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自分にできる事を本から学んでみよう

マルチメディアDAISYというパソコンのソフトをご存じですか?
目の見えない方にテキスト文章を音声に変換して自動で読ませるソフトです。
最近、こちらのソフトを利用して文章や本を音声に変換するボランティアに参加させていただく機会を得たのですが、ここで難問が。
挿絵や写真の存在なのです。自分自身は目が見えて その挿絵や写真などの図式を理解できるのですが、目のみえない方々は どのように説明をすれば より楽しく理解できるようになるのでしょうか? この疑問を少しでも解決につなげるために読んだ本が
伊藤亜紗さんの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』です。
本の中でも『月』『富士山』『太陽の塔』を例に見えない方への説明が記されておりましたが、その感性は 私自身より 柔軟さがあると感じます。
では、実際に どのようにすれば、目が見えない方々に柔軟な理解力をより発揮できる説明文が書けるのか、その答えは、第4章の『見えない人の美術鑑賞』の章で見つかりました。
美術館で、目の見えない方たち向けに美術品や絵画の説明をなさっている言葉の数々。まさに、この説明のような描写が私には足りなかったのです。
作者のおっしゃる通り『多少がんばって、自分なりの解釈を言語化してみる』『ラジオで人に説明するように説明してみる』事が重要だったのです。
もちろん、私のようなボランティア初心者が目の見えない方の「ナビゲーター」になり得るためには、時間と経験が必要なのも理解できた気がしますが、こちらの本で得た情報で、マルチメディアDAISYボランティアの必要性もより深く感じることがでましたし、私の苦手意識から本中に図や写真が入ってくることが 今までは怖いと思ってしまうことがあったのですが、より積極的に説明文を入力できる自信にもつながるような気がします。
今、手持ちの『目の見えない人は世界をどう見ているのか』の本には 多くの付箋が付けられています。ボランティアに入る前には必ず付箋箇所を読み返してみたいと考えています。
そして、いつの日か 目の見えない方々に『この本の写真の説明は想像しやすい言葉になっている』と感じていただけることが今の目標です。

#読書の秋2020 #目の見えない人は世界をどう見ているのか

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