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休みます、と胸を張って言えるように

休むことは、いけないことだと思っていた。

残業している方が仕事をしていると思われるし、休まない方が仕事が大変だと周りにアピールできる。そういう考えを持った先輩と1年間仕事をしていたとき、休みなんてことは絶対に言い出せなかった。
だから、咽頭炎で高熱を出していた時も早退したいなんて言えなかったし、ふらふらの状態で残業もしていた。具合が悪いことに気づいていたはずだけれど、先輩は満足そうな顔をしていたのを覚えている。夏休みを取りたいと言い出すこともできなかった。上司に夏休みのことを聞かれて、やっと取ることができた。奇跡的に。ちなみに先輩は1日だけ休んでいた。渋々。

私は残業するのが偉いとか休まない方が頑張っているとか、そういう基準で捉えたことがなかったけれど、そういう考え方を持つ人がいることはなんとなくは知っていた。それでもやっぱり目の当たりにすると結構辛いものだし、その人と一緒に仕事をするとなると大変だった。途中からは、もう合わせてられないと匙を投げて、先輩がトイレに行っている時や打ち合わせをしているすきに帰ったりした。仕事がないわけではないけれど、別に残ってまでやる必要がないものだったから。


たった1年間だったけれど、休んではいけないんだという呪縛が私の体に染みついてしまったらしい。夏休みは5日間取っていいことになっていて、残数は1日あったから9月中に取ることは出来るのになかなか言い出せなかった。
仕事はまだ担当をがっつり持っているわけではないから、そんなに無くて周りに迷惑をかけることは何一つない。会社が変わって、本当に良い人たちばかりなのに。

言い出せたのは今日の朝だった。「明日、休もうと思っているんですけど…」おずおずと言い出すと、「うんうん、良いじゃない!どこいくのー?」と返ってきた。睨まれない。なんで?と聞き返されない。ため息をつかれない。これが普通なはずなのに、私は今までどこにいたんだろう。ちょっとうるっとしてしまった。

というわけで、明日お休みすることになった。幸せだなあ。

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20代折り返し中。スキマ時間にサクッとどうぞ。毎日更新しています。 好きなものは、うさぎの鼻のひくひく。アイコンは羊だけど。
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