
価値とはすべて「希少価値」である
こんにちは。HIP HOPトラックメイカーのPIANO FLAVAです。
今回は
・価値とはすべて希少価値のことである
・希少性を保ちつつ、露出を増やしていくのがマーケティングの基本
という2つのことについて話したいと思います。
テラスハウス(126200000分の6)
最近テラスハウスを見るのにハマってるのですが、番組を見ていて気づいたのが希少価値についてでした。
テラスハウスの住人って、めっちゃレアじゃないですか!例えば作家志望の女の子って、それだけでは価値がほとんどないのに、テラスハウスの住人という6人の中に入れば、めっちゃ価値がある人になりますよね。
日本の人口は一億二千六百二十万人なので、その希少性は126200000分の6です。
で、ここからが本題なのですが、テラスハウスがすごいのは、その希少性は保たれつつ「たくさんの人に見てもらう」仕組みがあることなんですよね。
テラスハウスの住民に誰でもなれるわけでは無いですし、毎日テラスハウスの様子が映し出されるわけではない(最新シーズンの「テラスハウス TOKYO 2019-2020」は1~2週間ごとの配信)。それなのにテレビやNetflixでたくさんの人が観ている。すばらしい仕組みだと思います。
いきなり!ステーキ(500店舗の壁)
テラスハウスは上手くいっていますが、この「希少性を保ちつつ、露出を増やしていく」というのが本当に難しくて…
飲食店で例えると、「いきなり!ステーキ」は最近勢いが無くなっちゃってるのですが、これは「ステーキを安く(立ち食い形式で)食べられる」という希少性が、大量出店戦略のせいで薄れてしまったから、という分析があります。
つまり、露出を増やしすぎてブランドの希少価値が低くなってしまった、というわけですね。
音楽家として
昔は楽曲制作そのものを行う人(作詞家、作曲家、アレンジャー、エンジニアなど)って人数が少なかったのでそれだけで価値がありました。
ところがDTM(PCやDAWでの音楽制作)が普及しブームにもなり、「作曲家」を誰でも自称できるようになりました(作曲家という肩書きに価値が無くなった)。
ちなみに私もDTMの恩恵を受けていますが、トラックメイカー(ダンスミュージックの作曲家)という、作曲家よりはレアな肩書きも時代の流れとともに徐々に価値が減ってきているように思います(希少性の減少)。
つまり「どんな」トラックメイカーか、というのがこれからは重要になってくるわけですね。
まとめ
・価値とはすべて希少価値のことである
・希少性を保ちつつ、露出を増やしていくのがマーケティングの基本
極端な話、たくさん存在するのに価値が高い、というのはありえません。人間関係も、衣食住も、私たちが何気なく吸っている空気でさえ、とても貴重です。
そして、大事なものこそ目に見えないことが多いのも面白いですよね。
トラックメイカーという職業について
以前書いて反響のあった記事です
曲はここから聞けます😃
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