皇配 | 天皇制について思うこと
いま、自由民主党の総裁選と立憲民主党の代表選がニュースの話題になることが多い。
経済、防衛、子育て支援、災害対策、年金制度など様々な論点がある。
アメリカでは、共和党のトランプさんと民主党のハリスさん。大統領選挙が話題になっている。
日本は議院内閣制で、アメリカは大統領制だから、総理大臣と大統領を単純に比較することは出来ないけれども、アメリカ大統領も総理大臣も、どちらも基本的には任期は4年程度。
(*実際には聞いたことはないが、総裁ではなくなっても、総理大臣を辞めなければならないということはないので(いわゆる総総分離)、選挙で新政権が誕生して、衆議院解散を行わなければ、任期は4年)
ただ日本では、衆議院の解散があるし、途中で党首が代わることもあるので、実際には在任期間はもっと短い。
アメリカ大統領の任期は、どんなに長くても8年を越えることはない。日本の総理大臣は、原理的には、選挙で勝ちつづければ、何年でもその職に就いていることは可能だ。
それはともかく…
法律的なことはともかく、日本の総理大臣はアメリカ大統領と比べるとコロコロ代わる印象がある。
実際に総理大臣と大統領との在任期間を並べてみれば、一目瞭然である。
個人的な意見だが、これだけ頻繁に総理大臣が代わっても、一応の安定感があるのは「天皇制」のおかげなのではないかと思う。
総理大臣と大統領を並べれば、総理大臣がコロコロ代わっているが、大統領の在任期間と天皇の在位期間を並べてみれば、大統領のほうがコロコロ代わっている。
いろんな意見があるのは承知の上で
中学生くらいの時は、天皇制というのは、平等な社会において、特権階級を作っているように思えて、無くてもいいのではないか?、と思ったことがある。
生まれながらにして、身分が決まっていることは、不平等なのではないか、と。
ただ今になって思う。
天皇の仕事は激務であり、簡単に辞められる仕事ではないし、政治が不安定になっても象徴としての天皇がいらっしゃるから国がまとまる、みたいなことがあるのでないかと。
天皇という仕事をやっていただいている、という気持ちのほうが強くなった。
現在の法制度のままだと、今上天皇の天皇の後継は、秋篠宮様、その次は悠仁様になる。女性天皇は認められていないから、愛子様は天皇になれない。
よく言われることだが、歴史上、女性天皇はいた。ただ、男系女子の天皇(お父様が天皇で、その娘が天皇になること)はいたが、女系女子の天皇はいない。
仮に愛子様が天皇になっても「男系女子」なので、先例がないということにはならない。
個人的には、愛子様に天皇になっていただくのはいいかな、と思っている。ただ、愛子様の配偶者がどのような人がなるのか?、というのは大きな問題だし、そのお子様が天皇になると、男子であれば「女系男子の天皇」、女子であれば「女系女子の天皇」になり、歴史上先例がない。
天皇陛下と秋篠宮様の年齢も、愛子様と悠仁様の年齢も大きく離れているわけではないし、そんなに悠長に考えている余裕もない。
個人的には、どの人が総理大臣になっても、早めに結論を出してほしい問題の1つだ。
私は天皇制賛成の立場だ。
天皇制に反対する人がいても良いのだが、天皇制を廃止するならば憲法を改正する必要がある。
天皇制に賛成でも、反対でも、いずれにしても時間的に余裕がない問題である。総理候補の方には、スタンスを示していただき問題だ。
与党、野党、ということに関わらず。
総理大臣は、石破茂さんでも、小泉進次郎さんでも、野田佳彦さんでも、枝野幸男さんでも、誰でもいいのですが、山積した問題に結論を出してほしい。
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