#私の働き方実験 「WEBデザイナーがジャンルを越え、商品開発というものづくりを通してヒトをしあわせにできるのか?」最終報告🧾
最新最終報告は目次『最終報告』です。
Lancers 新しい働き方LAB 研究員4期生として選出され、2024年12月までこの企画に参加させていただく、フリーランスWEBデザイナーのピカピカと申します。
実験期間である半年間について綴っていきたいと思います。
/*✨--概要--✨*/
「【まちづくり実験室】まちの拠点から、ヒトが喜ぶコト・モノは開発できるのか?」
https://note.com/lab_lancers/n/n2a6f952ea9b3
私は昨年、3期の時にまちづくり実験室第1弾(勝手につけてます)として参加していました。
https://note.com/picapica_fpica/n/nd18eff138e64
その中で、掛川というまちを体感しました。
そして、今期もまた新しいまちづくり実験室があることを知り、『ものづくり』というワードに心が動きました。
昨年掛川で得られたこと、何か活用できないか。
『ヒトが喜ぶコト・モノ』?
私が掲げている『しあわせの届け方は色々』、それに値するじゃないか、と実験してみたいと思いました。
/*✨--商品開発--✨*/
今期もいくつか部門があるのですが、その中で私が所属するのが商品開発部門です。
私にとって『ものづくり』は一生続いていくものだと思っています。WEBサイト制作もものづくりであり、今企画の商品開発も分野は全く違うけど、
ものづくりに変わりはないので、同じものづくりとしてやっていけたらと思います。
商品開発自体初めての経験ですが、いままでないものづくり体験ができたらいいなと思っています!
商品開発を通して、どんなことを吸収できるか。
ものづくりのなかで、他のものづくりに通ずるものがあるか、新しい発見があるかを見ていきたいと思います。
そもそも商品開発するには、どんなことが必要なのかわからなかったため、参考用にChatGPTに教えてもらいました。
今後どんな動きになるのかワクワクです。
/*✨--アウトプット発信--✨*/
最後までお読みいただきありがとうございます✨
今後の活動状況などは、Xやnoteを使って発信していきます。
ポートカケガワ関連のみなさま、商品開発部のみなさま、読者のみなさまこれからどうぞよろしくお願いいたします。
/*✨--中間報告--✨*/
報告内容
今回の商品開発は「食品」ということで、まず私が動いたのが、ポートカケガワの1階にあるキッチンについてです。
何をするための調理道具なのかわかっていなかったため、Googleレンズで調べることにしました。ほとんどが業務用のもので、急速冷凍機・真空包装機などがあり、今回の商品開発では使えるものはないかもしれないと思いました。
7月に行われたミートアップでは、現地参加ができませんでしたのでオンライン参加で、合流しました。
そのディスカッションのなかで、チームに分かれることになって「かけるチーム」と「源流チーム」の2つですが、私は「源流チーム」に所属となりました。
「かけるチーム」は、例えば掛川の名産を掛け合わせるといった感じで、いろんな意味での「かける」を意識したチームです。
私の「源流チーム」では、ポートカケガワの源流をたどって、その中で関連した商品をつくるチームです。
現在のポートカケガワの地は以前、「桃源郷」という旅館でした。その中では、大判焼き※を店頭販売しているときもありました。その名も「観音饅頭」。
そして、「桃源郷」全般についてポートカケガワの大家さんにお話を聞かせていただけることになりました。
観音饅頭の名前の由来は、掛川城天守閣にあった観音様にちなんでつけたそうです。現在その観音像は、富士見台霊園に移設されています。
観音饅頭は、標準的なつぶあんのものだったようです。
当初8月に予定していたミートアップは、開催無しとなり、代わりに9月上旬にオンラインプレゼン会を開催することになりました。
このプレゼン会では、2チームそれぞれプレゼンを行い、本指定企画も含め、他企画の方や掛川市長、市役所員の方などにもご参加いただく予定となっています。
とうことで、8月中はこのオンラインプレゼンに向け、プレゼン資料の作成などに注力しています。
当初、企画のゴールとしては、商品を完成させることを想定していましたが、今回はレシピを完成させて試食ができる状態までにする、ということになりました。
9月予定のミートアップではみんなで集まり、試食会ができるように進めていっています。
中間報告までに感じたこと。
WEBデザイナーとして慣れているからかもしれませんが、商品開発となるとタスクが多いのか、一人でこなすにはやっぱり無理があり、チームで動くものだなと思いました。
また、WEBデザイナーと同じように商品開発もいろいろリサーチが必要で、その中でも、同じような和菓子を食べてみて、原材料を確認したりパッケージを確認したりと、ちょっと出費が必要ですね。食べれるのはうれしいんですけど🫘
今後の動きのまとめ
前回ポートカケガワに訪れて1年が経ちますが、色々内装も変わったりしていて、ミートアップでもメンバーのみなさんとお会いできるのを楽しみにしています✨
/*✨--最終報告--✨*/
中間報告からその後
① オンラインプレゼン会
9/3オンラインプレゼン会に向けて私は、アンケートの準備をしていました。
そしてアンケートを採った結果、意外な回答を得ることができました。(参加いただいたのは、本企画内の方がほとんどでした)
プレゼンでは、10種類の味について紹介しましたが、「一番魅力的なのはどれですか」という問いに、スタンダードな大判焼きではある「あんこ」が割合をしめていました。
そして、2番目に魅力的なものについては、「ブルーベリークリームチーズ味」が選ばれました。
② 試食会に向けて
9/22に決まった試食会に向けて、準備が始まりました。
会場で流す動画・オリジナルソングや腰巻・POPを作ってくださるメンバーや、決まっている食材を調達してくださるメンバーなど。
私も、作るための材料や調理器具など調査しました。
また、今回の試食会に対してのアンケートも準備しました。
③ 試食会inポートカケガワ
9/22の試食会目前の21日、掛川に前日入りし、生ものの調達やスーパーなどで買い出しを行いました。
また、今回初めて見る1階のキッチン。
ほぼステンレスゾーン
そして今回使わせていただけることになった大判焼きプレート✨
焼くのが楽しみ👏
この日、当日来れないメンバーが展示用品を持ってきてくれました。
いよいよ22日当日午前中、最終準備に入り、午後から作り始めました。
ここでは、ハンドミキサーで生地粉を入れながら混ぜる作業に集中していました。
設備上、2口ガスコンロで焼くことにし、プレートの一角で焼きました。
火加減が難しいのと、火も均等でないので各場所、火の通り具合が違う💧
ブルーベリークリームチーズは、とろけやすいので生地内で収めるのも一苦労💧
焼きムラもあり個性いろいろ💡
見た目は別にして、味は問題ないんです🙆
何せ素人集団で、初めてこのプレート・大判焼きを焼いて、この条件下の中やりましたので、大目にみてください。
④ アンケート結果
1番美味しかったものは・・・
「栗あん」と意外なものでした💡
季節ものだったからなのか・・・、粒あんをメインで調達していたので、数少ない栗あんは意外でした✨
そして2番目は、「ブルーベリークリームチーズ」がランクイン👍
3番目に、「粒あん」という結果になりました。
また、率直な意見も記入してくださいました。
アンケート収集についての反省点としては、回答してもらうという周知が不足していたということです。それぞれ他のことに気を取られたのか、次回の課題点となりました。
試食会振り返り
今回の試食会で感じたことなどは、KPT法で振り返ることになりました。
以下にメンバーそれぞれの意見をまとめました。
以上のことを踏まえて、次回開催が予定された試食会に向けて、動きだしました。
そして、のちに11月10日に試食会が開催されることを受け、
試食会前日まで準備を進めてまいりました。
11/10試食会に向けて~全体の動き~
① 新たな調理器具、備品など
まず、新しい調理器具や備品などを取り入れることになりました。
主に、焼く効率をあげるためにも別途プレートの購入を考えました。
また、商品を陳列して少しでも温かい状態で提供できるよう、ホットショーケースとポートカケガワらしさを商品として感じてもらえるように、焼印を入れるための器具を手配しました。こちらは私が見積もりから発注まで担当させていただきました。
焼印には、2つのデザインを使用することにしました。
一つは、ポートカケガワのロゴともう一つは、ポートを象徴しているともいえるクジラのデザインです。こちらのクジラはharukano_designさんがデザインしてくださいました。
② 告知
こちらはかなり力をいれて発信していきました。
こちらもharukano_designさんがデザインしてくださったチラシなどを基に、掛川市公式ラインをはじめ静岡新聞社・静岡放送が運営しているアットエスと呼ばれる情報サイトでも発信しました。
印刷したチラシは、市内各所に500部配架しました。
③ 前日準備
そしてそして試食会目前に控えた前日、ポートに入り、メンバーと事前に購入していた調理器具や備品など開梱して動作チェックなど行いました。
午後からは、食材や不足品などを確認し、買い出しをしました。
11/10試食会当日
やってきました当日まずは、設営をはじめ、仕込み開始です。
販売カウンターをポートの入口に設置して、ホットショーケースも配置。
生地づくりでは、直径約38センチの大きいボウルで、前回とくらべものにならないくらいの作業時間短縮。しかも前回の2倍の量を作ってです。
前回から使っている大判焼き機に加え、新たに小型プレートを使用して焼きました。
このプレートは、大判焼き機と比べ、焼きムラも少なく安定した代物でした。
また、テフロンコーティングされているので、ひっくり返すのもパッとできてすがすがしいです。
ただ、個人的な失敗談になるのですが、今回生地を流す量が多すぎてしまいました。
生地が流れて広がってしまってしまいます。こうなってくると、羽付き大判焼きになってきますので、取っちゃうか、最終的にはもったいないので側面を軽く焼いて、整えていました。
改善したい点で挙げていた、ブルーベリークリームチーズの味についてですが、メンバーご協力のもと、おいしさupのブルーベリークリームチーズが完成しました。
そして今回初挑戦となる焼印作業。どこまで熱したらきれいに焼けるようになるのか、試行錯誤しながら押していました。
なんだかんだで12時周ってました。
焼いてると時間がたつのがあっという間でした。
焼きあがった分はひとまずホットショーケースに陳列しました。
11/10試食会開幕
まだ12時半すぎたくらいですが、お客さんが来始めて、13時を前に販売スタートしましたが、30分も経たずに陳列分は完売しました。
お客さんのなかには、お金を払ってくれそうになる方や、かつての観音饅頭を嗜んでいたかたなど、なんだかとてもうれしい気持ちになりました。
さらに14時頃には生地も使い果たし、在庫0状態に。
しかしお客さんは無料ともあってか、30分待ち、長い人は1時間ちかく待っていたのでは。
実はこのころまでメンバーは休憩なしでずっと接客や作り続けていました。交代でちょっと遅めのお昼ごはんをいただきました。
とうわけで、肝心な生地が足りてませんので、身近なホットケーキミックス粉で生地を作ることになりました。
お手伝いもいただき、現地メンバー総動員で、待っているお客さんに早く渡せるよう、フル稼働しました。
いろいろありましたが、みなさんのおかげで予定終了時刻の16時を前に完売いたしました。
11/10試食会無事終了
今回粒あん、栗あん、ブルーベリークリームチーズの3種類で提供できたシン・観音饅頭は90個でした。
試食会終了後、アンケート集計も行ないました。
お客さんの年代を集計したものですが、20代以下の若年層が少ないのは残念ですが、全体的に幅広く来てくれたのは良かったです。
なかでも年配の方が多く来てくださり、かつての観音饅頭の思い出などを話してくれたりしました。
中のあんに関しては、粒あんと栗あんの接戦でした。ブルーベリークリームチーズの数量が少なった要因もありますが、
あんこを使ったものは不動の人気のようです。
また、年配の方から「販売してほしい」などのお言葉が多く寄せられました。
試食会まとめ
今回3つの課題をクリアすることができました。
そして、チャレンジしたことは、
以上をまとめとして、11月10日試食会大成功で幕を閉じました。
レシピ報告プレゼン会
試食会が無事終わった後は、今回の研究活動の締めとなる「レシピ報告」も兼ねたプレゼン会を行いました。
今回のプレゼン会は、一般の方も参加できるようになっており、トータル25名の方にご視聴いただきました!
また、販売当時の状況をすべて把握できていなかったのですが、
その中で、観音饅頭を求めて並んで待ってくれていたのですが、「並んだ甲斐があった」というお言葉もあったようで、この言葉には鳥肌が立つ思いでした🫶
というわけで、以上報告内容でした。
研究活動振り返り
この半年間で「他のものづくりに通ずるものがあるか、新しい発見があるか」についてどうだったかを見ていきたいと思います。
結論、他のものづくりに通づるものはありますし、新しい発見もありました。
ものづくりをしているからこそ、他のものづくりに活かせれることは少なからずあります。ちょっとしたことだと商品企画(設計)。本活動では本格的なものは作成しませんでしたが・・・。
また、リサーチやアンケート作成などもその一つです。
「新しい発見」については、掛川のことをより深く知れたことです。クジラ山と呼ばれるクジラの形をした山があったといわれています。
ポートカケガワのサイトに描かれているクジラや、今回使用した焼印はそこからきています。
また、掛川で作られている食品等たくさん知ることができました。
開発というなかで見ると、いろんなジャンルのフリーランスがまとまることで、それぞれが力を発揮できるということが分かりました。
ー 今回2回にわたって試食会という大きなイベントを行なってきて感じたことは・・・ ー
商品開発に関わったことのない私たちが、一からお土産づくりをすることは不可能ではないということが分かりました。
実際に試食会を経て、お客さんの期待の声をいただけたことは、大きい収穫でした。『ヒトが喜ぶ』という段階とまではいきませんが、そこに一歩近づいた研究活動となったのでは思っています。また、経験のない商品開発(お土産づくり)でも、他のフリーランスと一緒に協働すれば作れるのだと実感しました。実は、「商品開発」って既にやったことがあるんだなと考えさせられました。"フリーランスになる際の自分(商品)を開発すること"。これも一緒だと思います。
まだまだ開発、そして販売までは長い道のりですが、今期の活動はここで幕締めとなります。
今後進展はあるのかわかりませんが、一旦これまで関わってくださったみなさま、そして、お読みいただきありがとうございました✨
次あれば、楽しみにしています✨
/*✨--LINKS--✨*/
https://note.com/picapica_fpica