びを考慮して、縦35cm×横55cmのコンパクトなエフェクターボードを愛用し、本ボードに入りきるエフェクター構成を自身のポリシーとして構築している。

名称未設定アートワーク

1. Pitchblack mini/KORG(チューナー)
2. Xenagama Tail Loop 2/One Control(スイッチャー)
3. BD-2w/BOSS(ブルースドライバー)
4. HOLY GRAiL/electro-harmonix(リバーブ)
5. DM-2w/BOSS(アナログディレイ)
6. dyna comp/MXR(コンプレッサー)
7. RC Booster/Xotic (ブースター)

枯れた哀愁ある音色が特徴のジャズマスターを愛用し、全ての楽曲をジャズマスター本来の音色で表現しているため、多くのエフェクトは必要ない。中心となるのは常時使用する3. BD-2w(ブルースドライバー)。デフォルトのトーン調整を行いつつ、わずかな歪みを加える。技クラフトで追加されたCモードにより、中音の押し出しが強く、キンキンと鳴る高音を抑えている。

曲表現で多少の空間系エフェクターを使用する。4. HOLY GRAiL(リバーブ)で自然で美しい残響音を表現し、Coastal Townの間奏終盤や、Good Nightのサビなどで使用している。また、唯一Moratoriumという曲のサビで使用するのが5. DM-2w(アナログディレイ)だ。残響音が少しずつ弱く丸くなっていくアナログディレイを採用。音として自然な消え方を意識している。

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全体的にジャズマスターの枯れた音色を壊さない中音表現に重きを置くことで、ギターインストでありながらギターが前に出過ぎないスタイル。これは全ての人がギターに注目するのではなく、聴き手によって注目する箇所はそれぞれ違ってほしい思いがある。とは言っても、フレーズによってはギターをメインに置く箇所も少なくないため、中音でも前に立てるような出力調整をするために、6. dyna comp(コンプレッサー)で音の残り方であるサスティーンとデフォルトの音圧を調整し、7. RC Booster(ブースター)を要所で踏むことで前に出ることも可能としている。

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