見出し画像

【2月新刊】PHP文芸文庫&単行本5作品、一挙紹介!

みなさん、こんにちは!

こちらの投稿では、2023年2月発売の文芸作品を一挙ご紹介します。

気になる本が見つかると嬉しいです。

2月13日ごろ発売!文芸文庫3作品

バナナケーキの幸福|山口 恵以子著


いつも穏やかでお菓子づくりが上手な母・茜と、法律事務所に勤めるしっかり者の娘・七。

ある日、茜は医師である夫から突然、離婚を言い渡されてしまう。

夫の身勝手さに傷つき、離婚成立後もショックを引きずる茜。七と商店街のメンバーは茜を励まし、手づくりのパウンドケーキの販売をすすめる。

「人生へのリベンジ」をかけて、母娘二人のケーキ販売が始まった!

奮闘する母娘の絆をケーキとともに温かく描く感動作。


スーパーの神様|江上 剛著


慎重な男は、時代を変えた。

戦後の日本を「一商人」として生き抜いた男、藤田俊雄。

商人でもあった母の教えを胸に、復員後、東京・北千住で義兄とともに洋品店を営むことに。儲けを最低限に抑え、客を第一に考えたその店は、食料品等も扱うなど業容を広げ、「スーパーマーケット」という新たな形態へと変貌を遂げていく。

イトーヨーカ堂創業者・伊藤雅俊氏らをモデルに、流通の頂点に立つ男たちの姿を描いた傑作ビジネス大河小説。

『二人のカリスマ(上)』を改題。

<目次>
第1章 焼け跡
第2章 商人になる
第3章 商人修行
第4章 スーパーマーケット
第5章 アメリカ
第6章 チェーンストア化
第7章 驚異の躍進
第8章 コンビニエンスストア


コンビニの神様|江上 剛著


挑み続けた男は、常識を変えた。

スーパーマーケット事業を展開するフジタヨーシュウ堂に入社した大木将史は、視察先のアメリカで、コンビニエンスストアとの衝撃的な出合いを果たす。誰もがコンビニ事業への参入を反対するなか、将史は社長の藤田を説得しようとするが――。

イトーヨーカ堂、セブン&アイを牽引した伊藤雅俊氏、鈴木敏文氏をモデルに、流通業界の変遷と経営者の責務を描いた、ビジネスパーソン必読の長編小説。

『二人のカリスマ(下)』を改題。

<目次>
第9章 コンビニ契約成立
第10章 コンビニスタート
第11章 スーパーマーケット大改革
第12章 荒天に準備せよ
第13章 バブル
第14章 社長退陣
第15章 独裁
第16章 決断
最終章 カリスマの終焉
あとがき 『二人のカリスマ』について

2月15日ごろ発売! 単行本2作品

ガウディの遺言|下村 敦史著


サグラダ・ファミリアの尖塔に、死体が吊り下げられた――

前代未聞の殺人事件に秘められた壮大な真相とは。

乱歩賞作家が満を持して送り出す、傑作長編ミステリ!

1991年、バルセロナ。現地で暮らす佐々木志穂は、夜中に出かけたきり帰ってこない聖堂石工の父を捜索している最中に、父の友人であるアンヘルの遺体がサグラダ・ファミリアの尖塔に吊り下げられているのを発見してしまう。

父の失踪もこの殺人事件に絡んでいると考えた志穂は、手がかりを求めてサグラダ・ファミリア建設に関わる人びとを調べはじめるが、その過程でガウディが遺した「ある物」を巡る陰謀に巻き込まれていき……。


朝星夜星|朝井まかて著


幕末から維新、明治と、激動の時代の外交を料理で支えた男がいた――
長崎生まれの料理人・草野丈吉で、店の名は「自由亭」。

本書は、日本初の洋食屋を長崎で開き、大阪に進出してレストラン&ホテルを開業、近代大阪の発展に貢献した丈吉を、妻ゆきの視点から描いた歴史小説。

貧しい農家に生まれた丈吉は、18歳で出島の仲買人に雇われ、ボーイ、洗濯係、コック見習いになる。

そして21歳のときにオランダ総領事の専属料理人になり、3年後に結婚。夫婦で日本初の西洋料理店をオープンさせた。店には、陸奥宗光、五代友厚、後藤象二郎、岩崎弥太郎といった綺羅星のごとき男たちがやってくる。

明治の世になり、大阪へ移った丈吉は、重要な式典で饗応料理を提供するまでになるのだが……。

夫婦で困難を乗り超え、夢をつかみ取る姿を活きいきと描いた傑作長編。


以上、2月発売の新刊5作品のご紹介でした!
本の感想など、ぜひSNSにも投稿いただけると嬉しいです。