【ワクワク、ドキドキ、夢ある作品】スタジオナナホシ インタビュー
スタジオ ナナホシ 個展「ユキサキ」を、2024年8月21日(水) – 9月1日(日)の期間にピカレスクギャラリーで開催いたします。
今回は、スタジオナナホシさんにご自身のことや制作エピソード、今回展示される作品についてインタビューしました。ぜひお楽しみください。
自己紹介をお願いします。
2013年からスタジオ ナナホシとして木製(木彫り)の立体作品(人形やオブジェ)を制作しながらアクリル絵の具で絵も描いています。
神奈川県藤沢市在住です。
ほんのちょっぴりクスッとほほ笑んでもらえるような、物語を想像してもらえるような、絵本の世界のような…そしてオリジナル性のある作品が作れるように心がけております。
現在の作品の世界観が生まれたきっかけを教えてください。
以前観た人形劇や絵本、アニメーションから「こんな世界観が自分でも作れたらいいな」と思ったのがひとつのきっかけです。実際に自分で作品を制作するようになってから知った作品や知り合った作家様達からの影響もありながら、今は物語を想像して少しでも楽しい気持ちになれるもらえるような作品を作りたいと思っております。
現在使用している素材を選んだ理由を教えてください。
立体の方は特にこだわりがある訳ではないのですが、陶芸やステンドグラスなどの体験を経て粘土や金属、和紙などにも興味があったのですが前職で木工関係の仕事をしていた事ともあり今にいたります。
平面の方も鉛筆、ペン、インク、水彩、油絵の具、版画などさまざまな素材や技法に興味を持っております。ナナホシを始める前は主に油絵を描いていましたが、今は立体作品の世界観とあわせて主にキャンバスやパネルにアクリル絵の具で描いております。
普段、何からインスピレーションを受けていますか?
意識的には好きな音楽や絵本、アニメーション、映画、美術館やギャラリーでの作品鑑賞、SNSやインターネット、知り合いの作家様達の作品からインスピレーションを受けていますが、無意識に日常的に見る広告、看板やポスター、自然の景色、あとはラジオなどからもインスピレーションを受けているのではないかと思っております。
影響を受けたアーティストや、作品はありますか?
ナナホシの世界観とは違いますが佐伯祐三、松本竣介、麻生三郎、野見山暁治は特に好きで憧れております。美術史的には印象派やフォービズム、キュビズム、シュルレアリスムなどの近代が好きで影響を受けました。
ナナホシとして直接影響を受けたアーティストはブルーノ・ムナーリ、三沢厚彦、junaidaなどが大きいです。世界観で影響を受けたのは絵本(ウクライナ民話)のてぶくろとジブリアニメなどです。
これからどんな作品を作りたいですか?
目標を立てるのが苦手なので自然な変遷に任せますが、より夢のあるワクワク、ドキドキしてもらえるようなストーリー性のあるオリジナルな作品を作っていけたらと思うのと、もう少し時には社会的なメッセージを含めた作品も作っていけたらといいかなと思ってます。さまざまな素材も併用してみたいですし、すごく大きな作品も制作してみたいと思っております。
ー ご出展いただく作品のコンセプトを教えていただけますか?
ユクサキハミライ
約7.5センチ×12センチ×高さ7.5センチの立体作品です。
今回のメインビジュアルに描いた「ユキサキ」の中の車を立体にアレンジした作品です。
乗り物は割と頻繁に作っているのですが、最近は以前からアイデアのあった連結できる車も作っています。今回も後ろの「ユキサキはヨル」と連結できるようになってます。
今後沢山の乗り物を連結させていったら楽しいかなと思っております。
夜の訪問者
約10センチ×10センチ×高さ18.5センチの立体作品です。
平面作品「カーテンを開けたら」の一部を立体にアレンジした作品です。今まであまり土台のついた作品は作ってこなかったのですが最近制作するようになりました。土台、シロクマ、ウサギは一本の角材から彫り出してます。(翼や腕など部分的に継ぎ足してます)
刃物の掘り跡も楽しんでもらえると嬉しいです。
行列
SM(サムホール)サイズ、約16センチ×23センチ弱のキャンバスにアクリル絵の具(アクリルガッシュ)の平面作品です。
子供のころからモンスターや怪獣、UMA、オバケなどのキャラクターが好きでナナホシの作品のモチーフにもよく登場します。
皆が寝静まった夜の街をへんてこな怪物たちが列をなして歩いていたら楽しいかなと思い描いた作品です。
へんてこな怪物たちを立体でも制作してます。会場で見つけてください!
お客様、ご来場予定の皆様に向けてメッセージをお願いいたします!
連日猛暑日が続く中で、もしご来場を予定してくださっている方がいらっしゃいましたらとてもありがたく嬉しい限りです。新作もなるべく多く用意しております。直接作品を観ていただきほんの少しでも楽しんでいただき興味を持っていただけたら本望です。ご無理のない範囲で是非足を運んでいただけると幸いです。よろしくお願い申し上げます。
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スタジオナナホシさん、たくさんの貴重なお話をありがとうございました。
皆さまはどのエピソードが心に残りましたか?
ピカレスクスタッフは「今後沢山の乗り物を連結させていったら楽しいかな」という言葉が印象的でした。
それぞれの展示で発表される乗り物同士を連結できるなら、いつか自分だけのナナホシ列車が作れそうで、想像しただけでワクワクしませんか?
立体と平面、横断的に表現される最新のスタジジオナナホシさんの作品世界を直にご堪能頂ける特別な機会です。皆さまのお越しを、お待ちしております。
スタジオ ナナホシ 個展「ユキサキ」
〈会期〉2024年8月21日(水) – 9月1日(日)
〈詳細〉https://picaresquejpn.com/studionanahoshi_exhibition_2024/
〈スタジオナナホシさん 公式SNS〉
X(旧Twitter) https://twitter.com/studionanahoshi
Instagram https://www.instagram.com/studionanahoshi/
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【基本営業日時】
*営業 水 - 日・祝 11:00 - 18:00
*定休 毎週月火
*会場 Picaresque Gallery
*住所 東京都渋谷区代々木4-54-7
*電話 070-5273-9561
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■開催中&過去に開催した展示一覧
https://picaresquejpn.com/category/information/
■開催&開催予定の展示一覧
https://picaresquejpn.com/exhibition-calendar/
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