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臨床で確実に押さえておきたいMMTの原理原則

皆さんこんにちは!
運動療法担当のてっちゃんこと白石哲也です。

この連載では【訪問現場で使える運動療法】について、ボクの経験を踏まえつつお伝えしていきたいと思います。


第1回:運動療法の原則について


第2回:ROMの原理原則について

第3回:ROM実践のコツについて

第4回となる今回はMMTの原理原則についてお話していきたいと思います。

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MMTはROMと同様、国家試験にも必ず出てくるので皆さんご存知ですよね?

何の略かというと、MMT(エムエムティー)はManual Muscle Testの略で日本語では徒手筋力検査と呼びます。

理学療法士にとっては学生時代に時間をかけて学ぶ重要な検査法ですが、鍼灸の養成校では学ぶ時間は殆どないため、実際の臨床現場で使用していない人も多いのではないでしょうか?

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1.MMTとは

【MMTとは】
Manual Muscle Testの略で徒手筋力テストを指します。運動機能障害の評価に必須の検査法です。

訪問現場の患者さんで筋力低下の問題を抱えていない人はいないんじゃないかというくらい必ず起こる課題であり、訪問現場の鍼灸師にとって必須スキルの一つであると言えます。
ポイントをしっかり押さえておきましょう!

2.MMTの注意点

MMTの注意点には以下の3つのポイントが挙げられます。

⑴記載方法は筋肉ではなく関節の動き
⑵段階には0-5の6段階
⑶神経支配の関連も考える

⑴個々の筋肉ではなく関節の動き

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