132.神の使い?興味深いテントウムシの習性
テントウムシって、おもしろい習性があるんですよね。
「テントウムシが飛び立つときは、今いる場所の一番高いところ(頂点)まで登り切ってから、飛び立つ」
という習性があるということを
昔、図書館の本だったか小学生向けの雑誌だったか、なにかで見ました。
こういうことを知ると、試したくなりますよね。
ましてや当時、自然いっぱいの中で遊ぶ小学生だった自分は、テントウムシを見つける度に、いろいろ試していました。
木の枝に乗せて、傾けてみると、、、
おおー!たしかに高くなる側にちょこちょこと上ってくる!
自分の手の甲に乗せて、人差し指を空に突き立てるようにすると、、、
おおー!たしかに人差し指の先まで上ってくる!
上っている途中で、上を向いていた方を下に向けると、
いつの間にか下に向かっていると気付いたテントウムシは、Uターンしてまた高くなる方へと上りだすのです。
今いる位置で飛び立つよりも、
できる限りその場所で高いところから飛び立つほうが、壁にぶつからずに遠くまで飛んでいきやすいということを、本能的に理解しているのでしょうか。
ちなみに、テントウムシの名前の由来を調べてみました。
羽に黒い点が7つあって、「ナナホシテントウ」とかって呼ばれるくらいだから、星イメージで、「点灯」→「テントウ」かと思っていましたが、、
まさかの
「天道虫」とは、、!
めちゃめちゃかっこいいネーミング。
最初にお話していた、テントウムシの「てっぺんまで上ってから飛び立つ」という習性を見て、
昔の日本人は「太陽に向かって飛んでいく」→「太陽神の使いの虫」と連想したのでしょう。
こういう日本人の粋でおしゃれな思想や言葉遊び、めっちゃ好きです。
またひとつ、人生を彩る知識を得られた!
自分に子どもができ、自然で遊ぶなかでテントウムシを見つけたら
このテントウムシの習性と、名前の由来を教えてあげようと思います。
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