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「バスティアンとバスティエンヌ」「カルメンの死」手のひらオペラNo.1

「バスティアンとバスティエンヌ」(日本語上演)
  作曲:モーツァルト、訳詞:青木 爽、岩河智子
  編曲:岩河智子
「カルメンの死」(フランス語上演・字幕あり)
  作曲:ビゼー、構成編曲:岩河智子
  
収録日時:2023年4月1日(土)19時、2日(日)19時
収録会場:時計台ホール

<出演>
「バスティアンとバスティエンヌ」
 バスティアン:田中千絵子Sop
 バスティエンヌ:1日・金井知那実Sop、2日・三浦志緖理Sop
 コラ:則竹正人Bar
 アンサンブル:百島吾弥子Sop、倉本真理Sop、川名祐紀子Sop
 チェンバロ:時岡牧子
 ピアノ:須藤尚美

「カルメンの死」
 カルメン:萩原のり子Sop
 ファゴット:石黒玲
 ピアノ:土屋益子

<あらすじ>

1、「バスティアンとバスティエンヌ」 (モーツァルト作曲)
 1768年、モーツァルト12歳のオペラ処女作品。ルソー原作の牧歌劇を基に作られたオペラ。
羊飼いの娘バスティエンヌは、自分を置いて町に遊びに行ってしまった恋人バスティエンヌを思って嘆いている。そこへ村の占い師コラがやってきて解決策を授ける。それは、もうバスティアンのことなど忘れてしまったというそぶりを見せるということ。村に帰ってきたバスティアンは彼女のつれない態度に焦り言い争いになる‥‥

2、「カルメンの死」 (岩河智子作)
 美しく純粋なカルメンに焦点を当て、オペラの中の名旋律を引用し、歌手とファゴット、ピアノのために構成した編作オペラ。ファゴットは運命、すなわち「死」のイメージとして、カルメンに執拗に絡みつきます。
 まず、死んだカルメンの魂がうつろに歌う(トラララ‥‥)シーンから時間は逆戻り。カルメンは生きていた頃のあだっぽさを取り戻す(ハバネラ)。ここから、死に至る長い回想が始まる。
 ファゴットの「死」の短いカデンツの後にジプシーの音楽。カルメンは踊るが、ファゴットの死の乱舞が激しく絡んで行く(ジプシーソング)。
 カルタ占い(カルタの歌)で予言された死の恐怖の中で、カルメンは闘牛士エスカミーリョの勇姿や、ホセとの幸福な頃を思い出す。ファゴットは、あたかも死の甘い誘惑のように「花の歌」を奏する(闘牛士の歌、花の歌)。
 狂乱の内にホセに刺し殺される瞬間が近づいてくる。必死にあらがうカルメン。ついに死の世界に入ってしまったカルメンを、ファゴットは勝ち誇ったようにあざ笑う。


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