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【無料記事】HAMTライブラリの中で読んで欲しい記事〜学校で教わらない事〜厳選3選

ども、HAMTライブラリ編集部のてっちゃんです!

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2019年からスタートしたHAMTライブラリも気づけば180記事以上のコンテンツとなりました。

スタート当時は「購読前の記事を読むことが出来ない」という制約を設けていましたが、今は過去記事も全て読める超オトクなプラットフォームとなっています。

一方、コンテンツの数が増えたことによって
「検索するのが大変」
「何から読んで良いのか分からない」
というご意見も多数寄せられるようになりました。

そこで今回、過去記事全てを読んできたボクが厳選する、HAMTライブラリオススメ記事を紹介していきたいと思います👊

※「検索するのが大変」というお悩みに対しては「HAMT記事まとめ」をご用意しているのでこちらをご活用くださいね。

とは言っても、全ての記事がオススメなので何かしら条件がないと選べないですよね。今回考えた条件はこちら⬇

HAMTの記事は国家試験に向けた対策というよりも、学校卒業後に訪問現場で必要な実践的な知識を中心にお伝えしています。

中でも「これは学校では教われないリアルな話だなー」と感じたものを3つ紹介したいと思います!

オススメ①初心者のための「腹診」・理論編 byゆーのすけライター

まず1つめはなんと言ってもこれですね。

ゆーのすけさんの記事は毎回圧巻の一言。
購読者の方もビックリしている方も多いのではないでしょうか。

経絡治療は学校教育の中でも学んでいる領域なので、学校によってはさらに深く学んでいるのかもしれませんが、ゆーのすけさんの膨大な情報をまとめあげるスキルは中々真似できないと思います。

中でも特筆すべきは、「様々な流派がある中でどれか一つに傾倒する訳ではなく、俯瞰した立ち位置からそれぞれの特徴を冷静に捉えている」という点にあります。

腹診には、大きく難経系と傷寒論系、折衷派系と分けられるのですが、それぞれの特徴や体系化されるまでの歴史を紐解いて解説してくれています。

本記事の後半では難経系腹診に絞ってさらに深ぼって解説してくれているのですが、難経の中から腹診に関連する条文をピックアップして紹介してくれています。

ピックアップしたのは、「八難・十六難・五十五難・五十六難」の4つ。

これを分かりやすい表現でまとめてくれています。
正直、古典が苦手な人からすると重要な部分を絞って解説してくれるのはめちゃくちゃありがたい。。

ゆーのすけさんの場合、机上の空論では終わりません。キッチリ具体的な臨床場面でのポイントまで落とし込んでいます。さすが臨床家ですね。

個人的には「証の判定に至るまでの腹診プライオリティ」を教えてもらえるのは、「ここまで”臨床の核”となるようなところまで教えてもらっちゃっていいの?」と不安になるほど。

虚弱高齢者に対する施術が中心となる在宅現場において、刺激量の少ない経絡治療は相性の良い治療法だと思います。学校の授業だけでは物足りないと感じている勉強家な鍼灸師にとって、ゆーのすけさんの記事は最高の学びになると思います。

経絡系鍼灸師はフォロー必須です⬇


11/9「鍼灸師のための緩和ケアはじめの一歩」セミナー

オススメ②季節の養生 byのぶライター

続いて紹介したい記事はのぶさんの記事。

鍼灸師としては自分自身の健康管理をする上で欠かすことの出来ない養生です。
ここが”予防”ではなく”養生”であることが”鍼灸師らしさ”であり、常に意識したい価値観ですよね。

正直、のぶさんの養生シリーズを読むまで「予防と養生は同じ意味」だと捉えていたのですが、のぶさんによると両者には以下のような違いがあるようです。

【予防と養生の基準】
予防の基準:疾病に罹患したorしていない
養生の基準:心身の不調和によるズレ

のぶさん記事「養生ってなに?」より一部引用

分かりやすいですよね。ボクはこの説明を見て初めて理解できました。
養生を正しく理解することで鍼灸師ならではの魅力を伝えていけるのではないかと思います。

また、特に本記事で注目して頂きたいポイントは、「素問」を軸に話が展開されているという点です。

例えば以下の文章をご覧ください。

「肺は相傳の官、治節これより出づ」

なんとなく言わんとしていることは分かるけど、苦手な人にとってはどう解釈したら良いのか悩む人も多いのではないでしょうか。
のぶさんの場合、ただ直訳するだけでなく「何を伝えたいのか」までを噛み砕いて説明してくれています。

「素問」を現在進行系で勉強中の方、これから勉強したいけど手が出せていない方にとってはこちらの記事なども併せて読み進めていくことをオススメします。

また、これはゆーのすけさんの記事でも言えることなんですが、具体的な行動指針にまで落とし込んでくれているので、季節に合わせた養生法を即実践出来てしまうというのはめちゃくちゃありがたい。

なにより、自分自身だけでなく患者さんにも養生指導できるようになるので、臨床現場において身体機能面だけではない”もう一歩先の関わり方”が出来るようになるのではないでしょうか。

冬に突入した今現在であれば、以下のような養生法を紹介してくれています。

「腎が主る津液は、陰の状態にあり冷えやすい状態にあるので、塩辛いものを少々食べることによって津液過多を防ぐことができる」

こういった養生法は鍼灸師ならではですよね。
ボクもこの記事をそのまま指導に活用させてもらいました。

養生シリーズは心身のズレのみならず”生き方”を学ぶことのできる内容となっているので、在宅に携わる鍼灸師は必見コンテンツとなっています。

のぶさんのtwitterをフォローすることで、日々の養生法を知ることが出来るのでぜひフォローしよう!

オススメ③多職種連携の心構え byすぎやんライター

最後はこちらの記事。これは学校では学べない超リアルなお話です。

すぎやんは在宅鍼灸師として、地域医療の中で多職種連携をめちゃくちゃ実践されている方なので言葉の重みが全然違います。

「心構え」を学ぶことがなぜ重要なのかというと、「鍼灸整骨院や治療院とは異なるマインドが必要」なんです。

こういったマインドは一朝一夕で身につくようなものではありません。ですが、身につける上で欠かせない知識はある程度あって、これから在宅鍼灸師にはぜひ読んでもらいたい内容になっています。

特にポイントになるのが、「他の職種がどのくらいの頻度・時間で介入しているのかを把握すること」と述べられています。

例えば、皆さんは医師や訪問入浴サービスが訪問している「頻度・時間」はご存知ですか?

この「頻度や時間」を把握することによって、「我々鍼灸師はどのような役割を求められているのか」も自ずと見えてきます。

ボクはすぎやんの記事を通して「あ、無意識に人任せにしてたけど、意外と自分の役割ってめちゃくちゃ重要なんじゃないか」って思えるようになりました。

ここを理解することによって積極的に他職種に対して連絡するようになったし、在宅鍼灸師としても、より自信を持って臨床に臨めるようになりました。

すぎやんの記事は、長年の臨床現場での経験を通じて書かれているものばかりなので、読んでいて現場のリアルな情景が浮かんでくるものばかりです。

あなたも読めばきっとリアルドキュメンタリーを読んでいる感覚になれるはずです。

鍼灸師として地域医療の一員として活躍したい人であれば確実にフォローしておきましょう!

終わりに

今回からスタートした記事紹介シリーズですが、正直3つでは足りないくらいまだまだ紹介したい記事が山程あります。

ぜひ今回紹介した3つの記事を読んだ感想をtwitterなどでコメントもらえたら嬉しいです☆

その際、#HAMT とつけてもらえれば必ずチェックします👊

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